20代オタ女子だけど、女手ひとつで育ててくれた母が倒れた

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@tos それでもまだ、希望を捨てずに「そのキラキラのサンダルはお気に入りだったからいつか履きたいの。捨てないで」と幾つかは残したがっていたので、残しました。 代わりに一緒に買い物に行き代わりの服は買えましたが、可愛い靴だけはどうにもならず。

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@tos 母の好きだった手芸の本も材料もどんどん捨てます。レース編み、毛糸、和紙、クレープ紙、子供服、人形服、造花、ドライフラワーなどなど。 もう出来ない事は見ていてもしょうがないからと。あまりに悲しい顔をするので、材料のうち一部は私が引き取りました。レイヤー兼ハンクラ趣味で。

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@tos 母から貰った材料で私が作品を作ると母は喜びます。それを誰かが気に入り、買い手さんがついて「この瓶詰ドライフラワーのやつ、京都行くってさ」「これは沖縄行くって」と報告すると更に喜び、それが嬉しくて遂に私は入院中に作ったアクセも合わせて小さなアクセサリー屋を開きました。

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@tos そうして昼間服屋で働き、週末は更にバイトし、徹夜でアクセサリーを作り(途中でもちろんオタク充もする)今思えばそんな生活をして体がもつはずありません。レッドブルで精神薬を流し込み、眠気と疲弊した顔で昼間過ごすことが多くなりました。そして、ついに言われました。

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@tos 服屋の店長に無視され始め挙句「貴方がやる気ないのは分かってる。そんな焦点あってない目して笑って。精神病とか、セールで忙しくなる前の店と家の為に無理矢理１カ月で退院してきたとか、そんなのいいから。そんなので売場立つくらいなら辞めてよ」頑張りたくても、これ以上どうしたら。

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@tos 上に立つ者としては当然、そんな外見で簡単に息切れし目は虚ろな人間を店の顔に置いておきたくはなかったのでしょう。甘えでサボっているように見えたのでしょう。 上と交渉の結果、母が倒れた当初の時の店長(別店舗に転勤済)が「こっちに転勤させろ」と申し出てくれました。

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@tos 自傷も再発してきた頃だったので逃げる様に転勤しました。 あの店長なら理解もあるし、大丈夫だと思っていましたが… 別店舗にて彼女は「母が倒れてもバリバリ働く部下」 で私に関する記憶が止まっており 「糸がぷつりと切れてガタガタな部下」にも当時のクオリティを求めて来ました。

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@tos なんとか朝にカフェイン系エナジードリンク、精神薬。昼にもエナジードリンク、栄養食で彼女の要望に応えようとしましたが。 2014年4月、久しぶりの物凄い胃痛。胃カメラ。胃潰瘍ポリープ合わせて15ヶ所以上発見＋胃炎。1年ぶり2度目の粥生活。エナジードリンクって胃に悪いのね…

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@tos 病は気からというのはマジそれな、って感じで再発したと分かった途端に更に弱体化しました。 とにかく胃痛い心辛いプレッシャーヤバいちょっと横になりたい、と店の倉庫のダンボールの上でぶっ倒れてた所を見つけられ、もう無理だと上司も私も合意の上で、5月の頭に退職しました。

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@tos だかしかしそこで黙っている私では無かった。Twitterでまとめを書いてから、たまに似た境遇の方から相談を受けることがあり、それにやりがいを感じている自分に気付き。知識と体験を生かしたら？と母のケアマネに後押しされ介護職に就こうと思いました。3ヶ月で3つ資格とりました。

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@tos 目標は資格取得と同時進行に体を治すこと。母のようにいきなり誰かが倒れた時に対処できるようにと赤十字救急救命の資格もとりました。 母は自分のせいで娘の人生を潰した、と複雑なようでしたが、なんとなく入った服屋は長く勤めたし、むしろ将来の夢が決まった事は感謝してると伝えました

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@tos 資格を取り自信をつけることで、自然と精神薬の量は減りました。今は朝１錠に昼は無し、夜に4錠ほどです。 そうして8月半ばに介護関係の職につき、身体障害者家族でもある自分が見てはいけないような職員の裏側にウンザリしてたまにエナジードリンクを飲み、また再開した胃痛ェ…。

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@tos 魔法少女まどか☆マギカで、さやかは事故で半身不随の幼馴染みの体を治す代わりに魔法少女になりました。さやかになりたかった。こんなに苦労した母を、母の未来を治したい。 けれどこの世界には奇跡も魔法もないので、自分でどうにかします。資格試験の時にお守りにソウルジェム持参した。

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@tos アレな職員は反面教師にして、私は段々と今の職場に馴染みつつあります。 母は幼馴染みが亡くなり喪失体験をうけて自分の遺影用写真を撮ったり、超頑張って細身なスキニーデニム風ゴムパンツを履けたり、凹む日もあれば嬉しい日もあるようです。中卒の弟も通信制高校への進学を決めました。

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@tos 今はバイトもやめ、アクセサリーショップ通販もやめました。昼間の新しい仕事に慣れるまでと、あと正直今月末の薄い本と遠征のために衣装を作らねば。 結論:親が倒れてもオタクはやっぱりやめられないうえにむしろアニメやゲームに励まされる。

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@tos また、一年後にはどうなってるのか。それはよくわかりません。 ただひとつ、報告です。 2014年の7月の２度目の厄祓いの時のおみくじにて、やっと大吉をひきましたヽ(*´∀｀)ノ pic.twitter.com/qYGbkMUppH

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私はソーシャルワーカー、ケアマネ、療法士の皆さん、市役所の方々、不動産屋さん、友人達、知識豊富なフォロワーさん、受け止めてくれるフォロワーさん、いろんな人が優しくて恵まれてるなと思いました。

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頑張るよりも、頼れる人、利用できるものをフル活用してください。知識のあるプロはソーシャルワーカーや市役所やケアマネージャー。どんどん頼ってください。手順をメモして、その通りに動けばいい。 丸投げしてもいい。 出来るだけ我の負担を減らさないと、私のように潰されかけます。

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でも似た環境の皆さん口を揃えて 頑張る って言うんですよね。ダメです。 もう既に頑張っているから、これ以上やったら無茶、無理になるんです。頑張って、頑張って、その果てが胃潰瘍と精神科行きです。 適度に手を抜くこと、休むこと、萌えの補給はちゃんとしてください。まじで。経験者より。

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母親のやつの最終まとめをやってるんだけど、やはり親や大切な人が倒れたときに学校で色々教えるべきだと思う。さわやか3組とか見てる場合じゃない。

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車椅子を押してみよう！とか、年配の方や妊婦さんの体の重さを知ろう！って重いのを付ける授業は高校でやったことあった。そのおかげで私は車椅子の扱いを難なくこなせた。 そこをもう一歩踏み込んで、なんかこう、学校で教えて欲しい。お願いします。

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高額医療費→各種保険の違いの勉強(各保険事務所)→介護認定と介護保険の取得→身障者認定と手帳の取得(役所)→障害者年金(年金事務所)→各種控除と扶養の付け替え→医療費控除(税務署)→傷病者手当→労災(勤め先)→デイケアと、ざっと医療福祉関係の書類だけでもこれだけやりました。

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病院のソーシャルワーカーさんもうんざりだと思うんですよね、これからの少子高齢化社会に向けて毎回あわわわーってなって駆け込んでくる患者家族を宥めて仕組みを１から教えるの。せめて全国民にもうちょっと知識が付けば。いつかみんな迎えることなんだから。

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あ、うろ覚えなんで多少間違った知識もあるかもしれません。すみません。このへんは各自お勉強してみてください。必要になった時に。