GORRY氏による音源ドライバ話
FM音源の資料は今の今までOh!MZの「試験に出るX1」のFM音源記事だと思っていたのだが、いま調べてみたらこれが87年5月号、つまり4月発売号で、1ヶ月遅い計算。何か別の記事だったかしら…
2014-01-26 21:31:01で、ちょうどドライバ書いているときに同じく「試験に出るX1」の87年5月発売号で祝式MMLが載っているのだけど、これは読んでいない…というか似たようなものを作っていたわけで :D
2014-01-26 21:32:16「サウンドドライバ」というプログラムの手法自体は、これまたOh!MZ…手許にないのだけど84年か85年くらいにあったキャリーラボの3重和音演奏プログラム。MZ-700で3重和音を発するというアレ
2014-01-26 21:34:2586年春に学校の部室でPC-80SRや66SRを使って「ちゃんとしたMMLでの制御」を覚え、86年夏にX1用FM音源カードを買ってVIPでOPMを覚えつつ「使いにくいなー」という印象を持っていたのが、「動機らしい動機はない」と言いながらも静かな動機だったのかもしれず
2014-01-26 21:38:2387年5月にマイコンショウ見学に行った際に電波新聞社のブースで山下章氏にお会いして「X1用にFM音源ドライバを書いている」と言ったら「できたら編集部に持ってきてね」と言われたので、6月に持っていったのが始まり
2014-01-26 21:40:526月に編集部へ持ち込みに行ってプレゼンして無事通り、原稿用紙を渡されて原稿を納めたのが7月半ばくらい、8月発売の9月号で掲載に至ったと
2014-01-26 21:44:26なお、この6月にイースが発売になっており、これを聞いたときにすでに「今のドライバじゃ足りないや」ということで、9月号発売の頃にはもうNEWバージョンの開発に入っていた…
2014-01-26 21:46:21そして編集部へ通い始めることになるのだが、この初期に古代さんのmucomディスクを覗かせてもらったことがあり、ソーサリアンやそのボツ曲(後にスキームなどに使われた)があったのをよく覚えている
2014-01-26 21:51:48NEW FM音源ドライバーは最初に挙げた「イースを聞いたあと」にそれを演奏できるだけの機能と、Yu-Youこと永田氏の「X68からそのまま持っていけるようにしてよ」という要望をもとに開発された
2014-01-26 21:54:09編集部や、その隣にあったマイコンソフト開発室に通うようになって、同じくよく来ていた「はちみつ川野」君、Yuuこと粟田君(@yuu_hawata)らと交流するようになって、古代さん永田さんらと「電波サウンドチーム」とか言ってたな…
2014-01-26 21:59:02NEW FM音源ドライバー発表後はもう普通に電波に出入りしていたものの、いわゆる受験期でやや控えめに。ただこの頃やはり編集部経由でコミケの存在を知り…ONIONの100円ディスクを知ったのもこの時だったかしら
2014-01-26 22:13:12ゲーム組み込みを目的としたドライバは、入試が片付いた11月くらいから。「うちらも同人活動しようぜ」で始めたのよね :D
2014-01-26 22:14:47このときの成果は「DIALIDE」というシューティングゲームとして発表され、これは今はフリー配布になっている http://t.co/q8w6oHpWg3
2014-01-26 22:15:58なお、この組み込まれたドライバ「GMR-X1」も同じページで配布されており、ディスクイメージは実機やエミュレータでそのまま使える
2014-01-26 22:17:27このGMR-X1はそのまま電波のX1用トイポップや「ナムコ・ビデオゲームミュージック・ライブラリ for X1」で使われている
2014-01-26 22:20:08このGMR-X1をX68kに移植したのがGMD-68kで、このドライバは電波タイトル各種で使われていて起動時に表示されるので知ってるひとはわりといると思う
2014-01-26 22:21:44ちょいとだけ補足。最初のFM音源ドライバから、X1での開発はずっとS-OS SWORD/ZEDA。というか、先ほど出したGMR-X1のディスクイメージにもそのままS-OSとZEDAが入っている
2014-01-26 22:40:35
自分もX68kでサウンドドライバを自作したクチだが、きっかけは永田さんが「鳴らしたい音を鳴らすためにサウンドドライバも自作する」と言われていたこと。のちにnagdrvが世に出る前のこと。
2014-01-26 22:55:54