世田谷パブリックシアター特別シンポジウム「劇場法を“法律”として検証する」(2010/10/18)
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【速報】世田谷パブリックシアター特別シンポジウム「劇場法を“法律”として検証する」の模様は、 @arts_policy が実況。
2010-10-18 20:49:03平田「つまり認定対象と支援対象を分ける。干渉型も当面は支援が必要。次に、先日行ったサルトルヴィルのホールは、管理人が一人しかいない。今の日本の公共ホールの施設は2千数百施設のほとんどが、カラオケ大会から何から何まで全部できるようになっていて効率が悪いので時間をかけて分ける」
2010-10-18 20:49:46平田「鑑賞型についての支援は、年限を区切ったものにする。創造型の支援は継続していく」高萩「継続した政策は難しい。地方では5年成功したら団体は出て行く。国の場合でも、経産省的な考え方では、5年成功したら支援を縮小していく」
2010-10-18 20:51:25福井案では、①館長(経営責任者)②芸術監督(芸術責任者)③技術監督(技術責任者)が必須となり、兼任は認められないのではないかと。また、資格要件については、技術職員のみ技能認定制度が作られるのでは、となっているう。
2010-10-18 20:53:22平田「館長と芸術監督は資格というのはなじまない。技術監督については、今も照明には資格があるが、それに加えて、公共ホールで仕事をするための公務員的な講習や実務経験などの資格要件は必要なのではないか。」
2010-10-18 20:54:51高萩「自分は、館長・芸術監督・技術監督に加えて、そこに教育普及の責任者も必要かと思う。兼任禁止で。次に、博物館法の学芸員的なものをおくかどうかというところが大きな問題になる。しかしこれは国際的にはありえないことなので、やるとしたら国内的な要因になる」
2010-10-18 20:56:25「劇場」というのを「レジデントカンパニーを保有する施設」に限定しては? RT @Arts_Policy: 片山「理念なく補助金を配ってきたことを考えると、そこに筋を通すという意味では劇場法に期待する面もある。しかし名前が劇場という施設になっているのが気になる。
2010-10-18 20:57:07高萩「東京芸術劇場が入っている東京都歴史文化財団は、美術館・博物館の学芸員はその中で移動するが、ホール系は専門職として認められていないので、美術館や博物館の経理などに行かされてしまう」←ほんとかな? 学芸員でも経理やらされてる人知ってるけど
2010-10-18 20:57:50それでは施設単位ではなくアートカンパニーに直接助成すべき。 RT @Arts_Policy: 片山「国から地方自治体、そこから地域の非営利団体というお金の流れだと非効率なだけではなく歪む可能性がある。地方に行けば行くほど、地域の団体は自治体に対して従属的な雰囲気、官尊民卑の傾向が
2010-10-18 20:59:02高萩「実際作ってしまえば、今後劇場法で認定された劇場は、地方の高等教育機関と連携を図っていくべきで、研究との行き来が出てくる。その関係を強化するためには、学芸員的な、大学と連携した制度があってもいいのかな、という気持ちもある。悩ましい」
2010-10-18 20:59:06福井「館長などはマネジメント系の資格要件を足すという考え方もありえる。技術監督などについては、例えば大学の学位や一定の科目の履修を要件としたり、それを補完する文部科学大臣による認定とか」
2010-10-18 21:02:54片山「技術監督については、安全上の理由もあり、一定の資格要件は必要になるだろう。マネジメントについては、これは普通は世界的に見ても資格というものになじまない。MBAなど、一部大学の生き残り策として資格化を進めるというようなものは絶対阻止しようとしている」
2010-10-18 21:03:01片山「博物館法の方でも、たかだか学部の授業で取れる学芸員資格と、海外の大学で博士号を取ってきた人がつくる展覧会のクオリティの違いは歴然で、そうした博物館・美術館の混乱をわざわざホールに持ち込む必要はないのではないか」
2010-10-18 21:03:56平田「今館長は、減ってきてはいるが一番多いのがNHK出身者。のど自慢の小朝を呼ぶため。だから3年以上の芸術監督経験があることなどを支援の要件にする。また創造型劇場については広報の専門家」
2010-10-18 21:05:15平田「今の財団の劇場は頑張っているところほど疲弊してしまう。科研費の場合はポスドクを雇うことが奨励されている。今総務省にかけあっているのは、科研費をモデルに、教育担当プロデューサーとか、任期付雇用とセットの助成金スキームを作るようにするということ。片山大臣もやれるといっている」
2010-10-18 21:06:54平田「地方の劇場は本来は人材のダムで、公務員にはならないが地域に必要な面白い人が地方に残れる、雇われるような場所にする必要がある」
2010-10-18 21:08:15同意。 QT @Karen_Tokyo: 科学的にどれだけ正しい事でも、正しいタイミングで声を上げなければ、正しくないことになるのが、おとなのせかい!
2010-10-18 21:09:23福井「自分の経験ではあまりに著作権や契約に疎い職員が多いが、継続研修を義務付ける方がいいのか」片山「継続研修を制度化すると形骸化するおそれがあるので、もっと実効的な形にした方が良い」
2010-10-18 21:10:225年程、公文協の会館自主向けの企画制作会社にいたけれど、地方の会館ほど「お客を育てる」働きかけが絶対必要。 RT @Arts_Policy 平田「地方の劇場は本来は人材のダムで、公務員にはならないが地域に必要な面白い人が地方に残れる、雇われるような場所にする必要がある」
2010-10-18 21:11:27高萩「先程から認定の話と助成(支援)の話がごっちゃになっている感があるが、自分としては認定はハードルを下げて形式的に満たせばよく、助成については専門家が審査をしていく」福井「そこはだいたい今日コンセンサスがある」片山「自分は認定にはほとんど関心がない。誰が認定の申請を出すか?」
2010-10-18 21:11:52これか、キャンセル待ちシンポジウム(°∀°)劇場法は、専門家の間でばかり議論されている感が否めない。さて、どうなることやら?RT @fringejp 【速報】世田谷パブリックシアター特別シンポジウム「劇場法を“法律”として検証する」の模様は、 @arts_policy が実況。
2010-10-18 21:12:18高萩「それは東京都歴史文化財団ではなくて東京芸術劇場が認定されたい」平田「今後、指定管理者に応募するときに、"うちの財団・NPOに任せてくれれば認定を取りますよ"ということが起きてくるだろう」
2010-10-18 21:13:04福井「認定と支援を分けていくというところは大体見えてきた。最後の論点は、劇場法自体の反対意見として見られるところ。認定を受けたところへの助成が増えることで、他の助成が減るということについては」
2010-10-18 21:14:21