本格ミステリの「フェア/アンフェア」‥というか某作品の話
某作品、普通に考えると読者に謎が解けるはずがないと思うんですが、それでもほとんど「アンフェア」と評されたりしないのは、「読者に謎が解けるかどうか」なんてほんとは誰も気にしてないからなんでしょうね。
2013-09-22 09:35:45@youmoutei 某掲示板で某作品のことで最近話題に上がってましたよ。そこの流れではあまり評判よくなかったですね。 確か書いてあることをそのまま納得してしまう人間とツッコミどころあるけれど論理の流れが綺麗だから別にいいかと思ってしまう人間しか楽しめないとか書かれてました。
2013-09-22 09:46:47つまるところ、フェアかアンフェアかの判断基準は、ぱっと見アンフェアの類型(「地の文の嘘」と「手がかりの不足」)に当てはまっていないかどうか、そして「提示された解決」に納得できるかどうかでしかなく、納得しちゃったらそれでおしまい(もうそれ以上の検討はされない)なんでしょう。
2013-09-22 09:53:22んで、フェア/アンフェアの基準が「納得できるかどうか」になっちゃうと、これはより主観的な方向に近づいた判断基準といわざるを得ないわけで、本格ミステリの定義として「フェアに書かれていること」を挙げている方々なんかは、そのあたりどう考えるのかなあ、と気になります。
2013-09-22 09:58:25だって、アンフェアなところに気がつかなければ「本格ミステリ」、そこに気がついた途端に「本格ミステリじゃなくなる」ってのは、何だかおかしいですよね。
2013-09-22 10:01:24@meter_k_second 『アルファベット・パズラーズ』は忘れたのでアレですが、「Pの妄想」は登場人物たちの言動を常識的に解釈すれば、あの真相に到達するのは難しいはず。
2013-09-22 10:08:32@youmoutei 「Pの妄想」は蜘蛛の糸を綱渡りするようなロジックでぎりぎりフェア、でも捜査の杜撰さにまったく納得出来ない作品という評価です。
2013-09-22 10:16:09@meter_k_second ロジックはほぼ完全に忘れてますが、問題はその前提ですね。あの真相ならば登場人物たちがアレに気づかないはずがないわけで、それがまったく取りざたされていないことを念頭に置けば、アレは存在しないとするのが常識的な思考でしょう。
2013-09-22 10:26:15@meter_k_second むむ。私はそこで「読者には解けないのでアンフェア」としているわけですが、MKSuzukiさんは何をもって「フェア」とされているのでしょうか?
2013-09-22 10:33:05@youmoutei 私のフェアの基準はだいたい「地の文に嘘がない」「証拠がすべて提示されている」「論証に飛躍がない」くらいですね。
2013-09-22 10:38:58@meter_k_second なるほどです。つまり、それらが満たされていれば、「読者が解けるように」書かれていなくてもフェアだということですね?(それで悪いというわけではないので念のため)
2013-09-22 10:46:15えーと、誤解のないように改めて書いておきますが、私自身にとってはフェア/アンフェアは評価ポイントの一つであって、それ以上のものではないですよ。で、以前にも書きましたがその基準は人によると考えています。
2013-09-22 10:50:13