キリスト教は労働を否定している?

「キリスト教は労働を神の罰と捉えている」「キリスト教は労働を否定している」とはなぜか頻繁に聞く言葉なのですが、果たしてそうなのでしょうか? 聖書における労働についての箇所4種を基に考えます。 ○ 人は耕す(働く)者として神から創られた(創世記2:15 ※楽園追放前) ○ 労働に今この世においては苦しみが伴うようになっている(創世記3:17) 続きを読む
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服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go

@suzutuki1980 @ripple1831 @kotou241 聖書によれば、人間は最初から働くように作られているのであった……。

2013-11-19 21:26:18
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

そもそも「楽園追放」を「神からの罰」と考えるかどうかですら解釈が割れるのですが… 「耕作(労働)に苦しみが伴うようになった」のと「耕作(労働)自体を否定する」のとは違います。 キリスト教は労働自体を決して否定しません。しかし、今現在の労働に苦しみがある事を創世記は告げます。続

2013-11-19 21:27:05
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

仰る通りです。創世記2:15「主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。これは楽園追放前の事です。 QT @bible_go 聖書によれば、人間は最初から働くように作られている @ripple1831 @kotou241

2013-11-19 21:28:53
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

承前) #労働 について、箴言から↓ 10:4手を動かすことを怠る者は貧しくなり勤め働く者の手は富を得る。 12:9身分の低い人でも自分で働く者はみずから高ぶって食に乏しい者にまさる。 12:24勤め働く者の手はついに人を治める怠る者は人に仕えるようになる#聖書

2013-11-19 21:31:17
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

承前) #労働 について、箴言から続↓ 12:27る者は自分の獲物を捕えない、しかし勤め働く人は尊い宝を獲る。 13:4なまけ者の心は、願い求めても、何も得ない、しかし勤め働く者の心は豊かに満たされる。 21:25なまけ者の欲望は自分の身を殺すこれはその手を働かせないから

2013-11-19 21:33:13
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

承前)新約での #労働 ↓ テサロニケ人への第一の手紙 4:11そして、あなたがたに命じておいたように、つとめて落ち着いた生活をし自分の仕事に身をいれ、手ずから働きなさい。 コロサイ人への手紙 3:23何をするにも、人に対してではなく主に対してするように心から働きなさい

2013-11-19 21:36:47
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

承前)大変興味深いのは、以下のような「労働法の精神?」と思える言葉が有る事です。↓ ヤコブの手紙 5:4見よ、あなたがたが労働者たちに畑の刈入れをさせながら、支払わずにいる賃銀が、叫んでいるそして、刈入れをした人たちの叫び声が、すでに万軍の主の耳に達している。 続

2013-11-19 21:38:12
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涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

承前)聖書が #労働 について告げて居ますのは、 ○ 人は耕す(働く)者として創られた(創世記2:15) ○ 働く事は奨励されている(箴言、新約書簡各所) ○ 労働に今この世においては苦しみが伴うようになっている ○ 不当に賃金を支払わないといった雇用者の悪い行いを糾弾 続

2013-11-19 21:58:36
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

承前)「労働における苦しみという現実を淡々と認める」「不当な雇用者を糾弾」といった言葉が「労働を否定している」のであれば、そう解釈する人達にとって「労働のイメージ」とはまさしくブラック企業のそれに他ならないのでしょう。対して #聖書 は実にバランスある回答を示しているのです。続

2013-11-19 22:08:11
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

承前)そもそも 「労働を奨励し怠けを戒める、しかし苦しみが伴う事は認める、不当な雇用者は糾弾する」←これこそが本来の意味での「労働肯定」でしょう「労働させ怠けを戒める、苦しみは無かった事にする、不当な雇用者は野放し」←これは「労働肯定」ではなく「ブラック企業肯定」です

2013-11-19 22:10:05
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

その意味で、議論の出発点からして「労働の肯定とは何か?」を問い直さなければならない所でしょう。 #聖書 を単純に検索しても「教会は労働否定」の誤解は解けるのですが、我々日本人が「労働を尊ぶ」と言う時のイメージも、信者非信者問わず、もう一度よく考える必要があるのではないでしょうか。

2013-11-19 22:11:42
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

普段あまり聞かない言説(「苦しみ直視」など)は印象に残ります。しかし普段よく聞く言説(この場合は箴言における「労働奨励」)は印象に残らないものです。キリスト教に対する誤解には「普段自分が聞かない言説」が100%を占めると勘違いするタイプのものがありますが、今回のも大方それです。

2013-11-19 22:14:33
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MB13 @MB13

@Kolya_0207 @suzutuki1980 世界史でもヴィクトリア朝イギリス救貧院の話を習うと思うのですが、何なんでしょうね

2013-11-19 22:31:27
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go

@Kolya_0207 @suzutuki1980 カトリック信徒であるはずの麻生太郎も首相時代に「聖書では労働は罰」と言ってますからね……。 http://t.co/y3voO6D297

2013-11-19 22:34:18
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

…修道がある教会なら「労働の信仰生活における重要さ」はもっと知られて良い筈なのですがね… RT @bible_go カトリック信徒であるはずの麻生太郎も首相時代に「聖書では労働は罰」と言ってますからね……。 http://t.co/1sM36Lnnw8 @Kolya_0207

2013-11-19 22:41:19
チリロ @ibara16

@bible_go @Kolya_0207 @suzutuki1980 この理屈だとヌルシアの聖ベネディクトは、わざわざ罰を奨励する修道院を作った変な人、ということになりますね。

2013-11-20 19:05:41
ゆ@普通のおとめ座超銀河団の労働者階級 @U_fort

なんでだ、修道院でビールとかスパークリングワインとか練られていったのは、修道士の「労働」の賜物じゃないのか修道院の銘柄のある酒は多いだろうよ。別に神の恩寵は小人さんがひとりでにやってくれるのを意味するわけじゃないんだけど

2013-11-20 07:35:16

至聖三者修道院での研修(マルコ小池神父)
正教会の修道院で作られている飲み物・食べ物も挙げられていて、「働いている」修道院の姿が描かれています。

リンク Wikipedia クワス クワス(ウクライナ語・ベラルーシ語・ロシア語:квас、[クヴァス];意訳:[酸汁])は、東欧の伝統的な微炭酸の微アルコール性飲料。キエフ大公国時代から知られ、現在はウクライナ、ベラルーシ、ロシアなどで好まれている。 クワスはライ麦と麦芽を発酵させて作る。各家庭においてはライ麦パンと酵母を原料として手軽に作られる。クワスをパン種として、パン生地を練って、ライ麦パンを焼くこともある。 ロシアではクワスは夏の風物詩とされている。冬にも作られるが、夏と冬ではレシピが異なるため、その風味には明確な違いがある。 ア 7 users 72
リンク Wikipedia ベネディクティン ベネディクティン(Benedictine)とは、フランス産のブランデーをベースとするリキュールのブランドで、長寿の秘酒として誕生したが現在では主に製菓用に使用される。ベネディクティンには、ベネディクティンD.O.M.とベネディクティンB&Bが存在する。1510年に、フランス・ノルマンディーにあったベネディクト派の修道院で作られたものが始まり。フランス革命時にレシピは失われたが、1863年に復元された。レシピが現存するものとしては最古のリキュールと言われる。 蒸留酒にジュニパー・ベリーやハッカを始め、多数の 2 users 3