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背景
ここから本編
「原作で美人だった女の子がアニメキャラになった途端美人じゃなくなった!」という感想がRTでバンバン流れてくるの、非常につらいものがありますね。
2014-05-07 12:49:16例えば翻案によって探偵の思考様式が変わってしまって事象の発生に対する推理の説得力が失われてしまったら、それはとんでもない事態だと思われるわけですが、物語の筋書きと直接には関係のない外見的要素や所作・振る舞いだとどうなんでしょうか。そもそもそれを取り立てて議論する必要性がわからない
2014-05-07 12:54:24要するに「僕の考えていた○×さんはこんなのじゃない!」っていうことなんですけど、ビジュアライズ前のテキストからの比較では完全な個人の想像だと思うので、いやもう「個人的に気に食わねぇ」と主張することは一向に構わないわけですが、原作の性質に還元して「アニメ化の欠陥」とするのはちょっと
2014-05-07 13:00:41「妙齢の男性」(おじちゃん)からみて、15〜6の女の子に「かわいげがある」のはとりたてて不自然な描写ではないと思いますけどねぇ(原作うんぬんは抜きとして)。むしろ中学から上がり立ての女の子に「(精神的にも成熟した)絶世の美女」を求める態度のほうが、ちょっと常軌を逸しているのでは。
2014-05-07 13:07:09「アニメキャラの美少女描写の特徴」という議論と「『深雪さんは美少女』ドクトリン」は分けて貰ったほうが、一般の人に対しては親切かなと思います。
2014-05-07 13:09:53要は「変化と緩急」だと思うわけですよ。見た目が美しく振る舞いが洗練されているキャラクターが一般的に好かれ易いことに異論はありませんが、物語の進行と共にそういう変化を遂げても良いわけで、重要なのは「現在のシーンにおいてキャラ造形にいかような必然性があるのか?」という視角だと思います
2014-05-07 13:14:55アニメ魔法化高校においてリアクションが集まっているのは当然「物語の導入」箇所に対してですが、「導入(視線を引き受ける人物)として相応しい造形か?」という見方が欠けていると思うんですよね。手持ちの情報を一度全部捨てて、アニメから入ってみてまだそれでも尚許し難いほど不自然なのか?と。
2014-05-07 13:19:10こっから先は個人的な感想だけど、物語の導入において「人あたりが良く、愛嬌がある」女の子は、翻案として一定の妥当性を感じますね。逆に「美人すぎる」と「とっつきづらい」。未見の視聴者は「美人なこと」自体を「識らない」ので、そこ(情報のテーブル)を加味できる制作者のほうが信用できますね
2014-05-07 13:27:38個人的な信念として、アニメ作品に対して一定の評価をくだすときに「インサイダー情報」を根拠に置くのはよくない態度だと思ってる。視聴者の9割はまず知らない情報なわけで。次いで原作、制作スタッフ、誌面などに基づくものも同様。「アニメ単体としてみて、どう感じたか?」が最も感想として重要。
2014-05-07 13:33:08気に食わないなら、自分の感性に基づいて否定すればいいんですよ。感想としてつぶやくなら多くの人間がアクセスできない対象を根拠にするのは感じが悪いっす。自分の中の信念に基づいた非難は、たとえ説得力がなくともそれだけで高潔ですよ。そもそも外見の美醜の論証は話題としてすごく微妙なのでは?
2014-05-07 13:39:37うーん、アニメ魔法科は、原作(ネット小説サイト記載時のテクスト、電撃文庫の単行本を区別して)、コミカライズ、メディアミックス(表現者と受容者のメディアを介した関係)に触れずに、単体の「映像作品」としてあれこれを語れないものかなぁ。時期早々かもしれないけど映像的にみてどうか?という
2014-05-07 13:46:49個人的には電撃文庫の単行本が好きで(ネット小説サイト時代は未チェック)、アニメも楽しめている層。なので「アニメを非難する原作ファンに???が浮かんでいる」というスタンス。
2014-05-07 13:50:01「原作ファンからみた、キャラクターが動いていることの楽しさ」(映像の行為者の動きの動線、視線を媒介した物語の導線、ACと連動する音響演出etc)の言説が圧倒的に不足している、と感じるわけです。
2014-05-07 13:53:15キャラクターの美醜の様式は物語のエコノミーの観点からすれば、必ずそこに行き着くわけでしょう。受容の問題よりも、物語とどう関係するかの問題へ切り込むほうが筋が良いのではないかと、個人的には考えていたりします。
2014-05-07 13:55:53これはすごく個人的な意見なのだけど、(原作にあった)情報量をスポイルすることで、キャラクターの情緒的(或いは非情緒的)な側面がクローズアップされることはあるのではないかな、と感じていたり。要するにそれは一つのシーンにおいて映像単位として現れることで具現化する「芝居」なわけだけど。
2014-05-07 14:03:02原作の意味づけとは切り離して、アニメをそれ自体として、もっとこう、芝居や「意味の組成」や、「映像のリズム」を楽しむ余裕は無いものか……
2014-05-07 14:06:31要するに「ネット小説時代の描写を私はこう想像したから、ビジュアライズされ、かつアニメとして翻案されたあれこれのキャラ造形はクソだ」という態度は不寛容だという話がしたいわけです。純粋にアニメーションとして楽しんでいる層に失礼だし、映像的文脈を汲み取る以前の否定が議論を矮小化している
2014-05-07 14:11:49流石にぼくも狼と香辛料4巻でエルサさんの出番が尺の都合でエピソードごとカットされたことはブチ切れそうになったけど、思い返すとラノベ原作アニメでキャラの翻案が不満だったのってそれくらいかなぁ。それも個人的な執着に基づく「シリーズ1かわいい無愛想ヒロイン」エルサさんへの妄執だし。
2014-05-07 14:47:25そもそも原作との矛盾自体を感じないのはぼくの読み込み不足ですかそうですか……。この年代の女の子って外見は超絶美人でも所作が子供っぽかったりすることは別に不自然だと感じないし、かわいいじゃないですかー(オッサンでごめんね)。
2014-05-07 14:51:46仮に「アニメの芝居がコミカライズをなぞっている」として、果たしてそれを本当に同等な描写とみなせるのか、という点は個人的には疑わしく考えています。「なぞっている」と感じるのは、適宜細部を捨象して粗筋に要約しているからで、レイアウトをなぞっていても物語の「映像的時間」の差異はあるはず
2014-05-07 15:15:48