俺は理性も知性も限界だと思った
そういえば高橋昌一郎の著作で不確定性原理の説明がまずい,みたいな話を聞くけど どんな内容なんだろ.手元にあれば確認できるんだけど.
2010-09-29 01:24:03@patho_logic さん、高橋昌一郎さんの著作については @thetainDN さんが、 http://critical-thinking.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-52fd.html で突っ込んでましたよ。突っ込みは正しい。
2010-09-29 01:49:39不確定性原理を測定に伴うものと勘違いしてしまう人が多いのはあんまり責めるつもりはなくて、というのはDiracの1章だけ読むとそう思ってしまっても仕方ないような記述があったような記憶があるのである
2010-09-29 01:55:43確かにDiracも分かってなかったっぽいな.…there is a limit to the fineness of our powers of observation and the smallness of the accompanying disturbance――(続く)
2010-09-29 02:36:58(続き)a limit which is inherent in the nature of things and can never be surpassed by improved technique…(Dirac, Quantum Mechanics §1)
2010-09-29 02:37:10ちょっと待った。なんか本質とずれた議論をしている気がする。現代において、物理屋が測定と不確定性原理の関係を間違えたところで恥をかくだけだが、物理を知らん人が間違ったことを教養書を書いたときには何をする責任があるか、っていう話じゃないの? もしそうなら高橋昌一郎さんはどうすべきか。
2010-09-29 03:00:08彼がどうすべきかは知らないが,我々は「間違ってるだろこれ.素人の書く本は信用できないな.」と言いふらして,専門家の価値を相対的に高めるべきなんじゃないのかな.http://bit.ly/b4eha3
2010-09-29 03:09:59『理/知 性のほにゃらら』を借りてきた.序章から「水は摂氏百度で沸騰し、零度で凍ります。これが一気圧における水分子の化学的性質なのです。」なんて書いてあるのを発見して頬が緩む.
2010-09-29 11:47:34「ハレー彗星の予測」"彗星は……放物線軌道で太陽に接近して永遠に遠ざかると考えた天文学者もいました"とあたかも間違いであるかのように書いてある.離心率がほぼ1の彗星だってあるのだが….
2010-09-29 18:19:55"プランク定数というのは……運動量と10^-34mの積を指します。……原子核の直径でさえ10^-15mで、プランク定数はそれよりも10の二十乗分の一小さいわけですから、原子核の一兆分の一のさらに一億分の一ということになります。" 『理/性/の/限/界』
2010-09-29 18:36:49今回のお気に入りはこれ. http://twitter.com/faogr/status/25868193536 ディメンションという概念を打ち砕くすごい説明.
2010-09-29 20:36:57"アロウの不可能性定理もハイゼンベルクの不確定性原理もゲーデルの不完全性定理も、あまり世の中では議論されていないようですが、人類にとってこんな重要な問題が、なぜあまり知られていないのでしょうか?"『理/性/の/限/界』
2010-09-29 19:38:22物理学の世界でも,有能な若手研究者は,ハイゼンベルクの不確定性原理などに関心は持ちません.短期間で具体的な観測データや実験結果を挙げなければ理学博士になれないことも原因にあるでしょうが,それよりも心配なことは,最近の若手研究者に,感受性が欠如してきたように思えることです.(同)
2010-09-29 19:45:07シャイターン先生は物理学界の護国卿として異端思想の摘発に尽力し、Twitter民の迷蒙を啓くために多大な功績を残した人です。どうかご自身を恥じないで下さい。総合人間学部
2010-09-29 22:56:39その、なんだ、 @faogr が「理性の限界」「知性の限界」の笑いどころをまとめてくれたようだが、大体、これくらい書けていたら、東大教養の学生の平均がだすレポートよりはいいんじゃないの? 非専門家が書いていることを勘案すれば、そんなもんな気もするけれども。
2010-09-30 07:59:41