特定秘密保護法案、提出検討に至る過程のまとめ―インテリジェンス改革の視点から―
この提言書は、恐らく、過去から現在までの、どのインテリジェンス関連の提言・文書よりも詳細で、且つ「早急に断行すべき改革」と「状況を見ながら逐次実現していくべき改革」、それぞれを明確にしているという特徴があります。
2013-09-11 20:49:47また、日本のインテリジェンス体制全体の問題点や、日本国内の各情報関連組織の現状と課題を分析しています。 研究会委員は、PHP総研の金子将史氏、防衛研究所の小谷賢氏、東京工科大の落合浩太郎氏、国立情報学研究所の北岡元氏(いずれも当時の肩書き)と、相当豪華です。
2013-09-11 20:51:57内容としては様々なことを指摘していますが、大体のところを要約すると、「内外の関係機関との情報共有・交換のためには厳格な情報保全が不可欠」「国内の関係機関共通の情報保全研修が必要」「守秘義務付きのインテリジェンス委員会を国会に設置」などを提言しています。
2013-09-11 20:55:27同じく2006年6月、自民党「国家の情報機能強化に関する提言」(https://t.co/IyROOgjQXU)が発表されます。 「機密に接する全ての者に守秘義務と罰則を課す法体系の整備」「国会に情報委員会を設置」などが関連部分でしょうか……
2013-09-11 21:01:212006年12月、内閣に「情報機能強化検討会議」(http://t.co/wnR9kBj7ah)が設置されます。 また、同じく2006年12月、「カウンターインテリジェンス推進会議」(http://t.co/kXR2T9ztEA)が設置されます。
2013-09-11 21:04:152007年6月、自民党「総合的な外交力強化へのアクション・プラン 10」(http://t.co/veNqJUSXPj)が発表されます。 このなかにも、「秘密保全法制の整備」「インテリジェンス活動の監査のため、国会に守秘義務付きの委員会を設置」とあります。
2013-09-11 21:06:202007年8月、カウンターインテリジェンス推進会議「カウンターインテリジェンス機能の強化に関する基本方針」(http://t.co/MmO6QuFP4W)が公表されます。
2013-09-11 21:08:342008年2月、情報機能強化検討会議「官邸における情報機能の強化の方針」(http://t.co/JOghzMIdol)が公表されます。
2013-09-11 21:13:55「セキュリティクリアランス(秘密取扱者適格性確認)制度の実施」「情報保全を前提に、ニード・トゥ・ノウの原則に基づいて関係省庁間で共有する」「情報保全研修」「政府統一基準策定」などのキーワードがあります。
2013-09-11 21:18:492008年4月、「特別管理秘密に係る基準」以外の政府統一基準が施行されます。 同じく2008年4月、「秘密保全法制の在り方に関する検討チーム」(http://t.co/p64rJChhtu)が設置されます。
2013-09-11 21:22:312009年2月、内閣情報調査室「我が国の情報機能」(http://t.co/VwQR3w1kgK)が公表されます。 この文書は、インテリジェンスに関する各種提言や文書、過去の日本政府の取り組みなどを整理したものです。 必読の文書といって良いでしょう。
2013-09-11 21:25:082010年5月、内閣官房「情報と情報保全」(http://t.co/ODf5mOhkpd)が公表されます。 この文書は、「情報機能の強化」と「情報の保全」について、過去の日本政府の取り組みを整理したものです。
2013-09-11 21:28:252011年8月、秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議「秘密保全のための法制の在り方について(報告書)」(http://t.co/ihDJxNUJ9A)が公表されます。
2013-09-11 21:33:14「J‐ファイル」というのは総合政策集であって、選挙公約とは違うらしいですが、ここでも「情報保全に関する法整備」「国会で外交・安全保障上の機密が絡む審議を行なう場合は、国会議員に守秘義務を課したうえで議論できる制度を整える」などの文言が見えます。
2013-09-11 21:37:182013年4月、“日本型「スパイ機関」のつくり方”『中央公論』2013年5月号(http://t.co/DfSwzoCfGR)が発表されます。
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