- K_misa_maguro
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精神科医フォン・ドマールスが統合失調症患者を観察して抽出した特徴的な論理は、「聖母マリアは処女だ」「私は処女だ」「ゆえに私は聖母マリアだ」といったもの。フォン・ドマールスはこれを「述語同一視」と呼んで、統合失調症のほか未開人や幼児にもみられる神話的な論理だと考えた。
2013-08-14 13:04:13面白いですが、たとえばミステリのトリックにはできても、小説の構造・叙述に使えるでしょうか? RT@hkazano //フォン・ドマールスが統合失調症患者を観察して抽出した特徴的な論理は、「聖母マリアは処女だ」「私は処女だ」「ゆえに私は聖母マリアだ」といったもの。//
2013-08-14 13:10:52@ShindyMonkey 小説全体をこうした論理で構築するのは難しいでしょうね。犯人がこうした論理に従っていたというだけでは、ただのサイコサスペンスになってしまいますし。
2013-08-14 13:13:57@komorikentarou 「狂人の論理」と呼ばれる類のものは、前提条件がそもそもおかしかったり、論理の筋道そのものが何か歪んでいたりするけれど、妙に論理的な部分もあって全体として「なぜか論理的に見える」だけのものだと思います。
2013-08-14 13:17:44@komorikentarou 泡坂妻夫やチェスタトンの論理はそうだと思います。が、精神を病むと、形式論理自体が障害を受けて狂ってしまうということもあります。それをミステリに生かせるのかどうかはよくわかりませんが。
2013-08-14 13:20:49「狂人の論理」がテーマになってるみたいですね。 ちょっと趣旨から外れますが、個人的にはM・ガードナー著「奇妙な論理」の「科学の名において」の章がお勧め。 一般人は「平ぺったい地球」を主張する人と闘ってみて、とうてい自分はかなわないと思い知らされる場合があるだろう。 ――同書から
2013-08-14 14:50:53@tumikikyousuke もう10年、いや20年年以上前かな? 国会図書館に通って「神代秘史資料集成」(今は「竹内文献資料集成」?)の天・地・人之巻を食い入るように読んだ 「狂人の論理」と呼ぶべきかどうかは分からないけど、「奇妙な論理」に取り憑かれた人々の大集合って感じ
2013-08-14 14:51:50@sukiyapotes @komorikentarou 横入り失礼します。京極夏彦氏や辻真先氏の某作品では、真犯人(と思われた人物)の「狂った論理による異常な動機付け」が、その奥に潜んでいた黒幕による「精神操作」だったと言うトリックも見受けられますね。
2013-08-14 15:22:22@tumikikyousuke ぼくは「奇妙な論理」の中で一番印象的だったのは、次々発見される進化の歴史と神による天地創造の矛盾を一挙に解決した男の論理ですね。あれは「狂人の論理」というより「狂信の論理」というべきでしょうか。
2013-08-14 17:04:07異世界本格は「異世界」たる要素を読者が認識する、「出題」の枠組みとして認識されることを目的としたもので、狂人の論理って「解答」の枠組みで提示されるものっていうイメージ。
2013-08-14 17:59:32異世界とは読者に対して作中世界が我々の世界とは異物であることを示し、狂人の論理とは作中世界においてその論理が異物である、見たいな。
2013-08-14 18:00:53@sukiyapotes 何せアメリカは、国民の6割以上の人が神による天地創造、あるいは人類の誕生は何らかの知性ある設計者によって生み出されたと信じているそうですから (調査によって数字は多少違いますが…)
2013-08-14 18:06:51言葉の選び方次第でもありますが、そういうのは「狂った理由付け」とかではあっても、厳密には論理とは異なるものだと思うわけです。 RT @syoubaininn 真犯人(と思われた人物)の「狂った論理による異常な動機付け」
2013-08-14 20:27:33あと僕も以前少しだけ調べたのですが、商業媒体での「異世界本格」の使用経緯がわかると、個人的定義ではなく、業界内定義がある程度わかるんじゃないかと思っていたりするのですが、それはそれでたいへんそうです。
2013-08-14 23:50:34昼間チラ見した感じだと。「狂人の論理」と云われるものは、正確には「狂人なりの論理」ではないかなと。論理自体が狂っているとは限らない。一方、狂った論理というのは、最近だとアニメ「ダンガンロンパ」第5話での「ジャージの色を知っているから、Aが犯人だ」。あれは論理の組立が狂ってる。
2013-08-14 23:51:55@tsuruba ふと思い出しましたが、大森望氏は「特殊ルール本格」という言葉を使っていたような……(西澤保彦作品の解説などで)。
2013-08-14 23:57:37@tsuruba はっきり「異世界」といえるような舞台設定の本格ミステリは、それほど多くはなかったと思うので、使われるようになったのは比較的最近のはずなんですが……。
2013-08-15 00:03:31