伊東乾先生@itokensteinの「国家機関が無限の暴走をしないようストッパーとして設けるのが憲法、そういう国家が立憲国家」
譜読みの能率が落ちてきたので、さっきから改めて法の条文を眺めてみたのだが、内閣法というより憲法第五章「内閣」65-75条を読み直すだけでも、内閣すなわち行政権という国権の一旦を担う機関が己を縛るストッパーたる憲法を云々すること自体が限りなく違憲的であることがよくわかる。
2013-07-11 03:44:12「××党改正憲法草案」の類は相当トンでもないものがある可能性があるけれど、それでも政党の案ということで国民の一部の提案であることは間違いない。これに対して内閣が通常の国会運営のごとく対応可とか不可とか言う事がそもそも憲法の場合許されないという指摘がどうしてなされないのか大変不思議
2013-07-11 03:53:49一私人が、国民の過半が賛成しても議員の3分の2の賛成が得られなければ改正できない憲法云々というのは許されても、いやしくも内閣を筆頭に国権ないし行政の一旦に責任を持つ立場にある者なら、そもそもそれを云々する自体が憲法というレギュレーションを逸脱するリスク指摘がなされるべきであろう。
2013-07-11 03:58:18つまり憲法は国権のうちで行政権を内閣に認めるとし、かくかくしかじかを行え、それ以外は行うな、基本は憲法に従えといっている。その定義域の中で内閣ないし行政府はアクションを認められている。このどこをひっくり返しても内閣が憲法を改正するという話は出て来ようがない。ルールなのだから当然だ
2013-07-11 04:01:58憲法が手続き的に通常法規とちょっと違う程度の法律の一つといった誤った印象が流布するなら良くない事だ。国家を秩序付ける基本法典は主権者国民による公正な選挙によって選ばれた両院議員の多数決で、現行憲法に示されたルールを厳密に守って検討するのが絶対条件で部分先行改正は単に逸脱に過ぎない
2013-07-11 04:05:12@itokenstein 真っ当な改正案だと思うならば正々堂々と改正してほしいものです。現行憲法のもとでは改正できないようなものにしようとしていることが明らかなので改正草案を読む気にもなれません。
2013-07-11 05:57:11.@nari_kenkou38 目くらましとして出しているものとも思いますが、実際に自民党案など文言を見ると、日本の会議でありがちな「ナニナニ先生の顔もたててここは・・・」「こっちは・・・」といった調整型で左官屋のコテがたくさん当たった種のもので統一的な方針や整合性が欠けています
2013-07-11 09:38:34@mofjd 別のことを考えているのだと思います。軽視していることは確実で、それ自体本当は憂慮し指摘されるべきことだと思うのですが・・・
2013-07-11 09:39:20今の日本国憲法がとてもよいと思うひとつに、トップダウンで決められ、談合でごちゃごちゃ合成されたものでなく、原理に従ってシンプルかつクリーンに骨格が出来ているという点があると思う。憲法のようなものは縛られる当事者が利権含みで書き換え捏造し始めるとキリがない。それがサッパリない利点。
2013-07-11 09:40:57国会は立法府ではあるけれど、実際には国民の代表が議事を進める場で、可決され成立する個々の法案の整合性などは法制局などプロのスタッフがチェックしながら進めて行かないと、論理的に破綻したことが容易に起きてしまう。憲法など最たるもので、各条の間の矛盾など本来は厳密に避けねばならないが、
2013-07-11 09:43:11@itokenstein 慶応の小林先生が、自民の勉強会で伊東先生が指摘したような理論的問題を投げかけたところ、あなたとは憲法観が違うということですの一言で済まされ、その後よばれなくなったと嘆き、飽きれ、怒っていました。かなり以前には頻繁によばれていたそうなのですが。
2013-07-11 14:53:01@itokenstein ご指摘の通り、間違いだと思います。安倍首相は記者会見で憲法観を問われ、専制政治の時代の憲法は権力を縛るものなのだろうが、民主主義の時代の憲法はそれに加えて国のかたちを書くものであって良いと思う、と述べています。(続
2013-07-12 02:10:04.@mofjd 単に三流の劣等生答案ですね。そもそも専制政治の時代に憲法はありません。民主主義の時代に生まれ、民を主として官を従とするのが(名目立憲制のように空文化したものは除いて)まともな憲法というもの。国のかたち?国土地理院にでも行って訪ねてらっしゃい。基礎学識欠如しすぎ。
2013-07-12 02:13:44@itokenstein 自民の草案は国のかたちとして、家族仲良く等の価値を入れているのでしょう。首相が特異な憲法観を明言したのに大きく報道されないという事態にあきれてしまいます。
2013-07-12 02:13:48.@mofjd あきれても言及せずに放置すれば既成事実化するのが日本の病です。民主主義と言うのは「国のかたち」も「民のかたち」も、国のようなものが上から押し付けるようなことが決してなく、民が主であるからそう呼ばれるという中学生向けの基礎から勉強しなおすのが正解で早道でしょう。
2013-07-12 02:16:47何とは具体的に特定しないが、およそ科学の目で見て事実とかけ離れた内容で政見放送する候補者だとか、およそ現実とかけ離れた内容で候補者をやたらヨイショしたり、めちゃくちゃけなしたりするものを見る。自ら調べ自ら学ぶ姿勢はこんなところにも必須不可欠。
2013-07-12 02:25:57今日のJBP連載を特定候補応援みたいに浅く誤読すると民主主義的な選挙というものの原則が見えなくなってしまう。論旨の骨格を正しく読める読解力を期待します。選挙は実施可能な公約を掲げ民心を問う事 http://t.co/DZdCrjGXmr ネット選挙解禁:衆愚制から双方向民主主義へ
2013-07-12 08:40:07