20131227兵庫県図書館協会「図書館ブランディングと図書館の役割」
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今日は、兵庫県図書館協会第1回研究集会「図書館部ランディングと図書館の役割」に参加。講師は、立命館大学・常世田良氏。間もなく、始まります。 ハッシュタグは・・・無さそうだ・・・。
2013-12-27 14:02:05常世田氏)ユニクロのブランディングの変化。安売りをメインにしていたCMなどは、今のイメージからすると驚くばかり。しゃれたイメージに、上手に変えていった。
2013-12-27 14:11:38常世田氏)プロモーションで一番大事なことは、構成員の意識。掲示一つとっても、どのようにすればいいか職員自身が考え、よりよい方法を模索することが大事。
2013-12-27 14:27:23常世田氏)かつて自治体は、国や県の言うことだけを聞いていれば、それでよかった。しかし今は、違う。自治体は、その図書館は、自分たちで考えていかなければいけない。
2013-12-27 14:39:36常世田氏)(養老孟司先生の言葉から)日本の教育は、考えないことを教えている。指示されたことを、指示されたやり方で結果を出すことが求められるのが、日本流。それがかつての日本の強さであり、世界的にも希有な大成功を生んだ。
2013-12-27 14:47:19常世田氏)教育の画一性。新しい方法にチャレンジすること自体が否定される文化。他方、自己判断・自己責任型へ社会は移行しつつあり、それは図書館のチャンス。
2013-12-27 14:50:38常世田氏)書店のフロー性。年間に8万冊の本が刊行され、ほとんどが店頭に並ばず、並んでもすぐ返品されてしまう。都心の大型書店に毎日通える人ならともかく、書店は必要とする本を必要とする人に届ける機能は果たせていない。
2013-12-27 14:57:21常世田氏)Yahoo!のカテゴリ検索は、Googleとは違う意味合いがある。深層にあってGoogleが拾えないものをピックアップして、カテゴリに分けている。
2013-12-27 15:01:42常世田氏)Googleのヒット結果上位10〜20件程度しか見ないことは、非常にリスキー。SEOをやっているページのみが、上位に来ていたりする。 多様性を担保するには、複数の情報源を使うしかない。こうしたことを、図書館員がどのように捉えるか。
2013-12-27 15:04:15常世田氏)東京の朝の電車は、ダークスーツのサラリーマンが、日経新聞を読んでばかり。日経新聞ばかりを読んでいる人たちの社会で、どのように多様性を担保するか。
2013-12-27 15:05:53常世田氏)自治体だけではない。他の組織でも、上部組織、系列からの指示に従うことで今までやってこられた。そしてこれからは、違う。自己判断が必要で、そのために情報が必要になる。そこで求められるのが、図書館だ。
2013-12-27 15:11:49常世田氏)公共施設の中で、最も利用されるのは図書館。ダントツの数字。この数字を、どう使うか?例えば、シャッター街の活性化に使える可能性が。
2013-12-27 15:14:55常世田氏)市の法律相談窓口や健康相談窓口を、どれほど知っているか?一度でも、使ったことがあるか?それはなぜ?翻って、図書館は?
2013-12-27 15:17:17常世田氏)存在が知られている、いつどこでやっているか判る、何もなくても行ける、ときには気心のしれたスタッフがいる。法律相談窓口などとは、決定的に違う図書館の存在。
2013-12-27 15:19:12常世田氏)世の中で起きる様々なトラブルは、複数の要因がある。法律相談窓口のように、一つだけの部門の窓口では対応できない。対して、図書館はあらゆる分野の情報を備えている。図書館は、非常に注目を浴びる立ち位置にいる。あとは、職員の意識を中心としたレベルアップをどうやっていくか。
2013-12-27 15:21:50常世田氏)ビジネス支援についての、鳥取県立図書館の取り組みの映像。図書館とレファレンスがなければ起業できなかった、という人のインタビュー。
2013-12-27 15:27:29常世田氏)経済の活性化は、地域の最大の課題だ。ニーズが絶対にあるのだから、しっかりやれば絶対に人もカネもつく。
2013-12-27 15:29:49常世田氏)以前の浦安市の調査。ユーザーの37%が、図書館サービスが仕事に役立ったと回答。うち、「自由業」では58%が「よくある」と回答。これだけのニーズがあることに、図書館は気付いているのか。
2013-12-27 15:34:50常世田氏)課題解決型サービス。まさに、レファレンスそのもの。レファレンスの認知度は1割程度だが、一度サービスを受けると9割が評価する。課題解決型サービスにより、図書館の存在価値を証明し、市民に明示することになる。新しい図書館ブランドの形成。
2013-12-27 15:59:56常世田氏)情報を届けることが、図書館の原点。かつては距離の制約があったが、今はデジタルデバイドなど多くの課題があるが、本質は変わらない。知恵を絞って、図書館員が取り組んでいく必要がある。
2013-12-27 16:03:57