【詩のレシピ】ツイッター連詩　＃pwGT組　始まりました。

葉月野 @hadukino_tc

すきなことばが変遷して。落ち着かない気持ちもことことと。同じ鍋に入れて煮込む。市販のルーでも掛け合わせれば好みの味にできるんだ、と自慢げに。何が混ざっているのか当てる器量はない。「おいしい」「そう、よかった。次はあなたね」。じゃあ流行りのシヲレモンでも（詩のレシピ１）#pwGT組

莉乃 @nnn_rinons7

まるで終わりを忘れていたかのように減速した季節は熱を請う 秋の朝の涼しい空気 シを 願いを背負ったその身を抱え 歩く旅路 想いを背負うための シは 背負うなど思うはずもなく受け止め 重みに揺れつつも進む ススム 流れ 今はどこを漂うか カエリヲマツ (詩のレシピ1) #pwGT組

御砂糖の妖精☆森朱鞠。 @goldeneyelulu

船は大海に躍り波間はもんどりうつ へさきに短剣を飾り掲げて 膨らみそめた胸が心を小突き その剣の柄（つか）には 少女が食いしばった歯が小さく宝石象嵌されている 約束の地を知る老水夫は目深な帽子の下微笑む 瞳に降り込んだ雨で 少女は約束が見えない （詩のレシピ１）#pwGT組

みいと かろ @KaroMiito

い いやだ 甘えないと いやだ、 お煎餅を下さい、 それは何なのですか、 靴が脱げてました、コンビニに 何も買わないにせよ 寄りましょうよ。 もちあわせを掌にひろげると 手のしわの 照りの仲間が いたく優しい。 ヨー ソロー。 （詩のレシピ１） ＃pwGT組

akutsu ayumu ꪔ̤̮" @ayusuke_

詩なければ死なれば書けなければぬるいビールでも酌もうよ。おもい吐息が煮える鍋底に焦げつくとしても凹とわく、凹からわく。酔えば錯誤、どうせうたいだすからだ。いいよ。印なくとも産まれるわたしたちは無許可の蠕動で生きるのだから、 （詩のレシピ１） ＃pwGT組

林明乎 @acico55

船出した我らが向かうのは 赤道 まるで臍帯 戸棚の奥にしまわれた桐の箱を開けると 役目を失った管からシが滲む 受精卵を割っていくのは母でなく やり方も知らずに胎児は育ち 出生と喪失 受け止めて 突き放して 生き方を聞くなんてナンセンスでしょ （詩のレシピ１） #pwGT組

伊藤 透雪（いとまん本垢) @tohsetsu

甘いニンジンとタマネギ、ほんの少しのショウガかトウガラシ。ワタシがことこと煮込んで練り込んでみたの。お肉はないの？って勿論、目と鼻と耳、脳みそ、たくさんイタメタものを添えるわよ。つまみ食いしちゃだめよ、まだこれから指をイタメルんだから。 (詩のレシピ1) #pwGT組

タムラアスカ @asuka_tamura

生きるのなら何色でもいいからシを広げて、それに、染まり切らないよう動いたり揺れたり眠ったり食べたり抱いたり文句言ったりすればいい、シは動かないし揺れないし眠らないし食べないし誰にも抱かれないから、シだけだもの、濾過、何度か （詩のレシピ１）#pwGT組

Michael's Wink @rc_wink

母さん、あなたも何時かは逝ってしまうんデスよね。ウミオトスのもシンデイクのも大人の都合。僕は母さんの中で浮いてる時が幸せでした。僕の名前は“お腹の子”オトサレタ時別の名前を付けられて。 けど、江戸っ子の母さん、僕の名前、シロシじゃないよ、ヒロシだよ。 (詩のレシピ1)＃pwGT組

二匹の猫は互いに同時に存在する。 @zwei_katzen

高いところから低いところへ 一滴が落ちた時から始まった 風向きが気に食わないってこともない 明日のご飯の心配もしない 生きてるってナニとか恥ずかしくて聞けない けれど微弱に私からあなたへと伝わっていく波紋 きっとあちら側の彼女にも ばれちゃうんだろう（詩のレシピ１）　#pwGT組

西原真奈美／来春詩集を上梓します @m_a31354363

冷えた中心の発光し体は 思いがけない深度で 皮膚を焼き切り骨に届くから 泡ぶくのような詩を 書き連ねただけの白装束で 護れたものなど 幾つあっただろう 生きたように朽ちてゆくなら せめて私の骨よ 塔婆のように　立て もう何も 許されなくていいから （詩のレシピ１）　#pwGT組

二匹の猫は互いに同時に存在する。 @zwei_katzen

嗅げば分かる、ったの、と聞く。 聞かれたところに傘が、ある、キル 切り開いて、手みる 甘いもの、を隠していく性分の/なきこと、が。 ったの、それが端であることは始まって初めてしった恥、ず 顔を染める、泣く、聞こえてきた憩えのない香りが、あなたでしたか （詩のレシピ１）#pwGT組

藤 一紀 @mazurow

崩れながら形成される川は安らかでもスイートでもないという有り体のことを蒸し返す青い夢魔の群れは白々と風に化けたふるえるぼろ布の旗です回れ右してみなさい応答しない見えないあの船に乗っているきみがきみに見えるか無味無臭の味に嘔吐もしないきみの目には。 （詩のレシピ1）#pwGT組

二匹の猫は互いに同時に存在する。 @zwei_katzen

yosakuは木を切った。その時に気を遣った。その逸話が風を受けて走っている筏の制作秘話だ。足元がおぼつかない。yosakuは酒飲みだが酔っていない。酔わなくてもイケる。シぬ程のことではないけどシんでほシいんだ。シぬほどイキたいんだ。シてあげたいシ。ね（詩のレシピ１）#pwGT組

葉月野 @hadukino_tc

おもてに書き付けたハイライトには成功への意思。昇りゆく煙を見上げた旅の軌跡は受け入れた証。塩っぱい記憶にも豊富なバリエーションがある。どんな思いが込められていたかは知らないが生きようとするから味わえる。ぐにゃぐにゃしててもまっすぐにさ。（詩のレシピ１） #pwGT組

十三 @_Xiii13

誰も聴く人がいないのに 唄われつづけられる唄がある 誰も見る観客がいないのに 踊りつづける踊り手がいる 誰も詠む人がいないのに 綴られる言葉たちがあって 幾つも幾つもつなげていけば 其処に何かが生まれるものと 願う （詩のレシピ１）#pwGT組

深青 @synnblue

光受け錨を上げる昏がりの想い日々行く星間飛行。祈りの炎張れ風受け進め。雪の瞬き空舞いながら、かき分け途を、嗅ぎ分け啓け。果てを眼差すコトバ探して （詩のレシピ１） #pwGT組

伊藤 透雪（いとまん本垢) @tohsetsu

美しいモザイク画の側にあるパイプオルガン が低く詠んでいるシ タイルをわざと割っているのは何故 かと訊かれる 一枚一枚違う色があるのです だからそれを取り出しては並べているのです ひとつひとつヨウの中に色が表れる のでこうして取り出すのですよ (詩のレシピ１） #pwGT組

二匹の猫は互いに同時に存在する。 @zwei_katzen

そらしど、の音階のどの音階がどこに向かうか知らない。きざはし、の音階のしの音階はどこに向かうか知らない。知らないことが多すぎるこの世でただ登ること（下ること、それは同じことだ） あなたのうなじが汗ばんでいる。舐めたらシヲ味だろうけど舐められない、音階。（詩のレシピ１）#pwGT組

とん @twitommy

頼もしいお皿 まっすぐにいられたらいいね こぼれてあふれる 温かい四つ葉 （詩のレシピ１）＃pwGT組

とん @twitommy

みんなに配れるくらい 四つ葉がうまれるといいな そうしたら幸せがものたりなくなるかもしれないけど 詩合わせはずっとなくならないから だいじょうぶだよ （詩のレシピ１）＃pwGT組 answer.

なぎさひふみ @hifumi_nagisa

吉凶の兆しに、淡い夢の祈りは斜陽の趣き。儚い延命も、哀しみの海に溺れて、波の行方は薄倖の柔和に消えて往く。落とし込まれた感慨を、時の渦にし、交じりの越境を授けられた。 はかなくも いつくしみあい とどめられ ゆらぐたましい あわいこころに （詩のレシピ１）#pwGT組

加藤生物 加藤明日花 @katouseibu

スカートめぐり 推奨ナンバーxxx… まだまだ夢くるり もっと早くしぬる つとつと苦しまない 痛くない 楽しくない 別れない もっと早くめくったる 手紙を説明書にして (詩のレシピ1) #pwGT組

タムラアスカ @asuka_tamura

父さん、聞き流して バランス役を買って出る 知らないうちに右に倣え、 左に抗うは、強大に見える 憂鬱とシーソー 生きる糧となる「シヌ」への業 父さん、たまには、耳を貸してよ （詩のレシピ１）#pwGT組

上野江来晴 @UEraharu

玩具のロウソク船に乗る 湯に屈んだ半身がゆらゆら 扉を閉じた途端に発火した 雫を記そう 溶ける前に 半分同色の肌 瞳に立ち向かう炎をぽつり 灯してくれた人 優しい奥に労苦の風 祈る光と一緒に浸かった 褪せ始めた誰かの芯先にも 確かな温もりそっと運ぼう （詩のレシピ１）＃pwGT組