うみうしさんとひとせさんの会話が美味しくて仕方ないので、私はそれを横目にひっそりと劇場版まどマギをBGMにして悪魔になっちゃうアーチャーさんを妄想するのであった。
2014-08-26 15:45:32@urahito814 切嗣が壊れない為に繰り返し繰り返し時をなぞり続けていたのに切嗣は死んじゃうし概念になっちゃうし、それでも死の直前に切嗣が迎えに来てくれるならと諦めていた所でアラヤにより隔離、切嗣という概念を捕獲するための罠にされて、悪魔になってでもアラヤに切嗣は渡さないと
2014-08-26 15:52:51切嗣が壊れない為に繰り返し繰り返し時をなぞり続けていたのに切嗣は死んじゃうし概念になっちゃうし、それでも死の直前に切嗣が迎えに来てくれるならと諦めていた所でアラヤにより隔離、切嗣という概念を捕獲するための罠にされて、悪魔になってでもアラヤに切嗣は渡さないと反転する弓 #リテイク
2014-08-26 15:53:42なお概念にならない英霊たちが切嗣の助力として罠の内部に侵入しており槍なんかまんまさやかちゃんポジなのであるが、カレンとアンリとバゼットの関係に気を取られてるうちにうっかり弓を悪魔化防げなかったりするのである。尚この場合切嗣は「裂けちゃう」とは言わない。もげちゃう。僕もげちゃうから
2014-08-26 15:55:00そして切嗣の大事な物をもいでモグモグしちゃったアーチャーは「神の力をもぎとって我が物にする存在を何という?悪魔じゃないか」とか荒んだ目で暴挙を責めるランサーに微笑むんですよ。「ほら、もう君もあんまり思い出せないんじゃないか?ここは幸せな箱庭だから」好きなように、生きていけばいい。
2014-08-26 15:57:30同じく助力として呼ばれていたセイバーは完全に英霊の事を忘れて人生を謳歌していた主に食欲方面で。ランサーも徐々に義憤を忘れて幸せに飲み込まれていく。切嗣は争いのない世界に抱き留められながら、違和感に時折概念の欠片が顔を出す。その度に「夢だよ」と弓が笑って両目を塞ぐ。耳もふさぐ。
2014-08-26 16:00:16口は塞がない。切嗣の声が聴きたいから。「アーチャー、僕は大事な何かを忘れてないかい……?おかしい、気がするんだ」「気のせいだよ。ここには君を害する何もかもが存在しない。貴方は貴方の思うままに生きていい。優しいものだけ詰まってるよ」でもそれはアーチャーに優しい世界と同義ではない。
2014-08-26 16:02:43この世界を維持するためにアーチャーは常に削られ続ける。外から世界を作り変え箱庭を維持し中に膨大な数の人間を取り込み、全てを一人で回している。破綻しない筈がない。それでも限界まで彼は切嗣の為に回し続ける。全ては切嗣が悲しまない為に。全ての事を知った切嗣が悲しまない訳もないのに。
2014-08-26 16:07:06大体削れに削れて人格の外側しかなくなる頃には切嗣も大分概念の力を取り戻してて、しかも悪魔になったアーチャーは概念に取り込めない別の存在に成り果ててしまって、こんなことの為に概念になったんじゃないのに、君を、君達を守りたかった救いたかっただけなのにって愕然とする目の前で笑うだけの男
2014-08-26 16:11:49悪魔化する前の段階の、アラヤと聖杯に触れる前の切嗣を守ろう守ろうってするアーチャーもいいよね。聖杯が襲来するのはさけえないから、せめて自分が撃退するかやり過ごす方法がないかと奔走する弓。途中魔力が尽きて魔族化してしまう仲間たち。ランサーも黒化して襲ってきましたがライダーたちの尽力
2014-08-26 16:36:50で犠牲を出しつつも打ち倒したりしてる。この場合マミさんはセイバーかな。魔力が尽きたら魔族になっちゃうって知って助ける為の存在が殺すための存在に成り果てる運命に絶望してライダーを一度殺してる。仲間たちの姿を見ていて絶望していく切嗣が、どんどんアラヤに近づいてしまうのを阻止したい弓
2014-08-26 16:38:15そういえば昼間呟いたまどマギパロの切弓なのか槍弓なのかわからんあれ。キュウべぇはアラヤなの?って聞かれてそうだよって答えたけど、よく考えたらキュウべぇは切嗣だよ……人類に絶望した切嗣のような何かだよアレ
2014-08-26 22:07:23人類に絶望したキュウべぇのような何かに成り果てた切嗣の影と契約して英霊になる弓だけど、その願いは切嗣を助ける事だった。切嗣がアラヤに取り込まれる前に戻り、必ず切嗣をその契約から解除させる。契約させない、それが弓の願いであり因果になる。
2014-08-26 22:09:51キュウべぇになった切嗣の願いを叶えるためだけにアラヤと契約し、そしてアラヤに切嗣を奪われないように立ち回るアーチャー。しかし切嗣はやがてアラヤに辿り着き契約してしまう。全てのヒトを幸せにしたい、そのほんの少しの手助けに悲しみを覆い隠す力を求めて。そして人類は聖杯に悲しみを注ぐ。
2014-08-26 22:36:38聖杯に悲しみを注ぐことで人は一時的に苦しさから逃れられるが、いつか聖杯は容量を超えて溢れ出す。それがワルプルギスの夜と呼ばれる災厄。切嗣の願いを昇華させる為に必ず聖杯を打ち壊す。聖杯をあるべき姿へ戻す。たとえ聖杯が切嗣の愛した家族の形を模っていたとしても。そして魂は濁り続ける。
2014-08-26 22:38:58死んだ切嗣の亡霊の様な何かが要所要所で現れては、今の切嗣を唆す。お前はもう諦めてもいい。人類を救う手段はお前が身を捧げる事だと。突然切嗣の前に現れた男は影を打ち払い囁く。そんな必要は微塵もない。貴方の夢はここにある。貴方が犠牲になる必要などどこにもない。生贄はちゃんと他にいる
2014-08-26 22:45:42困惑する切嗣に男は重ねて言う。貴方は自分の行動ひとつで失われるものを考えたことがあるか?もしも失いたくないものがひとつでもあるのなら、決断をする前によく考えてほしい。家族は貴方の不幸を望まない。友人も、それ以外の人々も。男はそういって去って行った。切嗣の足元にはちぎれたコートの裾
2014-08-26 22:47:28やがて悪夢の欠片やそれを始末する英霊という存在に触れ、切嗣は非日常へ沈んでいく。先達として振舞っていたセイバーは油断で斃れ、近所の親切な兄ちゃんだったランサーもまた悪夢と化した。ランサーと相討ちになる形でライダーもまた果てた。最後に残るは影を打ち払った男と切嗣だけ。影は再び唆す。
2014-08-26 22:50:40君が契約すれば彼は一人で戦わずに済む。君の潜在能力は素晴らしい。運命を一つ塗り替える程度の事は軽々出来るだろう。さあ願いを。男は叫ぶ。そいつの言葉に耳を貸すな、破滅しか残らない、この自分のように!そうして男は泥に飲まれた。切嗣は契約し聖杯は傾く。世界が一つ焼けた所で男は時を戻る。
2014-08-26 22:53:43幾度も繰り返し男は切嗣の前に現れる。貴方の願いは私が叶える、だからお願いだ、諦めないでくれ。貴方が諦めてしまったら、私の思いはどうなるのだろう。貴方の為だけに時を繰り返し磨り減った私の心は、おれてしまうのだろうか。それもいいかもしれない、そろそろ疲れた気もするんだ切嗣。眠りたい。
2014-08-26 22:56:41やがて影は執拗に切嗣と男を追い回し、ついに男の正体へ辿り着く。男はいつかの次元で切嗣に救われた子供の成れの果てだった。切嗣の為に動きその願いを叶えるだけの機能を残した残骸に影は告げる。ありがとう、お前のお蔭で因果は重なり、切嗣の存在は意味合いを変えた。アレは素晴らしい贄になると。
2014-08-26 22:59:42男の視界が暗くなる。やってきたことは無駄だったのか、繰り返しは罪なのか、やはり運命だと変えられぬ悲劇なのか。俺では貴方の夢は叶えられないのか。消えて行った英霊たちを思い出す。所詮俺は出来損ないの英霊、強い彼らが出来なかった事を、成し遂げるのは不可能だったのか。魂は濁る。泥を受け。
2014-08-26 23:02:17