台北故宮展シンポジウムの備忘ツイート

2014年7月5・6日に開催された、特別展「台北國立故宮博物院―神品至宝―」開催記念国際シンポジウム「中国皇帝コレクションの意味―書画における復古と革新―」を聴講した内容を忘れないように。。
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ごまだんご @gomadango74

[故宮展シンポジウム]澄心堂紙 本展覧会では澄心堂紙に書かれたとされる作品、蔡襄「澄心堂帖」、高宗「千字文」、蘇軾「寒食帖」の3件が出陳。このうち「澄心堂帖」は本物の澄心堂紙に書かれたと考えて間違いないが、他の2件は紙の色や表面のロウ引きの様子から本物ではない可能性がある。

2014-07-17 23:30:34
ごまだんご @gomadango74

[故宮展シンポジウム]澄心堂紙 1000年近く前の紙に書かれた文書が、今も墨色鮮やかに残っている、その古代の製紙技術の高さ、文人のこだわりに驚き!(写真は蔡襄「澄心堂帖」) pic.twitter.com/xsBudHPkap

2014-07-17 23:31:55
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ごまだんご @gomadango74

[故宮展シンポジウム]皇帝の璽印 後世に残る名品にはその文物を所有していた者の印や賛が残されている。皇帝コレクションに捺された璽印には決まったフォーマットがあり、徽宗は1つの作品に7種類、乾隆は8種類の印を捺す。

2014-07-19 01:08:23
ごまだんご @gomadango74

[故宮展シンポジウム]皇帝の璽印 徽宗はお気に入りの書画を「宣和装」と呼ばれる統一の表装に改め、七璽を捺した。徽宗の七璽のひとつ「双龍印」には○型と□型があり、書には○印、画には□印を捺した。写真はとんぼの本「台北故宮を極める」より pic.twitter.com/w5IEl99qtq

2014-07-19 01:11:20
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ごまだんご @gomadango74

[故宮展シンポジウム]皇帝の璽印 古来思想では「天は丸く地は四角い」と考えられており、書=文字は「天」の言葉を書き記すもの=○、画=山水は「地」のありさまをうつすもの=□、と璽印を使い分けている。表装に天地を表す青と黄を配するなど、宣和装に宇宙を閉じ込めた徽宗の思想が伺える。

2014-07-19 01:18:37
ごまだんご @gomadango74

こっちの写真にすれば良かった。 孫過庭「書譜」題簽の下に丸い双龍印が捺してあります。書だから○。 pic.twitter.com/GNremDKYaK

2014-07-19 01:31:26
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ごまだんご @gomadango74

[故宮展シンポジウム]皇帝の璽印 徽宗が描いた宇宙観を理解し再編成した乾隆帝。清代にはコレクションの量も膨大になっていたが、徽宗がそうしたように文物を鑑定し目録を作り、現在につながる保存と継承に大きく貢献している。写真は乾隆帝の璽印。 pic.twitter.com/VHujoXzPTF

2014-07-19 01:20:58
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ごまだんご @gomadango74

[故宮展シンポジウム]シンポジウムでテーマとなった展示品(私チョイス) 孫過庭「草書書譜巻」(〜8/3、東京) 蘇軾「行書黄州寒食詩巻」(8/5〜、東京) 王羲之「定武蘭亭序巻」(九州) 馬遠「華燈侍宴図」(九州) 巨然「蕭翼賺蘭亭図軸」(東京) 蔡襄「行書澄心堂帖頁」(東京)

2014-07-19 01:24:18