学位を持っていないとこのような目にあう　by 大屋雄裕先生

Takehiro OHYA @takehiroohya

「足の裏の飯粒」とも言われる博士号ですが、ではここで「学位を持っていないと大学ではこういう目に遭う」まとめ。若い人はこうならないように。

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①科研費の申請書を出したら「学士号は学位じゃないんでこの欄は消してもらえますかセンセエ～」と鼻で笑われて泣きながら帰る。なお本当は91年以降の学士号は学位だが、指摘する気力はなかった。

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②「法科大学院って、教えてる人間は通っちゃいけないんですか」と聞いて怒られる。だって2年で博士号(っぽく見えるもの)くれるっていうんだよ。

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③「理系の大学院生は、文系と違って暇じゃないんだ」と力説されたので「そうなんですか通ったことないのでわかんないです」と答えてドン引きされる。バイトするもなにも22の歳から兼業禁止だこっちは。

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④「社会人向けの博士課程なら4年間で学位とれますよ、どうですか先生も」と他研究科の人に言われたので「修士号もないんですが」と言ったら話題を変えられる。

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⑤「ProfessorだがDoctorでないというのはどういうことだ、お前の国ではDoctorの方がProfessorより偉いのか」とか外国に行くたびに不思議がられる。特にその国はProfessorが猛烈に偉いところだったので関係者がパニックに。

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⑥応募資格に「博士学位取得者」とある研究助成を見るたびに「相当の経歴は含まれますか?」と勇気をふるって問い合わせるか恨みを飲んで諦めるかの選択を迫られるように。本郷正門方面から無駄な恨みを買いたくなければこういう応募資格はやめたがいいわけで。

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故・西田典之先生も持ちネタにしておられました。 RT @gk1024 @takehiroohya 刑法の世界では、「博士号を有しない刑法学者が『法学博士 誰々』/『博士(法学) 誰々』と学位を冒用したら文書偽造にあたるか」という問題があってですね。