- SlipperyRider
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今朝、分子研の中村センセ( @ims_nakamura )から、ソルティライチが蛍光出すよって教えてもらったので、早速試してみた。
2014-07-02 22:24:21用意するもの:ソルティライチ。比較対象として栄養ドリンク(今回はSAMRIDEとリポビタンD)、励起光:蛍光鉱物用の紫外線LEDライト(安物なのでだいぶ可視光の青色光領域もあり) twitpic.com/e7dryd
2014-07-02 22:25:03適当な大きさのコップ(今回はショットグラス)に試薬を注ぎ入れます。まずはソルティライチから→ twitpic.com/e7dse7
2014-07-02 22:28:50ソルティライチは白濁してるので、もしかしたらチンダル現象でLEDライトの可視光の青色が見えてるのかもと思って、もうちょっと短波長側の紫外光でも励起したけど、ちゃんと光りましたのよ。(写真は暗すぎて写らずだたけど)ってことで、ソルティライチは紫外光で蛍光を発するのです!
2014-07-02 22:31:23次は、比較実験の栄養ドリンクね。まずはSAMURIDEから。 twitpic.com/e7dsot ここに紫外光を当てると明るく光ります! twitpic.com/e7dssa
2014-07-02 22:33:10そして、みんな大好きリポビタンD! twitpic.com/e7dsv5 ここに紫外光を当てると、とっても明るく光ります!イオンエンジンの光です(嘘です) twitpic.com/e7dsxb
2014-07-02 22:34:34さて、解説。栄養ドリンクの2つを比べてもらうと分かる通り、両方とも黄色っすね。この色はビタミンB2(リボフラビン)の色です。ビタミンB2は体内で代謝や呼吸に関連してるので栄養ドリンクに含まれてるわけですな。
2014-07-02 22:37:53で、このビタミンB2(リボフラビン)はこんな形をしています→ twitpic.com/e7dtbv 六角形3つが連なった構造を持ってるわけですが、この領域が紫外光を吸収してエネルギー準位の高い励起状態になるわけです。で、この高いエネルギー準位から通常状態に戻るときに(続く
2014-07-02 22:40:33続いた)吸収した紫外線のエネルギーより、ちょっとエネルギーの低い黄色の光として出てくるわけです。これが蛍光の出てくる原理ね。ものっそいざっくりした説明だけど、ま、だいたいこんな感じ。
2014-07-02 22:41:57じゃ、ソルティライチはどうなのかってーと、実はあたしも何が光ってるかは分かんない。ただ光り方が、随分昔に実験したトニックウォーターの光り方と似てるのね。 twitpic.com/1brklt
2014-07-02 22:43:21で、トニックウォーターなんだけど、海外産のは成分のキニーネが蛍光を出すんだけど、日本国内じゃキニーネは劇物指定。じゃ、何が光ってるのってトニックウォーターの製造元のコカ・コーラさんに問い合わせたら、香料が蛍光の元になってるんだって教えていただきましたわ。
2014-07-02 22:45:14ただ、その香料については企業秘密だから教えられないのってお話。おそらく、ビタミンB2みたいに環状構造(もしくは二重結合いっぱい)を持つ分子だとは思う。で、そこから推察するに、ソルティライチも成分に「香料」が含まれてるので、多分トニックウォーターと似た様なのが使われてるんだと思う。
2014-07-02 22:47:53と言うことで、今日の簡単実験教室のコーナーは終わり! これらの物質の他にも油とかビタミン強化米とか洗濯物とか身の回りに蛍光出すものいっぱいあるから、ぜひ試してみてくださいねー。長々とお付き合いいただきありがとなのでしたー(*゚▽゚)ノシ
2014-07-02 22:49:52@guruguruuzumaki ありがとうございました。部屋を暗くしてブラックライトをそこら辺に当てると色々光って面白いですよね。
2014-07-02 23:01:17@guruguruuzumaki おお…汚れがいっぱいですね。 pic.twitter.com/1274w41B82
2014-07-02 23:08:49