ライターゆきのFree!プラス

ゆき＠ASSで会いましょう @0310yuki_k

｢何か、ありましたか？｣｢…何も無いよ？｣｢…僕が気付かないとでも思いましたか？理由は言わなくたって構いません。でも、僕には…甘えたっていいんですよ ｣怜くんの言葉に涙が止まらなくなった。彼には見透かされていたんだ、と。そうして怜くんは私をぎゅっと抱き寄せた。 #Freeプラス

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深夜の住宅街、人気の無い通りでお別れの前に凛が突然、こんな事を言った。｢…俺には甘えろよな。お前、無理して溜め込むタイプだろ｣｢そんなこと、｣｢…嘘ついてんじゃねえよ、ほら｣ぽすん、凛の胸にぐっと頭が引き寄せられて。髪を梳かす様に撫でられた。 #Freeプラス 松岡凛

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｢凛、好き…、だよ｣漏れた吐息と共に彼女の唇から紡がれた言葉に突き上げる様な衝動が沸き上がった。濡れた唇、熱くなった肌、俺を見つめる澄んだ瞳。何もかもが愛おしくてたまらない、このまま、はやくひとつに。｢っ、…これ以上、好きにさせんな｣ #Freeプラス 松岡凛

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一面の銀世界。音も飲み込まれてしまったような静寂の中、新雪を踏みしめ凛の隣を歩む。年明けまで後少し。残される足跡の様に今年も彼との時間を刻んできた。幸せな、日々。｢凛｣｢何だ？｣｢来年もよろしくね｣｢…おう、｣ふと、立ち止まった凛が頬に約束のキスを落とした #Freeプラス

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宗介は後ろから私を抱いて、大きな手でそっと視界を塞いだ。片方の手は壊れ物に触れる様に上半身を伝い、耳元に唇を寄せる。伝わる吐息、背後から伝わる熱に浮かされ屈してしまいそうになる。｢無理すんな、…お前はもう俺の物だ｣宗介の声が、やけに、甘くて。 #Freeプラス 山崎宗介

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除夜の鐘がピンと張った冬の空気を震わせる。白く濁った息。隣には大好きな、人。｢今年も、最初に会う人が君で良かったよ…なんて、なんだか恥ずかしいけど…よろしくね｣照れくさそうに笑う真琴くん。今年も、あなたの笑顔にたくさん出会えます様に。 #Freeプラス 橘真琴

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０時ピッタリ、震える携帯を手に取れば愛しい人の声。｢あけましておめでとう｣｢おめでと、凛｣｢窓、開けろ｣｢窓？｣カーテンを開き部屋の窓を開ければにやりと笑って手を挙げた、凛の姿。｢どうしても、会いたかった｣受話器越しに聞こえた言葉、私は勢い良く部屋を飛び出した。 #Freeプラス

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｢…っ、ダメ｣｢黙れ｣冷たいキスだった。深くて苦しくて溺れてるみたいになる。でも知ってるよ、宗介は苦しくてもギリギリの所でちゃんと解放してくれるってこと。その優しさが私を蝕んでいくって事を。ねえ、宗介。こうやってどんどんあなたに溺れていくんだ。 #Freeプラス 山崎宗介

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｢いいんだな｣｢う、ん｣｢無理、すんなよ｣そう言って宗介が私の髪を撫でキスをした。それが合図、心臓、爆発しそう。でも心地よくて溶けちゃいそう。不思議、何だろうこの気持ち。ねえ宗介、私、きっと宗介無しじゃダメになっちゃうよ。怖いよ、宗介。 #Freeプラス 山崎宗介

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｢っ、宗介…｣名前を呼べば眉を寄せ少し苦しそうな表情。私もきっと同じ様な顔、してる。宗介も同じなんだ、そう思うとたまらなくなって繰り返し何度も名前を呼んでしまう。｢っ、あんま煽んな…どうなっても知らねえからな…｣ #Freeプラス #夜だから許して 山崎宗介

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｢ふふ、甘いね…君ごと食べちゃいたくなる｣口元についた生クリーム、キスをした後、真琴くんが恥ずかしげもなくそんな事を言った。真っ赤になった私をよそに真琴くんの瞳は笑っていない。この人本気だ、そう思った瞬間、ソファーに押し倒されていて。｢…食べちゃいたい、な？｣ #Freeプラス

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｢…なあ、ここに来た理由分かるか｣｢、理由…？｣ここは凛と初めてデートにきた海辺。夜景がきらきら夢みたいに素敵な場所。今日が記念日だから？首を傾げれば凛がとびきり優しい顔をしてこう言った。｢…お前を一生かけて幸せにしたい。俺と、結婚してくれ｣ #Freeプラス 松岡凛