最近の漫画に「成長をじっくり描く時間」はあるか?
- gryphonjapan
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漫画家です。講談社アフタヌーンで『EDEN』全18巻。同じくイブニングで格闘技漫画『オールラウンダー廻』全19巻。『ソフトメタルヴァンパイア』全6巻。月刊マガジン」にて『愚者の星』連載終了。最終単行本8巻は5月 17日発売
togetter用資料 “アマチュア修斗競技者の頂点を決める大会、全日本選手権。メグル、タカシをはじめ多くの才気あふれる選手たちがしのぎを削る中、自身を“凡才”と称する一人の男――、増岡” htn.to/wxAbxvi
2014-06-26 06:45:49しかし、格闘技漫画に限らずスポーツ漫画全般に言えるコトは、主人公が成長するのをじっくり描いて面白くしていく余裕が雑誌側には最早無い、ということなかぁ。最低単行本2巻迄にはセールスで結果出さんと駄目な感じ。世知辛い。スラムダンクの2巻なんかまだ…ねぇ。
2014-06-25 18:03:30井上先生「ドカベン」大好きですからね。( ̄Д ̄)ノ “@sarusube: 2巻とかまだ柔道やってますしねぇ”
2014-06-25 19:04:10@hiroki_endo 以前、ロボットアニメの記事で、「主人公をロボットに乗せるまでが大変なんだ。」という内容のものを読みました。殺す、殺される機械に自分から進んで乗るというのは、確かに「覚悟」以上の切迫した事情が必要だと思います。その大事な導入部分を初回からっていうのは。。。
2014-06-25 18:55:19進撃の巨人の立ち上げ適性の高さの話になるけど、さらに遡ればベルセルクもそうだったように、「成長後の戦いを先に描く→その後から成長前を回想する」という構成は有効さが証明されている感じ。あわよくば、人気が確定してからは映像化したときに順番通りにやってよい>RT
2014-06-25 22:21:22逆に、SAOや魔法科高校のアニメが順番通りにやることにまるで意味がないのは、もともと修行時代や青春時代のエピソードではない、下積み期間でもない話なら順番通りに構成する意味もなかったから
2014-06-25 22:26:46引用
ですから、「クライマックスが描けるようになるまで、序盤をなんとか乗り切ろう」という意識ではなくて、「序盤の話だけでも満足できるような展開を続けよう!」という意識(=覚悟)で始まった連載の方が、客はついていきたいと考えるはずだし、生き延びやすいということです。
マンガ連載の立ち上げの難しさは、「面白くなっていく話を後回しにしてしまう」と「一話でテーマを全部提示しきってしまって面白くしすぎると読者の興味を維持できなくなる」のどっちにも陥らないよう考えながらバランスを図るのが基本になるのではないかな…
2014-06-25 22:31:00引用
実際に会議用ネームが全ページ収録されているので、読んでみると、確かに設定解説とキャラ紹介と見所ダイジェストにしかなっておらず、場面集としては面白そうに見えるものの、シーンを盛り上げる流れを無視してるため、どう連載で盛り上げていけばいいんだろう……と頭を抱える内容にも見えます。
〔中略〕
会議用ネームと連載用ネームを区別しないおかげで、例えば『週刊少年ジャンプ』の新連載は、みな一話で魅力を出し切ろうとしてしまい、2話以降の魅力で苦戦するケースが絶えないのだと考えられるのですが……。
あ、そうかなるほど、「一話が面白すぎると続かない」のはそれ以上の右肩上がりを求められるからで、それはムリなのだが、だから目先を変えて回想編に遡ったりすれば期待値をリセットして仕切り直せるんだ
2014-06-25 22:37:19具体的には最近のジャンプ漫画だとソウルキャッチャーズが一話が面白すぎた例で、地道な仲間集めを始めても一話以上のテンションにはならないので苦戦していた。かといって「突然回想編」が必ずしも面白いかというとそれは別で、さすがに新人の諫山先生も訓練生時代に戻ったときはいきなり感が強かった
2014-06-25 22:40:09なので「単行本1巻や2巻の構成で(下積み期間や成長はなくてもいいから)盛り上げる」のあとでスムーズに下積み期間を改めて描けるように準備する、というのがベターな適解なのかもしれない
2014-06-25 22:42:36近年のジャンプで第1話を盛り上げすぎて後が苦労してそうだった最たる例を挙げろと言われたらやっぱ『ST&RS(スターズ)』かな。次点がキルコさん
2014-06-25 22:47:39『暗殺教室』の連載立ち上げはハイブリッドな手法で、表の主人公(主役)の殺せんせーは成長しないので最初から大活躍する。裏の主人公(語り部)である渚くんはじっこりかつこっそりと成長していく。とはいえ、まんま『ドラえもん』と同じ手法なので新しいというわけでもないですが
2014-06-26 12:38:40「ベイビーステップ」は「編集部に我慢してもらった」例だと思っていて、ああいうマンガは運も絡むと思っている/最近だとチャンピオンのバレーマンガ「ハリガネサービス」が注目株 / “最近の漫画に「成長をじっくり描く時間」はある…” htn.to/hWbQNv #マンガ
2014-06-26 16:58:30