座礁艦隊その21 ~初雪をダメにする提督~

朝生中佐はまるで人をダメにするソファのようだ!初雪がとろとろだ!! ※個人の感想です~
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RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

叢雲ちゃんがいつのまにか雪風を越えて駆逐艦トップになってた

2014-04-14 10:41:08
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

「畑の水やり、終わった…」 「はい、ご苦労様ね」 執務室。初雪と提督。日課の報告。 「ごほうび…」 「もう、さっきしたばかりでしょ?」 これもいつものやり取り。何かひと仕事するたびに初雪はごほうびをねだる。提督も本気で拒否しているわけではない。 #座礁艦隊

2014-04-14 12:21:05
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

「ごほうび…」 一回目よりもやや強めに初雪は請う。眠たそうな半開きの目が提督を見上げる。 「どうしようかしらね」 「ごほうび……!」 提督の袖を掴む初雪。すこし目が潤んで来ている。もういいかしら。 「はいはい。さ、ソファに座りなさい」 「ん…」 #座礁艦隊

2014-04-14 12:26:54
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

叢雲ちゃん「ソファなんかに負けない!」からの「勝てなかったよ…」 #加賀観

2014-04-14 13:07:05
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

鎮守府は基本的に治外法権で人間が一人しかいないから、まともな提督って実はあんまりいないんじゃないかなってふと思った(マスクしたシリアルキラーや秘書艦のパンツ食べる人を思い出しながら)

2014-04-14 15:20:32
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

変ぬい提督は貴重なまとも枠だけどいつ瓦解するとも知れぬ砂の城

2014-04-14 15:30:45
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

え、うちの? やだなー朝生中佐はまともですよー軍人ですしー。

2014-04-14 15:31:30
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

初雪は言われたとおりにソファへと腰掛け、背を深く預ける。提督はゆっくりと近づき、片膝をソファに乗せ、初雪にのしかかるような態勢になる。後ろでまとめているヘアゴムを解くと提督の黒髪が顔の両脇からはらりと垂れ、初雪のと混ざり合い、二人の顔を覆い隠した。 #座礁艦隊

2014-04-14 16:22:25
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

初雪はすっかり期待の眼差しで、提督を見つめている。口は"ごほうび"を求めて半開きになり、口の端から涎が垂れるままにしている。 提督はそんな初雪に、少し意地悪をしたくなった。 「今回は、舌だけ」 「え…?」 どういう意味か理解していない初雪。提督が近づく。 #座礁艦隊

2014-04-14 16:23:09
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

二人の唇が重なる。待ちに待った瞬間。初雪は突き入れるように舌を伸ばす。すると、 「んぐっ…!?」 提督が舌を強く吸い、外へ引っ張り出す。あっという間に唇が離れる。提督は吸うのをやめると、ちろちろと誘うように初雪の舌先を舐め始めた。初雪はようやく先ほどの言葉を理解した。 #座礁艦隊

2014-04-14 17:34:27
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

初雪の舌は提督を追う。先っぽだけではなく、もっと深く、ねっとりと絡み合いたい。しかし提督の舌は絶妙な加減で逃げて、初雪を焦らす。たまらず初雪は頭をもたげて近づこうとするが、両手で頭を押さえられる。 「それは反則よ」 提督に諭され、再び舌先の輪舞に戻る。 #座礁艦隊

2014-04-14 17:46:25
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

提督のお名前は物理書籍版を読もう #加賀観

2014-04-14 20:13:24
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

初雪はしばらく、舌先に全神経を集中させて愛しい提督の粘膜を感じ取っていた。めいっぱい伸ばし続けていたため、付け根の方が痛くなって来ている。不意に提督が近づき、舌が互いの唇のあたりまで交差する。初雪は顎に心地よい電流が流れたように感じた。 #座礁艦隊

2014-04-14 20:20:22
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

位置関係から、提督の唾液は下になっている初雪の口腔に流れ込む。初雪はそれを喉を鳴らして飲んだ。舌を出しているため全部を舐めとることはできず、二人のが混ざり合った涎が口の端から時折あふれ出し、顎をつたって滴り、セーラー服状をした着衣装甲の襟元を汚した。 #座礁艦隊

2014-04-14 20:24:30
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

絡み合う舌の表面から、ピリピリとこそばゆい感じがしてくる。その感触はだんだん強まる。顔が火照ってきた。涙が溢れ、提督の顔が良く見えない。 「んえぁ………」 声が漏れる。提督が、んふ、と笑う。舌の動きが激しくなってくる。でも、唇を触れ合わすことは許されない。 #座礁艦隊

2014-04-14 20:33:10
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

あと数センチ近づくことができれば、むしゃぶりつけるのに。初雪はもどかしくなっていた。下腹部が疼く。無意識に手を伸ばそうとすると、提督に止められてしまう。 「おいたはだめ」 「ひ、ひれいはん……」 顎に力が入らず、抗議の声もろれつが回らない。頭がぼーっとしてきた。 #座礁艦隊

2014-04-14 20:38:26
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

唇が触れるか触れないかの距離まで接する。舌はもう口の中まで入り込め、互いに唇の裏や歯の奥を舐り回す。ぴちゃぴちゃと粘液のかき回される音が執務室に響き渡る。執務室に鍵はかかっていない。誰かが入ってくるかも知れない。事実、さっきは木曾に見られてしまった。 #座礁艦隊

2014-04-14 20:44:23
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

二週間くらい前、おでこが出るほど髪を短くした叢雲タイプが仲間と一緒にやってきた時、初雪は思い切って"ごほうび"をねだってみた。提督はあっさりと人前で"ごほうび"をくれ、あれから初雪は誰かに見られながら"ごほうび"を受け取ると、いつもよりも気持ち良くなることを発見した。 #座礁艦隊

2014-04-14 20:50:14
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

提督は「執務室など誰もいない場所で、"ごほうび"の最中に誰かがやって来たなら仕方が無い」とした。木曾が入って来たとき、ドキンと胸が高鳴り、頭にパチパチと快感が爆ぜた。また誰かが入って来てくれないかな、と初雪は思った。その期待だけでも背筋に電気が走った。 #座礁艦隊

2014-04-14 20:55:01
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

あ、濡れてる。初雪は下着が水気を帯びていることを察知した。もうさっきからじんじん疼いて仕方が無いのに、提督は触ることを禁じている。気持ちが良いのにもどかしい。司令官の"ごほうび"はいつもそう。そして今回も。 「はい、おしまい」 提督が離れる。唾液の筋が互いの舌を繋ぐ。 #座礁艦隊

2014-04-14 20:59:21
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

初雪は名残惜しそうに舌を出したまま、ソファにもたれて息を荒くしている。物足りない、と訴えかける視線が、提督を愉しませた。 「続きは午前の出撃から帰ったら。最後まで、ね」 「うん……がんばる」 初雪は下顎から首までべっとりついた涎を適当に拭いて、足早に自室へ戻った。 #座礁艦隊

2014-04-14 21:04:28
RyoRi (VRVape屋さん) @ryorinovels

この提督も大概であるなあ(すっとぼけ)

2014-04-14 21:06:55
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