個人線量計(ガラスバッジ)とモニタリングポスト(2)

同じシーベルトでも、両者は測ろうとしている量が違う。モニタリングポストは場所の線量を測るのが目的で、周辺線量等量を測定する。人が身につけるガラスバッチでは個人の線量を測るのが目的で、個人線量等量を測定する、のだそうだ。 ・・・・わかったような、わからないような、説明だ。
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道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@hyd3nekosuki お手間を取らせました。ご提示の資料をよく読んで頭の中を整理させて頂きます。

2013-09-06 11:23:46
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

(1)遠藤さんからの知見も含めて整理すると、等価線量=身体の部位ごとの被曝線量。放射線の種類(βやγ等)による影響の違いを加味した数値。【直接測れない防護量】 @hyd3nekosuki

2013-09-06 12:25:11
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

(2)実効線量=等価線量に身体部位による損害の違いを加味し、それらを合算した人体全体の被曝線量。人体に対する放射線の向きにも影響される。【これも直接測れない防護量】

2013-09-06 12:25:38
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

(3)周辺線量当量=計測器で測った放射線の数を放射線防護の実用のために翻訳した被曝量【実用量に区分】=場所の線量≒空間線量。(人体の基準位置を皮下1cmにとった1cm線量等量が一般的)。計測位置での人体の態様には無関係。

2013-09-06 12:26:10
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

(4)周辺線量当量(≒空間線量)への翻訳には人体とは異なるモデル(均一な球)を使用している。【実用量】は安全側に見積もるので、例外を除き【実用量】>【防護量】となる。

2013-09-06 12:26:58
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

(5)【実用量】には人体を均一の球と想定した周辺線量当量(場所の線量≒空間線量)とは別に個人線量当量というものがある。こちらは均一の球よりも人体に近いモデル(ファントムと呼ばれる)で翻訳される被曝量。

2013-09-06 12:27:25
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

(6)ガラスバッジは個人線量当量を測定する。人体への装着位置や放射線の向きを考慮した校正が必要。

2013-09-06 12:27:47
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

遠藤さん曰く「放射線関連の単位は(知れば知るほど)非常に難解」「正確な表記は複雑で、理解を妨げているのも事実」 http://t.co/ZnJrjN0GHl

2013-09-06 12:28:21