新井素子の新作長編小説『もいちどあなたにあいたいな』の感想を集めてみた
新井素子様の新刊『もいちどあなたにあいたいな』読了。えっと、何だろう、これ。面白いか面白くないかでいうと後者なのだが、素子様の作品だというだけで全肯定してしまう自分は、完全に信者なのだと思う。しかしこれ、母親パートは必要だったのか?
2010-01-28 02:10:57新井素子「もいちどあなたにあいたいな」読了。新作ほんとにうれしい。やっぱり実家から新井さんの本を持ってこよう。人待ちなう、なので朝までにもう一冊、なにを読もうかな。
2010-01-31 02:35:50新井素子「もいちどあなたにあいたいな」何なんだ!この切なさ。ラスト前から急に涙があふれてきて読み終わりと同時に嗚咽・号泣!タオル抱えて5分ぐらい声だして泣いたし。ちょっと落ち着いた今も涙じわー・・・
2010-01-31 12:53:18新井素子の新刊が非常に怖い。ホラーだとかスプラッタ的な恐怖ではなく、今、自分の立っている場所が本当にその場所なのかと根本を揺さぶられる。ふわふわした文体で、笑顔で鋭利な出刃包丁を振りかざされる。怖い。そしておもしろい。
2010-02-01 08:44:32新井素子『もいちどあなたにあいたいな』読了。えっと、感想です。このお話のタイトルを初めて見た時、「おしまいの日」と同じようなお話かなと思ったんですね。でも、どっちかというと「ひとめあなたに…」に近い、SFホラー、だったんだ。で、これが面白かったんだよー。すっごく、面白かった。
2010-02-01 21:29:26新井素子『もいちどあなたにあいたいな』読了。7年ぶりの長編。でも文体も反復して底を流れるテーマも、新井素子は変わらないなぁと思う。変わっていくのは自分の方なのかもなぁと思う。誰もが悪人ではないまでも微妙に勝手で視野が狭くて、ラストは切ないというより気持ちがざわざわした。
2010-02-02 17:55:25新井素子の新刊,「もいちどあなたにあいたいな」が三省堂本店に平積みになっていたので,購入.「これは,平成14年から,平成21年にかけて,書いていたお話です」(あとがき)って…
2010-02-04 00:43:23『もいちどあなたにあいたいな』で新井素子が描いている「オタク」って、いわゆる古い世代の全方位型オタクだよなあ。今のオタクって細分化・専門化(?)されてて、こういう風な要望にはなかなか応えられないような気がするよ。
2010-02-04 11:11:12新井素子「もいちどあなたにあいたいな」の感想を書こうと思ったけど、僕の中ではいまいち散漫な印象しか残らなかった。「陽湖2」とかはある意味強烈だけど、今は父母分け隔てなくいろいろ努力と苦労をしているひとが多いと思うので、ちょっとねー。
2010-02-04 17:03:58積読ばかりが増えていく。読み終えてから買えばいいのに…。手元にある、いつでも読めると言う安心感が欲しいのかね。昔より読むスピードも落ちたし、鼻も利かなくなったから「あたりっ!」って言う本にも出会えなくなった。昔、大好きだった新井素子の新刊を今日買った。積まないでページをめくる…。
2010-02-05 01:50:19新井素子『もいちどあなたにあいたいな』(新潮社)、読了。人称の設定であれこれ苦労したという、作者あとがきが興味深い。それは、どうしたって決定稿しか読めない読者への、“こうであったかもしれない『もいちど』”を垣間見せる、作者からのプレゼントだ。(これ以上はネタバレ?)
2010-02-05 03:29:07あらすじ「やまとばちゃん」はとても不運で不幸だ。けれどその局面において決して泣いたことがなく、故に「やまとばちゃんは強い女」と思われている。そのやまとばちゃんに更なる悲しい出来事が。それでも泣かないやまとばちゃん。だけど姪の澪湖は気づいてしまった。この人、やまとばちゃんじゃない?
2010-02-05 13:50:23あらためまして新井素子『もいちどあなたにあいたいな』読了。実に7年ぶりの素子さんの長編は、素子節(あの一人称)健在で嬉しい限りでした。前作『ハッピー・バースデイ』の読後感があまりに悪かったので身構えてましたが、新作は、せつなくてやわらかで、ゆっくりと壊れていく、そんなSFでした。
2010-02-05 20:29:47(続き)タイトルに象徴される本筋の物語の周辺で語られる家族の、特に陽湖(澪湖の母)の心情がどんどん掘り下げられてヒートアップしていく様が実によく理解できてしまうのが、嬉しいような悲しいような。作家と共に私も年を取ってるんだなあと、共感する部分でそんなことを実感したり。
2010-02-05 20:35:09(続き)面白かったかというと、ラストは煙に巻かれたような感じで正直自分の感想がよくわからないのです。それでも読めて嬉しかった。少女時代のバイブルだったし、素子さんの感じていることをそのまま受け取れるような作風はやっぱり好きなのです。あ〜そして今とても『・・・絶句』が読みたい気分!
2010-02-05 20:44:46@kapimaru こんにちは!!新刊、1月末に発売されたばかりみたいです。『ハッピーバースデイ』は辛かったですよね……。こちらは大丈夫でしたよ〜。新井素子さんのあの文体がお好きでしたら、是非(^^)。
2010-02-05 20:57:09@yonda4 9784103858027 二十年前ハマってた新井素子。今では文体もエピソードもうざくて読むのが苦痛だった。とにかく背景が古い。男を産まなかった事に引け目を感じる母、家で女三人寝込んでも何もできない男達、インフルで五日寝込む、昭和の話?終盤はさすがに面白かった。
2010-02-08 23:59:25感想がきつくなっちゃったけど、新井素子は変わってない、私が変わったんだろうな。星へ行く船シリーズ、グリーンレクイエム、ひとめあなたに…好きだったなあ。
2010-02-09 00:05:02新井素子の新刊を読んでいる。今のところ、どろどろし過ぎて気が滅入る展開です。マイスリーで寝る前に余り読めないので、なかなかどろどろから抜け出せません。疲れる。
2010-02-09 22:41:21新井素子の新作読んだ後にTL見てたら、現代に至っても女性は給料三ヶ月分で男性に買われるのか?とか思いそうになってしまった。いけないいけない。人間関係も婚姻も個対個のやりとりにしか過ぎないから、安易に外側から総括できない。失礼すぎる。
2010-02-09 22:43:08新井素子のあとがきに「新潮のミューズ」と呼ばれる女性編集者が出てくるのね。それで思ったのは単に誰かを「信じる」ってことは難しいけれど、その相手の力になるってことなんだなぁ、ということ。誰かに信頼されている、というその「信頼」を信じられる、ということは間接的に自分を肯定できるから。
2010-02-10 16:11:39