《「空間線量から個人線量計へ」という「民意」の偽装について》

除染迅速化へ 新政策取りまとめの意向 4月14日 18時11分 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140414/k10013731431000.html 福島県内の4人の市長が、環境副大臣と会見しました。
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満田夏花 @kannamitsuta

う~む。何かがおかしい。 ↓ 除染迅速化へ 新政策取りまとめの意向 NHKニュース http://t.co/Xn6VboWz4B 市長たちは、それぞれの自治体が測定した住民の実際の被ばく線量が、空間線量から計算される数値よりも大幅に低いことなどを踏まえて…

2014-04-14 23:02:01
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

Reading:除染迅速化へ 新政策取りまとめの意向 NHKニュース http://t.co/uBTR2MrCak

2014-04-15 01:37:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

幾つか、ポイントがありそうな話だ。 まず、今回副大臣と会談した4つの市は、 ①国の直轄除染地ではない・ ②除染作業の遅れが目立ち、終了のめどが立たない。 ③除染を迅速にすすめたい。 まとめると、経費も人手も置き場も含めて、除染を早期に終結できない。 @karitoshi2011

2014-04-15 01:41:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

それを踏まえて、4人の市長が目をつけたことになっているのが、 「自治体が測定した住民の実際の被ばく線量が、空間線量から計算される数値よりも大幅に低いこと」だ。 個人線量計で出てくる数値が、空間線量計の数値よりも低いから、低い方で被曝線量を計算しろと @karitoshi2011

2014-04-15 09:44:49
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

言い換えると4人の市長は、住民の被曝線量を過小評価してでも良いから、 「作業の迅速化を図る方法を検討するとともに、除染による放射線量の目標値を示してほしいなどと要望」していることになる。 市民の健康・安全よりも「除染作業の早期終了」を要望している。 @karitoshi2011

2014-04-15 09:49:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

これまでの報道によると、「空間線量よりも個人線量計の方が累積線量が低くなるから、個人線量計の数値で住民の被曝を表現することにしよう」というのは、自治体の意向ではなく国の意向だったはずだ。 しかしこの会合では、国の意向と同じ事を市長達に言わせている。 @karitoshi2011

2014-04-15 09:59:47
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

まるで、「個人線量計の数字に切り替えることを希望しているのは地元住民だ」という筋書きが作られているように見える。 それを受けて環境副大臣が「地元がそう言うなら検討する場を設けて、早急に方針をまとめたい」という趣旨の回答をしている。 @karitoshi2011

2014-04-15 10:20:02
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

しかし、これは、いつもの「民意の偽装」である。 環境副大臣と会ったのは、多数存在する福島県の自治体の首長の中の、たった4人に過ぎない。この4人の首長が県内の他の自治体の意向を取りまとめようとした形跡さえない。また、首長は住民の意向を聞いてさえいない @karitoshi2011

2014-04-15 10:22:42
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

すこし極端に思えるかもしれないが、これは被害地域の住民の中で、首長という肩書きを持つ4人が、個人的な要望を環境大臣に伝えただけのことだ。 住民多数の要望に沿っているものかどうか確認する作業が、意図的に排除されている。 @karitoshi2011

2014-04-15 10:25:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

これは、「住民の意向」を偽装する際の常套手段だ。 国が何かをしたいことがある地域の首長に、国が望むことを逆に言わせてしまう。国は「地元の要望がそういうことなら実施しましょう」と政策に乗せてしまう。さまざまな公共事業で行われてきたことだ。 @karitoshi2011

2014-04-15 10:35:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

しかし、今回はやや事情が異なる。 「除染が進まなくて困っている」という事であれば、福島県の浜通りと中通りの自治体のほぼ全てに当てはまる事項なのだから、福島県知事なり、福島県の自治体の首長の連合会なりに言わせれば良いはずなのに。相手は4人の市長だけ。 @karitoshi2011

2014-04-15 10:38:38
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

おそらく、この秋選挙を控えている福島県知事には逃げられ、首長の連合会としての意見の取りまとめもできなかったのだ。この方針に賛同しない首長がいるか、取りまとめの会合のセッティングができなかったか。おそらく、その両方だろう。 @karitoshi2011

2014-04-15 10:42:32
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

では、誰に語らせれば「地元の意向」であることを装うことが出来るようになるか?そういう方針で人を探したときに、県庁がある福島市、県最大の商工都市郡山市、被災地である浜通りの相馬市、中通りで「除染を頑張っている」伊達市。その4つの市の首長に語らせる。 @karitoshi2011

2014-04-15 11:00:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

語らせた後、環境副大臣が、国が事前に準備していた方針を語る。 「除染の迅速化と住民の安心は矛盾するものではなく、時間があまりにもかかってしまっては住民の安心にはつながらないので、迅速化と安心が両立できるような形を考えていきたい」 @karitoshi2011

2014-04-15 11:01:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

まるで、「地元住民の意向があるので、その通りの方向で工夫しましょう」と言っているように見えるが、 その方針はこの会談の前からの国の意向だったではないか? 今回もまた、被災地の住民個別の意向を聞こうとすることなく、首長の意見で代用する。 薄汚い手段だ @karitoshi2011

2014-04-15 11:03:57