チェルノブイリの小児甲状腺がん増加は、スクリーニング効果?

まとめました。キー論文は、Shibata Y. (2001) "15 years after Chernobyl: new evidence of thyroid cancer"
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

チェルノブイリの小児甲状腺がん増加は、スクリーニング効果によるみかけのものである可能性を棄却できない。

2013-10-24 19:43:13
早川由紀夫 @HayakawaYukio

落としどころとして「手打ち」があった疑いがある。

2013-10-24 19:44:02

チェルノブイリ事故以降に生まれた子どもに甲状腺ガンは見つからない、って本当なんだろうか?

猫山太郎 @nekoyamax

チェルノブイリ事故以降に生まれた子どもに甲状腺ガンは見つからない、って本当なんだろうか?通説になっているだけで、大規模にスクリーニングしたわけじゃないんじゃないか?

2013-10-24 20:12:59
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

@nekoyamax 9472人で、微妙な集団の大きさです。山下ベセスダ講演スライドPDF http://t.co/5dc0skqNdU の11番。 https://t.co/dwZl5VclAr

2013-10-24 20:36:41
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猫山太郎 @nekoyamax

フクシマでも同じ手打ちがあるかもね。

2013-10-24 20:38:31

チェルノ事故後に生まれた子供の発症率は減少しているので、スクリーニング効果では説明できない

渡邉博之(魯) @litulon

@HayakawaYukio チェルノブイリでは事故後に生まれた子供の発症率は減少しているというデータがあり、これはスクリーニング効果では説明できません。http://t.co/U7vN8BYNfX (85ページ)

2013-10-24 21:28:40
渡邉博之(魯) @litulon

@HayakawaYukio 勿論、スクリーニングが甘くなった可能性も否定できませんが。

2013-10-24 21:29:20
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@litulon はい、知っています。そのオリジナルデータを見たいとずっと思っています。優先順位が後ろなので、自分でやる気はまだ出ていませんが。

2013-10-25 06:09:57

関連まとめ

まとめ Shibata (2001) Shibata Y. (2001) "15 years after Chernobyl: new evidence of thyroid cancer" http://t.co/FKfbVwchBt より引用 1170 pv 13
Seiichi Ushikubo @sushikubo

@myen Shibata (2001) Table "Frequency of thyroid cancer in the Gomel region of Belarus (1998–2000)" http://t.co/hDXKtcHccv

2013-06-29 19:27:31
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そして、年齢の検討が始まった

dreswl @dre_swl

@drsteppenwolf @nekoyamax スクリーニングの98-2000年での年齢幅がそれぞれ12~17歳、12~14歳、9~13歳というのが大きそうですね。(各群の年齢の偏りもありそう)

2013-10-24 23:35:03
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

@dre_swl @nekoyamax 放射性ヨウ素を被曝をしていないコントロール群(年齢9~13歳)で甲状腺ガンを捉えようとするのならば、9472人という母集団の人数はちょっと足りない。そういう意味で「微妙な集団の大きさ」と言いました。

2013-10-25 07:19:17
二十人のろの夢 @drsteppenwolf

放射性ヨウ素を被曝をしていないコントロール群の年齢は8~13歳と若い。3群の年齢が違うんで、比べるのなら年齢が重なる11~13歳で比べるべきだと思います。 @dre_swl @nekoyamax QT sushikubo http://t.co/ffWxOhylOg

2013-10-25 12:09:27
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二十人のろの夢 @drsteppenwolf

【ベラルーシのゴメリ地区の小児甲状腺がんの数(1998-2000)】放射性ヨウ素被曝群・胎内被曝群・非被爆(コントロール)群を同じ年齢12歳で比べるとこうなる。 http://t.co/9HIyRs4pQA

2013-10-25 12:48:54
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二十人のろの夢 @drsteppenwolf

【ベラルーシのゴメリ地区の小児甲状腺がんの数(1998-2000)】 山下ベセスダ講演スライドPDF http://t.co/5dc0skqNdU の11番と元データから抽出した12歳で比べたものとでは、得られる印象は異なる。 http://t.co/HEmTig7ZpT

2013-10-25 13:07:13
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補足

【対象】
ベラルーシのゴメリ地区の4地域(Rechitskii,Loevskii, Gomelskii, and Hoynikskii)とゴメリ市に住む1983年1月1日から1989年12月31日の間に生まれた子どもをスクリーニングの対象とした。
1998年2月2日から2000年12月22日で、4地域では悉皆検査を行った。ゴメリ市では千以上の中から7校を無作為に選んだ。そしてゴメリ市の子どもの10%程度を調べた。

【統計】
性別と年齢調整後の3群間で、P =0.006で有意差を認めた。グループⅠと比べて、グループⅢとグループⅡの甲状腺がんの推定オッズ比は121 (95%信頼区間 9-31000) と 11 (3- 176)であった。