袈裟・法衣雑感まとめ
- sakana6634
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前のと同じ絵巻(稚児観音縁起絵巻、一四世紀初頃か)で、死を悼む場面。こちらにははっきりと黒い衣。袈裟が七条、足元が表袴なので墨の袍裳か。中央の人物は香色の袍裳か http://t.co/9khKaUPLFa
2013-09-20 00:07:08この法衣の黒さと比較してもやはり、淡い色の法衣が多い。 ただ、素絹以下裳付・付衣は裏地無しの単衣なので、その表現として淡くしたという可能性も考慮に入れるべきか。
2013-09-20 00:13:28シスコンの坊主のお兄さんの坊主成分を自力補完しました
【シスコン坊主に剃って貰った】 アニメ/ゲーム『シスター・コンフ●クト』のホスト系坊主の人の坊主成分が低いので、申し訳ないが剃髪して着替えて貰いました http://t.co/mM8cJ69vRA
2013-09-20 21:18:55ブラコンでした>作品名
あっ そういえば今おもいついたけど、さっきの袈裟絵、臨済宗七条袈裟の現代着装写真を参考にしたけど、同じ構図で密教系の七条袈裟絵描いて並べたらおもしろいんじゃなかろうか?
2013-09-20 23:46:09袈裟絵でよくある間違いの傾向についての私見
なんで密教袈裟と禅袈裟で分けたがるかっていうと、謎袈裟絵の場合、そこをごっちゃにしてるから混乱が起きていることが多いと見受けられるから。特に密教系の五条袈裟とさっき上げた禅宗七条の混同で、五条袈裟なのに丈が長いとか環がつくとかは結構多い上に見た目もだらしなくて悲惨な状態に陥りがち
2013-09-21 00:04:01密教系の七条袈裟は、左肩を覆う横被のインパクトが強い為か、五条袈裟との混同はあまり見られないが、代わりに構造が分かり難くなり混乱が生じ易い。ただ密教系フル装備大衣にチャレンジしてやろうという人は、ある程度の仏教好きが多い気がするので、小物や柄で全体として乗り切れている場合が多い。
2013-09-21 00:16:29絡子とか半袈裟・輪袈裟、あと袈裟を描いているつもりはあんまり持たれないだろうけど山伏が首に描けるポンポンつき梵天袈裟は、比較的、酷いことになっている例が少ない。如法衣もまあまあ。やっぱり描かれることが多いのに落とし穴が多いのは五条袈裟かな…。
2013-09-21 00:25:27歴史系の人はそもそも肖像画を見て描くことが多いだろうから、袈裟は比較的大丈夫だけど、立ち姿の資料が少なめだからなのか、法衣の下半身から足元がおぼつかない場合が多い。よくあるのが、密教系は指貫袴あるいは表・大口袴だが禅宗では穿かないという点。これも公家文化との繋がりの有無を物語る
2013-09-21 00:31:50法衣で多いのが、袈裟の下は普通の小袖だと思われていることで、袖も浅かったり。直綴でも裳付でも袍裳でも、それらの区別以前に、裾に襞を寄せてもらえたりってこと自体が、もうかなり少なめ…。
2013-09-21 00:37:24もっとも、黒衣にしてしまう事が多いんだろうから、裾に襞なんてわかにくいんだろうなあとは思う。なので、裾の襞と、省略されることが多い袈裟の田相(四角い継ぎ接ぎ模様)は最初から期待してないけど、それだけにきちんと描いてあるとかなり萌えるポイント。
2013-09-21 00:46:34あと特に日本の仏教伝来以降、上古の袈裟は(まだ五条袈裟もない、禅宗由来の環つき袈裟もない)参考にすべき図像が殆どやわらかくててろてろの質感で表現されているので、それなりにてろ~んと流しておけば済むっちゃあ済むけど、これも構造が分かり難くなっている。
2013-09-21 00:52:09褊衫の場合は裙子が下履きになるんだけど、下着として五条袈裟を巻いていたというのは、いつまでの話なんだろうなあ。 日本で横五条という形が生まれる前の五条袈裟、どんな感じだったんだろう。
2013-09-21 01:22:45袈裟を下着なんかに使ったのか?という疑問があるかもしれないが、もともとは袈裟しか身に付けていなかったんだし。衣少しの荷物だけが僧侶の持ち物だったので、大衣は布団にしたり、枕にしたり。
2013-09-21 01:29:43たとえ衣ひとつだけが持ち物でも、おおっ!!広げると大きい!!ていう大きな布に巻かれていると、安心感ありそうだ。
2013-09-21 01:35:15@zhenzai1568 そうなんすよー。僧侶にとって袈裟は法具として重要なもので、経典でも繰り返しその徳が説かれるところですが、さらに原始仏教では具体的に切実に大切なものだったのです~。本来は、それさえも粗末なボロ布でつくらなければいけなかった…んですが後世の豪華袈裟って(笑)
2013-09-21 07:15:17