第56回ヴェネチア・ビエンナーレ キュレーター・作家決定
- hashizume_y
- 8645
- 0
- 1
- 21
ヴェネチア・ビエンナーレのプロポーザル5案および講評、読みました。jpf.go.jp/venezia-bienna… 国際交流基金HP。自分とほぼ同世代の、美術文脈で活躍されているキュレーターとアーティストの提案は、どれもとても興味深かった。
2014-06-01 00:31:01今の時代や社会で何を問題として感じているか、それをどの作家と、どのようなアプローチで展開するか、というベーシックな問いだけではなく、ヴェネチアという「制度」の中で「日本」という国家の枠組みを背負って、ある部分では「勝つ」ための戦略が盛り込まれていた。
2014-06-01 00:31:57そこで選ばれていた作家達は高山さんはじめ舞台芸術の文脈でも活動している人が多く、美術の文脈でも、単なる目に見える「もの」の強度ではなく、むしろ観客の側に喚起される身体感覚や時間感覚(あるいはそのそのズレ)がますます問題になっているのだなと感じた。
2014-06-01 00:37:05ただ結果からみると、プロポーザルの段階で一番視覚的なプレゼンテーションが分かりやすく安定している塩田千春さんの案が採用されていた。講評でも、作品としての安定感・強度のほうが、企画の大胆さや批評性よりも高く評価されていた印象。
2014-06-01 00:38:45国際交流基金のサイトで講評だけではなく提案書そのものが公表されたのは今年かららしい。こうした透明性は、それに続くキュレーターや作家にとっても励みになるし、誰がどのような基準で何を評価するのか、ということが明らかになれば議論も生まれるのでシーン自体が活性化にはいい試みだなと思う
2014-06-01 00:41:27@somachiaki そうですか?あんなコンペ、意味ありますか?そもそも、あの不透明性極まりない「指名競争」が問題だと思いますけど。ベネチア・ビエンナーレの権威を笠に着るコンペのせいか、どれを読んでも、僕には何をしたいのかさっぱりわかりませんでした。
2014-06-01 00:50:35あと素朴な疑問として、なんで審査員が日本人なの?と思った。日本人以外の審査員を入れたほうが、世界に晒されたときに通用する案が選ばれる確率高い気がするんだけど・・・。ビエンナーレの国際ルールとかあるのかしらん。
2014-06-01 00:51:00@ac_katsura 「指名競争」はいろいろ問題ありですよね。でも完全に公募しちゃったら審査不能、という実務的な問題なんでしょうか。その辺の制度的な裏は私には分かりませんが、少なくとも舞台芸術にはそんなコンペすらないし誰も企画内容を聞いてくれないので、まだあるだけマシかと。。
2014-06-01 00:56:43@somachiaki 辞めちゃうって議論はないものかと思いますね、あんなもの。博覧会スタイルの展示なんて、いつの時代だよって話だと思います。あんなものをまじめに「審査」している方が不合理だと思います。そんなお金を出すくらいだったら、外国に滞在する若い作家を増やした方がいい。
2014-06-01 01:02:40@ac_katsura 100年前から続く文化外交や博覧会のモデルで、確かに制度自体が古くさいことはみんな分かっているのに、やーめた、とは言えない事情があるんでしょうねえ。。権威や制度って、なかなかなくならないものですね。だから権威や制度なのか・・
2014-06-01 01:14:46ほんとだよなー。あとは近年の海外の動向や国際展の流れを現地で見ている人に審査してほしい。賞を取るためというよりは言説の形成に参加するために。
2014-06-02 08:58:31