ゆずをさんの読後感想「科学者に委ねてはいけないこと~科学から生をとりもどす」
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読みました。【study書評】科学とその周辺に関する311を詳細に分析。いわば「もう一つの事故調」という感じ⇨:「科学者に委ねてはいけないこと――科学から「生」をとりもどす」 尾内 隆之, 調 麻佐志 http://t.co/9iEqcMZJW4
2013-09-28 21:07:352時間かけて読んで、その後2時間かけて考えたんだけど、読者というか、いわゆる専門情報の受け手に当たる(科学者でない)人達の反応なり、意見なり、分析なり、とかがこのテーマの本に全く無いというのは、いくら「編」とはいえ、やっぱり何か重要な要素が足りないような気がする、、、。
2013-09-28 22:20:52例えば線量を測定して歩くのと同じように、残った人や避難した人に話を聞きに行ったか?行ってなくて311を理解できるのか?、、みたいな。
2013-09-28 22:27:24勿論「科学」から選りすぐりのを集め、それらを穴が空くほど熟読し、練りに練られた解説が付けられてて、仮に2万7000円でも買う価値はあると思うんだけど、住民というか、まあ福島に限らなくてもいいし、あるいは宍戸さんみたいな人とかに1〜2ページずつ、数人に書いてもらって添付するとか、
2013-09-28 22:45:14@study2007 さすがstudyさん。おっしゃる通りです。それが「科学」誌を使ったことの限界であり,実際それに当たる論稿が見当たらないので悩みました。一つ収録候補はあったのですが,論文ではなかったこと,構成に苦労すること,ページ数(=値段)圧縮,等の事情から断念しました…
2013-09-28 22:35:15あ、すいません、了解です。えーと、先ず、永久保存版であることはあえて言う必要ないかな、と思ったのでヘリポートとしての素晴らしさを強調しておきました。で、非常に考えさせられるところが多かったのでとりあえず感想を、と。明日続きをネチネチ書く予定です。失礼しました。@tkonai
2013-09-28 22:56:092時間かけて読んで、その後2時間かけて考えたんだけど、読者というか、いわゆる専門情報の受け手に当たる(科学者でない)人達の反応なり、意見なり、分析なり、とかがこのテーマの本に全く無いというのは、いくら「編」とはいえ、やっぱり何か重要な要素が足りないような気がする、、、。
2013-09-28 22:20:524〜5P:事象年表 著者らを除き、個人名で記載されているのは「山下俊一」のみ。「菅総理」すら記述されていない。この人物・役割の振る舞いが編者らにとって如何に重大な事象だったか伺える。 同時に全科学者に対する問いかけにも思われる。 http://t.co/TCP50BOd7v
2013-09-29 08:53:18第1章 10〜30P:やはり島崎さんの「あの時オレはこう言った」が印象的。こういうのは普通は恥ずかしくて言わない。が、島崎さんは書いた。原発に配慮し歪められた津波予測のせいで実際に被害が出てしまった事への後悔が書かせたのだろう、 http://t.co/r1ptI8B9ls
2013-09-29 12:55:27で、その「察して余りある」稿を編者らは再び拾い上げ、ほじくり返す。そうして1章で特集したのは、311の前も後も科学や科学者が如何に簡単に政治や行政に手玉に取られてきたか、ということ。
2013-09-29 13:01:22311後利用されたのは、もはや科学でも科学者でもなくなる。幻想やパラレルワールド。第2〜3章 31〜72Pでは「パニック神話」や「20mSvの政治利用」など具体例をあげ解説している。 http://t.co/VW0GkrsgoC
2013-09-29 13:21:06そこでの「科学者」の役割は、あたかも幻想が科学的であると感じられるように肩書きや名義を貸す事であるし、 そういった「居心地の良い科学(みたいなもの)」は、(本書ではあまり掘り下げられていないと感じるが)社会の一部から求められてもいないだろうか?
2013-09-29 14:18:43科学者が通常の科学として今回の原発事故に向き合う方法は第4章 73〜100Pに例示されている、そこは悩まない。 「科学者であろうとするなら科学的に考えましょう。手玉に取られないように気をつけましょう。名義貸しはやめましょう。」である。
2013-09-29 15:22:18私がいつも悩むのは「名義貸しをするなら科学の看板を降ろせ」と言い切って良いのかどうか。 つまり「本当の科学だと困るんだけど、科学っぽい何か」を必要としている被災者からその「何か」を剥ぎ取る権利が誰かにあるだろうか?という点
2013-09-29 15:41:41勿論それは私の一つの問題意識に過ぎないので偉い先生方がスルーしてても構わないんだけれど、5章では福島なり近県なりの住民についての調査や分析がなく、BSEの延長で原発事故後の社会と科学の関係を論じた閉じ方になっており、、 http://t.co/6Jnqt9Zzgu
2013-09-29 16:20:25https://t.co/PdTjuW9q4o https://t.co/KkdFvaT8aU https://t.co/P2Kevm5FE1 これはつまり、名義貸しをする当事者が開き直るのとは若干異なる視点から科学者が見た「政治の不在」ってことかな。
2013-09-29 21:10:56ですね「政治・行政の不在」。で、良いんですが、その被災者政策の根拠となるべき科学ー社会学というか、そういう学術的な分野そのものが硬直的で現実に置いて行かれてませんか?という読後の感想でもあります。
2013-09-29 21:46:36ただ、政治学とか、いわゆる人文系分野に今まで最低限の投資すらしてきたか?というのもあって、予算や人員を増やせば活発になるとは限りませんが今の状態では限界もあるし、あるいは小銭欲しさに曲がったりする人も出ても不思議ではないような、、。@tari_GT @tkonai
2013-09-30 07:26:25「岩波「科学者に委ねてはならないこと~科学から生をとりもどす」周辺まとめ」をトゥギャりました。 http://t.co/oHbkOXwiTS
2013-09-30 12:52:41はみだしっこ12巻? QT “MiharaJun_bot: しかし全てを歪ませてしまうものは―解釈も創造も―自分により自分を中心に考えるということは“生きていく”という意志には、何と適っている事か。”
2013-09-26 09:56:19一方を人の道に外れた者と糾弾する裏に、糾弾する側に立った事で、無意識の内にであれ、自分達は人道的な者との錯覚を求めてはいなかったという事。 一方が劣悪であり、一方が優越し、一方には正義がなく、一方には正義があるとの判断を誰が下せるのか?1/12
2013-09-27 02:13:07それは戦争を始める時に口にする言葉によく似ている。これは勝者が手中に収める。 戦争を通過する事によりようやく(勝者は)平和を手にする。だがその平和の正義は持てる者のイデオロギーでしかないという事…2/12
2013-09-27 02:13:29なぜなら、それでも判断を下す時誰が自らを維持し、自らを主張し、自らの存在を確保する立場から免れ得るかという事…。 それから逃れなければならないというこだわりさえ持たずに…。 そして…だから人は決して真実の事など知る事はできない。3/12
2013-09-27 02:13:55