「福島再生―その希望と可能性」斎藤紀先生の見解を抜粋

・福島県民健康調査の甲状腺ガンが騒がれてるけど、原発事故による放射性ヨウ素甲状腺被ばく量がチェルノブイリ事故と比較して桁違いに低かったことは忘れているのだろうか? ・とはいえ、震災直後から被ばくによる将来の健康影響を煽られ不安をぬぐえない保護者が多いのも確か。 ・甲状腺検査や健康診査によってその不安がぬぐえるのであれば、そのリスクも考えた上で受けたらいいと思う。勿論、検査を受けない選択も可能。 ・県民健康調査 検討委員会について 続きを読む
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福島再生―その希望と可能性 池田 香代子 amazon.co.jp/dp/4780306418/… この本から甲状腺被曝線量についての斎藤紀先生の見解を抜粋

2014-06-28 15:11:51
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引用 p59 【甲状腺被ばく量】 チェルノブイリの子どもたち、とりわけベラルーシの子どもたちはどれくらいの甲状腺被ばくを受けたのか。カーディスらの調査による線量別頻度があります。中央値では356mSvです。中央値とは平均値とは違うのですが → @kanna07409

2014-06-28 15:16:48
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→ 実際に個別に受けた被ばく量を人数とともに低い方から高い方へ並べた時に、真ん中に位置する数値というものです。集団の代表的数値という意味になります。このグラフでは最大では9500mSvを受けた子どもたちがおり、別の資料によりますと、→ @kanna07409

2014-06-28 15:21:08
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→10000mSv を超えてる方もいらっしゃいます。そういう桁違いの甲状腺被ばく量を受けたベラルーシの子どもたちの中から、4年間というある意味で最短の期間を突き抜けて甲状腺がんが発生してきたと見ることができるのです。→@kanna07409

2014-06-28 15:24:45
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→被ばく量が決定的に影響を与えるということをふまえて、甲状腺問題を考えていかなければなりません。→@kanna07409

2014-06-28 15:26:14
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→福島第一原発事故においては、甲状腺被ばく量はどれくらいかということです。東京で開かれた国際シンポジウム(2013.1.27)での放医研の研究者らの報告によれば、いわき、双葉、飯舘においてはだいたい30mSvがMaxです。→@kanna07409

2014-06-28 15:31:15
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→それから20mSvとか10mSvと自治体ごとに最大の被ばく線量が下がってきます。また、弘前大学の床次教授が、浪江や南相馬から避難してきた人たち62名について甲状腺の被ばく線量を測定しました。→ @kanna07409

2014-06-28 15:35:39
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→その計算を厳密にして約1年後に報告されました(2012.7.13報道)。それによると、大人で約33mSv、子どもで23mSvが最大値と推計されました。先ほどふれた中央値は大人も子どもも4mSv前後でした。→@kanna07409

2014-06-28 15:39:09
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→私も現地に入り、広島大学の専門家と協力して調査しました。具体的には発災年度(2011 )の5月の連休に飯舘村と川俣町山木屋に入りまして、住民の方15名の協力を得て、尿を頂きました。それを広島大学工学部に送り放射線量の測定をしてもらいました。→@kanna07409

2014-06-28 15:44:09
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→全例から放射性セシウムが検出されました。なるほど、やはり内部被ばくがあったのか、と思いました。放射性ヨウ素については、15名のうち子どもを含む5名の方から検出されました。→@kanna07409

2014-06-28 15:47:53
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→最大値は大人66mSv、子ども44mSvでした。これまでの報告とほぼ同様なレベルと考えられました。結論から言えば、福島原発事故での放射性ヨウ素甲状腺被ばく量は、チェルノブイリ事故での子どもたちの被ばく量とは桁が違っていたのでした。→@kanna07409

2014-06-28 15:52:09
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→(福島第一原発事故に関する国連科学委員会は原発事故から30㎞圏内で1歳児の例を考えると、放射性ヨウ素甲状腺被ばくの最大推定値量は88mSvと推計)。→@kanna07409

2014-06-28 15:58:55
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→(福島第一原発事故に関する国連科学委員会は原発事故から30㎞圏内で1歳児の例を考えると、放射性ヨウ素甲状腺被ばくの最大推定値量は88mSvと推計)。→@kanna07409

2014-06-28 15:58:55
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→5月の末に再度その15名の方から尿を頂き、もう一度調べました。そうしますと放射性セシウム134、137は全例からほぼ同じレベルで計測されました。セシウムは半減期が30年(Cs137)、およひ2年(Cs134)ですから、→@kanna07409

2014-06-28 16:03:56
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→たった半月後に消えてしまうはずはないので検出されたことは当然でした。放射性ヨウ素の半減期は8日であり、8日経ちますと半分、さらに8日で半分ということで8日ごとに半減していくわけです。→@kanna07409

2014-06-28 16:06:02
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→そして、いずれかの時点で検出できなくなるくらいまでに減るわけです。5月3〜5日で検出されたものが5月の末までには消えていたということは、少なくても福島第一原発事故の放射性ヨウ素は、→@kanna07409

2014-06-28 16:09:56
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→ギリギリ5月半ばぐらいを最後にして、福島県民からは福島県民からは検出能わずという状態になっていたということでした。→@kanna07409

2014-06-28 16:19:54
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→福島第一原発事故における放射性ヨウ素の住民検査に関しては、不十分であったと言わざるをえませんが、少ないデータの中から推計値を割り出して、その上で、チェルノブイリの子どもたちの悲劇をどう教訓化するかということが次に求められたと言えます。→@kanna07409

2014-06-28 16:24:27
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→チェルノブイリ事故の場合、最大値が9000mSvを超える人たちがいて、発がんに至ったことを考えた時、数十mSvの我々の場合、放射性ヨウ素による甲状腺がんの過剰発生を疫学的に検出する可能性は、小さいといわざるをえません。→@kanna07409

2014-06-28 16:28:32
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→しかし他方で私は、もう何も考えなくていいとか、エコー検査もする必要ないとかの立場をとりません。(引用ここまで)@kanna07409

2014-06-28 16:30:53

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「福島再生〜その希望と可能性」から斎藤紀先生の甲状腺に関するところを抜粋 p65〜「甲状腺の外部被ばくと内部被ばく」

2014-06-28 19:31:55
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引用:甲状腺に関する外部被ばく、内部被ばくにも少し触れておきたいと思います。外部被ばくの例は広島、長崎からの例で分かります。→@kanna07409

2014-06-28 19:35:49
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→あるいは首の周囲に出来た腫瘍に対する治療のために放射線をかけた時、その照射区域にあった甲状腺に甲状腺がんが発生することは分かっていました。つまり甲状腺の外部被ばくによる発がんです。→@kanna07409

2014-06-28 19:37:13
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