シンポジウム 新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える(日本建築家協会)
- aokikuchan
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開始しました。 「シンポジウム 新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える」 いま槇さんが話してます。 パネリスト 槇 文彦 陣内秀信 宮台真司 古市徹雄 http://t.co/3NJ9VWkEsH
2013-10-11 18:12:56槇氏:東京でも最も美しい景観のひとつの外苑前銀杏並木。これがこうなっちゃうと、、、(コンペ作品を示して)。 延べ床面積を東京ドームの3倍、なのに敷地は変わらない。どうしてこんなボリュームが大きなものが。
2013-10-11 18:20:09槇氏:北京の鳥の巣(五輪メインスタジアム)。そばに寄りたいとは思わない。 でも、距離があるので離れたいひとは離れればいい。だんだんウニに見えてくる。今度の新国立はイカですか・(会場笑) 新国立は道路近くまでボリュームが接近してて引きがない。
2013-10-11 18:22:52槇氏:アテネやシドニーとか見るとメインスタジアムはせいぜい10万平米。しかし、新国立は16万平米。メディアとかホスピタリティとか入れて5万、そのほか駐車場など6万。敷地が限られているので(メディアなどの付帯施設は)地下に入れるしかない。
2013-10-11 18:25:02槇氏:周辺との関係とかわかるものがない。断面図は2000分の1で、立面図が求められてない。(は?は?!
2013-10-11 18:27:47槇氏:コンペの要件もが問題だ。(要件を満たす賞の)メダル受賞者たちだけの特権に。この差別について説明もない。名前のある建築家が参加して当たってくれればいい、という魂胆か。ポンピドーセンターもシドニーのオペラハウスも当時の無名の建築家の作品です。
2013-10-11 18:30:59陣内氏:(航空写真を示して)90年前に人の手で造られた明治神宮の森。それとともに外苑も作られた。、、と歴史的経緯をお話ちう。http://t.co/3NJ9VWkEsH
2013-10-11 18:36:06陣内:(新聞記事より)1940年に東京でオリンピックをやろうとしたとき、代々木は第一候補だったが軍部の反対で、外苑が候補に、そのとき東大の建築の先生は大反対した。それで駒沢ゴルフ場に会場候補地は移る、、、戦争で同じことを繰り返すのか。 (この記事の建築家の方の記事、あとで探そう
2013-10-11 18:50:50宮台氏:私がここに来ているのは、住んでる代官山のまちづくり、これは槇先生が行ってるものですが、それに関わっているからです。今日は環境倫理学の話をしたいと思います。
2013-10-11 18:52:55宮台氏:ピーター・シンガー(功利主義)、トム・レーガン(カント)、ベアード・キャリコット(全体論)について。キャリコットの考えは、人間の開発により空間の「意味」がすっかり変えられてしまうことがある、環境全体をひとつの生き物として扱え、というもの。
2013-10-11 18:55:59人間のライフスパンは短い、環境という生き物のそれは長い、 、、キャリコットは拡張版功利主義、面白いな。
2013-10-11 18:58:27宮台氏:代官山の七曲には巨大な樹がある。落葉がひどく切るべきだという声が。これはニーズ。それを切り倒すのはよくないと思うひとが、歴史的背景など時間をかけて説明し 代官山の生き物としてののトータリティをもって、ここに住みたいということなのだ、ということで樹は切られずに済んだ。
2013-10-11 19:01:45大野氏:スポーツとしての機能要件だけなく、この場所にどういうものがふさわしいのかなど、統合するのが都市計画であるはず。今回はそれが機能してない。(だって東京都だしな
2013-10-11 19:11:20大野氏:確かに1964年の東京五輪はターボチャージャーをつけて都市化を加速したかもしれないが、少子高齢化など(閉塞的な未来に向けて)いまは事故を起こしかねない。そんな感じ。
2013-10-11 19:12:38大野氏:会期中に地震が起こるかもしれない。それを想定外とは言わないから、想定しなければいけないのに、非常のときに避難に厳しい密度。大変危ない。どのくらい考えられているのであろうか。
2013-10-11 19:16:04大野氏:東京は空地を食いつぶしながら発展している。景観と言ってしまうから、国立ではセットバックすりゃいいだろということになる。綿々と築いてきた住専地区の環境・資産にただ乗りするような開発が問題だった。20世紀の東京の名所はほとんど商業施設。都市の営みに対する配慮に欠ける。
2013-10-11 19:17:40