岩波「科学者に委ねてはいけないこと~科学から「生」をとりもどす」周辺まとめ

雑誌「科学」が書いてきたこと、書けずにいること
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studying @kotoetomomioto

そこでの「科学者」の役割は、あたかも幻想が科学的であると感じられるように肩書きや名義を貸す事であるし、 そういった「居心地の良い科学(みたいなもの)」は、(本書ではあまり掘り下げられていないと感じるが)社会の一部から求められてもいないだろうか?

2013-09-29 14:18:43
studying @kotoetomomioto

科学者が通常の科学として今回の原発事故に向き合う方法は第4章 73〜100Pに例示されている、そこは悩まない。 「科学者であろうとするなら科学的に考えましょう。手玉に取られないように気をつけましょう。名義貸しはやめましょう。」である。

2013-09-29 15:22:18
studying @kotoetomomioto

私がいつも悩むのは「名義貸しをするなら科学の看板を降ろせ」と言い切って良いのかどうか。 つまり「本当の科学だと困るんだけど、科学っぽい何か」を必要としている被災者からその「何か」を剥ぎ取る権利が誰かにあるだろうか?という点

2013-09-29 15:41:41
studying @kotoetomomioto

勿論それは私の一つの問題意識に過ぎないので偉い先生方がスルーしてても構わないんだけれど、5章では福島なり近県なりの住民についての調査や分析がなく、BSEの延長で原発事故後の社会と科学の関係を論じた閉じ方になっており、、 http://t.co/6Jnqt9Zzgu

2013-09-29 16:20:25
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studying @kotoetomomioto

まあ、半分とは言わないまでも、やはり重要な何かが足りてないような気がする。という読書感想文。以上。

2013-09-29 16:23:02

水無月さん

水無月 @minadukiG

https://t.co/PdTjuW9q4o https://t.co/KkdFvaT8aU https://t.co/P2Kevm5FE1 これはつまり、名義貸しをする当事者が開き直るのとは若干異なる視点から科学者が見た「政治の不在」ってことかな。

2013-09-29 21:10:56
studying @kotoetomomioto

ですね「政治・行政の不在」。で、良いんですが、その被災者政策の根拠となるべき科学ー社会学というか、そういう学術的な分野そのものが硬直的で現実に置いて行かれてませんか?という読後の感想でもあります。

2013-09-29 21:46:36
studying @kotoetomomioto

ただ、政治学とか、いわゆる人文系分野に今まで最低限の投資すらしてきたか?というのもあって、予算や人員を増やせば活発になるとは限りませんが今の状態では限界もあるし、あるいは小銭欲しさに曲がったりする人も出ても不思議ではないような、、。@tari_GT @tkonai

2013-09-30 07:26:25
水無月 @minadukiG

心地良く都合の良い科学(っぽいもの)が(社会・住民からも)必要とされるというのは、政治を科学で代弁させているということ。 たとえば除染方針一つとっても、政治決断すべき場面で、なにやら科学っぽい装いのデータとかコスパなどが表に出て決まっていくというようなことは山ほど。

2013-09-30 08:10:57
水無月 @minadukiG

本当は事前に方針が決まっている場合もあろうが、その場合には科学っぽいものが言い訳や説得の材料に使われているわけだね。 いずれにせよ、「決める」のではなく「決まる」。決まるまで待つ。決めるべき人が決める責任を回避するからそうなる。汚染水対策も全く同じ構図。 @minadukiG

2013-09-30 08:13:51
水無月 @minadukiG

こうした事態への「学術」側からのアプローチとしては、私は民主党が一時進めていた討議型の意思決定に期待していた。が、政権交代やらでいつの間にか立ち消えに…。たとえば廃棄物置き場など定期的に注目を集める住民意思決定の問題などで成果が見えていればよかったのだが。 @minadukiG

2013-09-30 08:32:37
水無月 @minadukiG

「科学っぽいもの」の要請される度合いを(少しでも)減じるという成果を(具体的に)上げることが、震災後も変わらず科学っぽいものを提供し続ける科学者やこれに依存する社会や住民への最も的確な批判となりうる。 「硬直的…現実に」の部分を私なりに読み解くと、以上のようなところ。

2013-09-30 09:00:19
水無月 @minadukiG

(ちょっと迷ったけどやっぱり書いておこう…の補足) 討議型の意思決定モデルは完全に消えたわけではなく、たとえば被災者支援法などにも受け継がれている。 つまり社会学など学術側の成果も、硬直ばかりではなく「現実に」還元されている部分もある…と私は思っている。 @minadukiG

2013-09-30 09:50:52

平川さん、調さん

Hideyuki Hirakawa @hirakawah

.@emanon_uk さんの「ゆずをさんの読後感想「科学者に委ねてはならないこと~科学から生をとりもどす」」をお気に入りにしました。 http://t.co/1038eBinmM

2013-09-30 01:16:57
Masashi Shirabe @M_shirabe

@M_shirabe: @study2007 さんの的確な批判は重い宿題として現状承るしかできない。全くの力不足ゆえ。#リンク間違えたhttp://t.co/ZdqKuXqDFR

2013-09-30 08:29:48
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@M_shirabe @study2007 ゆずおさんからの宿題は、例のSpringer本での我々の章でまずは取り組みましょう。

2013-09-30 09:34:55
Masashi Shirabe @M_shirabe

@hirakawah @study2007 少しずつ返済していく感じになれば良いのですが…割りと悲観的です。

2013-09-30 09:36:37
Masashi Shirabe @M_shirabe

.。oO( 科学的かつ政治的な言語の適切な作法というのが、特に具体のレベルで、良くわからない。

2013-09-30 09:39:00
Hideyuki Hirakawa @hirakawah

@M_shirabe @study2007 返済できるとしても、問題のほんの一角、ほんのさわりくらいですね。本格的にはエスノグラフィックなやり方が不可欠ですが、それは我々の手に余りますし。

2013-09-30 09:47:56
studying @kotoetomomioto

①あ、ですか。ちょっと意外です。でもそれってモニタリングポストやゲルマを用いずにセシウムを測るようなものではないでしょうか?勿論、人の行動や言動は目でも見えますが、なまじ目に見える分、、(続@M_shirabe 絶望的な力不足でも許されるように思っている@hirakawah

2013-09-30 13:44:52
studying @kotoetomomioto

②立場や見える範囲、見たい範囲により様々な「当事者」や「福島の人」が生じ、そのパラレルワールドが交わらない大きな原因になっている様に思われるわけです。社会学(に類するもの?)にとって必須ではないかと思うわけです。@M_shirabe @hirakawah

2013-09-30 13:50:53
Masashi Shirabe @M_shirabe

@study2007 @hirakawah エスノグラフィックな接近の重要性・必要性は全くその通りだと思います。むしろ守備範囲(専門性)の問題として絶望的な力不足があるという…

2013-09-30 14:10:51
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