- ThisAscencion
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美術批評。著書『シミュレーショニズム』『日本・現代・美術』『戦争と万博』『後美術論』(吉田秀和賞)『アウトサイダー・アート入門』『震美術論』(芸術選奨文部科学大臣賞)『感性は感動しない』他 2015.3.11〜 Don't Follow the Wind 参加 https://t.co/khE3Pp4Nzw
震災を描く物語ではないし、そもそも「朝ドラ」なのは承知のうえで、その描写に関心を寄せている。前にあまちゃんは忘れられつつある震災前(いま戻りつつあるように見える「日常」は以前と同じではない)を思い出すための話なんじゃないかと呟いた。が、ならば、なおさら震災後の演出は決め手になる。
2013-09-04 16:40:55率直に言うと、あまちゃんの震災直後からの演出には違和感を感じる。別に原発事故を直接、描かないのが駄目とは思わない。でも、まったく触れないというのも同じくらい不自然ではないか。僕の見る限り、それを匂わせるのは「デモや風評被害といった聞き慣れぬ単語が飛び交った」という絵札1枚のみだ。
2013-09-04 16:42:42でも、登場人物の誰かがたった一言「福島のほうじゃいま原発で大変なことになってるらしい」と呟くだけで、全然違うと思うのだ。それだけでも、あまちゃんを見る人は今も事故で地元から避難している人たちに想いを馳せることができる。彼女たちの歌う「地元に帰ろう」も、もっと違う響きを持てるはず。
2013-09-04 16:45:43そのひとことがないために、今のあまちゃんの「地元に帰ろう」は残念ながら太巻のいう「売名行為」というより、結果的に国の帰還支援の一助になってしまっていると思う。「地元」とは自分が決めるもの、という大友氏の話もあるようだが、成り行きや歌詞を見るかぎりそれは少々無理筋というものだろう。
2013-09-04 16:48:39いずれにせよ、朝ドラに多くは求めようとは思わない。僕の関心はクドカンが震災を扱いながら、絶対に切れ離せないはずのこの問題に一切口を閉ざしたまま、あまちゃんというドラマを終えてしまうのか、それとも「こんな手があったか! 」と土壇場で感服させてくれるのかにある。最終回まで注目したい。
2013-09-04 16:50:15これに対する批判
椹木野衣は「震災の前の日の回」から「あまちゃん」を見て、あれだけ書くのか。それは物語ってものをなめてるのではないか?
2013-09-05 01:25:38椹木野衣はドラマの専門家ではないとはいえ、評論の素人ではないのだから、それはちょっとないと思うね。だいたい、それが「東京目線」ってやつだよ
2013-09-05 01:27:37@kikumaco ちょっと見てきましたが、要するに自分の主張に都合の好い描き方じゃないから気に入らないって言ってるだけですね。知らんがなとしか言い様がない。
2013-09-05 01:32:37@chronekotei @kikumaco まあ椹木氏みたいなのは時流に乗って評論のサーフィンしたいだけの人ですから (^_^;) 今は脱原発がビッグウェーブだから乗りたくなっただけなんでしょう。
2013-09-05 01:41:26使えるかもしれないと思ったら、それまで観ていなかったドラマにまでちょっかいを出してあれこれ注文を附ける。それはまあ、賤しい根性だよなぁ。
2013-09-05 01:37:23@chronekotei 「震災の前の日の回」から見たって、そりゃぜんぜんかまわないんだけど、それでいろいろ言うのは、いくらなんでもなめてるよな
2013-09-05 01:39:04@kikumaco それなのに、「あまちゃんは震災以前を思い起こす為のドラマだ」とか言っちゃうのはどうなんでしょうね。観ていないドラマについて論評しちゃったよ的な。
2013-09-05 01:40:19@chronekotei 見てない部分にまで言及してはいかんよね。これまでの百何十回の積み重ねをほぼすべて見ていないんだからさ
2013-09-05 01:41:57@kikumaco 百歩譲って「ドラマの内容がどうあれ、3.11以後の世界を描くならこれを描かないとダメだ」と言いたいだけで震災の前の回から観たと謂うならいっそ清々しいけど、なんで「あまちゃんはこうだ」と観てもいないのに言えるのか不思議ですねぇ。
2013-09-05 01:44:11GMTに福島出身者はいないわけですよ。宮城出身者はいる。それは意図的にそうしているとしか思えないじゃないですか。津波被害は宮城が最大
2013-09-05 01:33:40