著名人『風立ちぬ』感想 その３

内田樹 @levinassien

宿題だった『風立ちぬ』の感想を書いたので、ほっとしました。宮崎駿が描きたかったのは「失われた時間」だったというのは、考えてみれば、全作品に共通することかも知れません。

仲野徹 『笑う門には病なし！』 @handainakano

@levinassien: なるほどねぇ。わたしゃぁ、映像に集中させるため、わざとつまらないストーリーにしたんかと思っとりました。　RT 宮崎駿が描きたかったのは「失われた時間」だったというのは、考えてみれば、全作品に共通することかも知れません。

内田樹 @levinassien

@handainakano 「わざとつまらないストーリー」にしたということはないと思いますけど、宮崎駿が映像に集中させることを最優先していたのは間違いないですね。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

「風立ちぬ」を見て来ました。所作のキレイな人間は美しいな、と思いました。主人公をほとんど完全無欠な人間像として描いているあたり、監督は堀越二郎を本当に尊敬しているんだろうなと感じます。庵野さんの声は別に気になりませんでした。「こういうしゃべり方の人なんだな」という感じ。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

庵野さんの声、「棒読み」と評されることが多いように感じますが、そうは思わなかったです。ただ、今までのアニメの声と表現の仕方が違うだけであって、その違和感が無いかといえばそりゃあるんですけど、今のアニメの声優の演技が是かというと、それも違うと思うんですよね。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

少なくとも「アニメキャラの声は専門家である声優がすべき」の声には賛成できないです。僕の好きなアニメ「じゃりン子チエ」の声は大阪の芸人さんが多いし、みんなハマっていてとても良かった。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

個人的には「進撃の巨人」を見ているときに流れる「厨二病でもなんとか」のCMでしゃべる女の子キャラの声がものっっっすごく苦手です。チャンネル変えたくなる。声優としては抑揚もあってうまいんだろうけど、あれを是と思えないんだよなー。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

そして、ああいう「大げさな演技」を良しとするアニメ業界のなかで「物静かな技術者」の声を今までと違う文脈の演技で見せた庵野さんの声への凄まじい違和感から「棒読みだ」の声が上がってるんだろうな。評論家の前田有一さんもそういう評価のようだけど、僕はそうじゃないと思うなー。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

本作は実在の人物、堀越二郎の人生と同世代を生きた作家堀辰雄の描く架空の小説の物語をごちゃまぜにして描かれてるんですが、正直なところ、それってアリなのか・・・？という疑問があり、まだ自分の中で答えが出てません。だったら名前を変えて架空の人物にしたらよかったのに、と思ってしまう。

ピエール手塚🍙 @oskdgkmgkkk

【投稿】 風立ちぬを観ました（ネタバレをしています）。 http://t.co/Jyr9w8pmOr #blomaga #ar295265

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

@oskdgkmgkkk おもしろいです。ラストシーン、僕の中でどう解釈したものかと思っていましたが、ピエールさんの感想を読んでなんだかしっくりきました。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

映画を見る楽しみは僕には2つあって、1つ目は映画自体を楽しむこと、2つ目は映画のレビューを見ること（感想を言い合うこと）なんですが、「風立ちぬ」のレビューではそれがうまく機能しなかったです。「俺はこの名作の良さがわかるけど一般人にはわからないかもね」か「つまらない」の意見多すぎ。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

「この映画は一般人にはわかりづらい。予備知識がいるし、ましてや子供向きではない」っていう感想本当に多く見るんですが、映画って「自分にとって面白いかどうか」が大事であって、他人がどう思うかは関係なくないですかね。研究者や評論家じゃあるまいし。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

喫煙シーンの多い映画なんですが、「この映画は若者の喫煙を推奨しているとしか思えない。許せない」みたいなレビューをみかけてなんじゃそらと思いました。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

いつも評論を楽しみに読んでる前田有一さんのレビューもなんだか的はずれな感じだし、ああ、この映画について誰かと語りたいと思っていた矢先にピエール手塚さんがいい感想を投稿していて、なるほどなあとしっくりきました。ネタバレ含んでいるので興味ある方は漫画共和国で検索してみてください。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

前田有一さんは主人公堀越二郎について「人間社会の膿とは無縁の、一切の汚れがない優等生」「パズー少年となんら変わるところがない」と評しており、これじゃファンタジーであってリアルな人間を描いてないと語ってますが、ここに違和感がありまして。いや、そうじゃないんじゃないか・・？と。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

ファンタジーとして完全無欠な人物を描いているのではなくて、感情を表に出さない、ひたすら行動で示していく人物像を描いていて、夢である「美しい飛行機を作る」ためには人道や倫理に反することも平気で行い、戦争すらも利用しているのではと思えるところから、ちゃんと暗部も描いているのだと思う。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

表面上は礼儀正しく、冷静で、失敗しても挫折せず、積極的な行動で恋愛も成就させ、このリア充が、などと揶揄されるほどの完全無欠っぷりなのですが、実際に取った行動はどうだったのか。ファンタジーとしての完璧人間なんか、今、あの監督が描くわけがない、と思います。

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

あれ・・・言いたかったのは「俺は真実を知っている。あのバカどもは何もわかっていない」的な意見って苦手だなー的なことだったのですが、たった今同じようなことを言ってしまった気がする。。選挙の感想、そんな意見が多くて辟易してるって話に繋げようと思ったんだけど、これじゃ無理だ。

マクラナ・ガレ @mcranagalle

@YoshitakaWorks 風立ちぬまだ見てないですが(^_^;)　「プロの役者の演技」ではなく、堀越氏の「職人・変人・ワーカホリック・創造者」という成分を持ってるリアルな「生き物そのもの」が欲しかったのかな、と。で知人の中で庵野さんがイメージに一番近かった

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

@mcranagalle 僕もそう思います～。僕は人の映画レビューを見るのが好きなんですが、今回あまりにも庵野声をDISる意見が多かったので「違和感あるのはわかるけど、棒読みではないのでは」と思ったのでなんだかグダグダと書いてしまいました。マクラナ・ガレさんもレビュー是非＾＾

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

これはまた秀逸な感想。→「『風立ちぬ』を見て驚いたこと」http://t.co/q0pQaymEbh

榎本よしたか＠12/6～8クリエポ出展A-10 @YoshitakaWorks

意外にも母が「風立ちぬ」を見たいというので劇場に連れてってきました。僕は二度目。なぜか二度目のほうがぐっときたなぁ。良い映画だと思います。感想書きたいけどどうしてもネタバレ部分に言及してしまいそうなので、ネタバレ有りでブログにでも書こうっと。