ちくわたんのSIer酷い話ランキング

Chikara Kuwata@Return 0 Records @ckuwata

そこで檜山さんに一本釣りされる形で速攻退職、その後アーキテクチャプレインズウォーカーと自称その弟子によるプロジェクトが始まるわけだが、それはまた別の物語。今思い返してみても木曜に会社辞めたいと書いて土曜の勉強会で誘われて次の週に退職届というのはずいぶん早かったな。

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それでまあ、退職届を出す前にtwitterに「退職届出してくる」「喧嘩になったらボンサオで突きを捌いてカウンター」とかアホな事を書いていたのだが、その後上司から語られたのは衝撃の事実だった。

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何しろ上層部はみんな俺の日記を読んでいて、俺がどういう不満と問題意識を持っているのか全部知っていて、それでもどうにもできなかったので俺が辞めるのは仕方がないという、そういうことだった。

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実際のところ上司としては俺をある種のアイコンというか、優秀な現場の技術者のロールモデルとして使っていこうという算段もあったようなのだが、それができる仕事なんてあのクソ不況じゃ存在しなかったし（途中で消えたものもあったし）、かといって俺を手放す話なんてできるはずない。

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というか日記に書いているようなことって会社辞める辞めない以外の話は相当な部分が会社でも既に話し合っていたことだったりしたので、ある意味ではこの上ない円満退職だった。たまたま使える社員を引き当てた中小企業の野心家と、どうにかして現場から立て直そうとして無理だと悟った若造の挫折。

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もう時間が時間なので、最後にSIer酷い話ランキング番外編を書いて寝ることにする。

Chikara Kuwata@Return 0 Records @ckuwata

番外編「『よろしくお願いします』『あ、内定だします』『！？』〜鍬田がSI業界に入った経緯〜」 当時俺は妙な宗教にハマっていた母親と大喧嘩していたりして精神状態が最悪に近く、就職活動はろくにしてなかったし、面接に行ったら行ったで延々技術的な話でイオナズン面接をやらかしたりしていた。

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そんな当時、いい加減どっかに潜り込まないとなあと思って適当に受けた会社がさっきから散々ネタにしている某社で、いろいろな事情でその日は本来面接をする人物がおらず、いきなり社長面接から始まった。

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そこでまあ最初は例によって履歴書と大学の成績を渡すわけだが、それらを渡して数分、社長はおもむろに書類を携えて立ち上がり、こう言ったのだった。「内定出すから、ちょっと待っててね。」そこまで俺は挨拶以外に一言も発していなかった。

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こうして俺のイオナズンが炸裂する前に内定が出され、とりあえず収入ができたことで安堵して俺は帰途についた。まさか入社の数日後には配属が決まり、こうしてSIer酷い話ランキングのネタになる現場に突っ込まれるとも知らずに……。