- okura_mikura
- 69022
- 13
- 132
- 441
何度でも何度でも何度でも何度でも書きますが、世田谷女児餓死事件というのがありましてですね amazon.co.jp/dp/B000J7S4B6?…
2014-09-21 07:57:491975年の5月、世田谷の高級住宅街で、とある銀行の本店企画室次長が、2歳になる知恵遅れの次女を餓死させたとして殺人罪で逮捕された事件です。この事件は上前淳一郎さんが後日「支店長は何故死んだか」という本にまとめられています。 amzn.to/WoDu0l
2014-09-21 07:59:34「障害のある、無抵抗の幼児に、実の父親が食事を与えず餓死させた」というセンセーショナルな事件に世間は(というかマスコミ)は湧きました。当然、民衆やマスコミは“弱者の味方”ですから、世間の非難はお父さんに集中したんです。このお父さんは自殺しました。
2014-09-21 08:02:25後になってこの娘さんは、医学的に食べ物を受けつけない状態にあったことがわかりました。お父さんは最後まで、娘さんに少しでも食べ物を食べさせようと必死の努力をしていたんです。努力の甲斐なく、娘さんは亡くなりました。お父さんは世間から鬼の所業と非難され、自ら死を選んだのです。
2014-09-21 08:04:48この事件から私たちが学べることは2つ。一見シンプルな事件に見えても、当事者にしかわからない深い事情というものはありえるということ。新聞報道からは何もわかりゃしないってことです。私はこのことを生涯肝に銘じて行きたいと思っています。
2014-09-21 08:07:16ちなみに前回私がこの件を持ち出したのは今年の3月のようです。半年もたてばまた、言いたくなるような場面に出会うことでしょう。人間ってあんまり進歩しませんよね。(´・ω・`) twitter.com/rafcocc/status…
2014-09-21 08:09:14昨今の新聞やテレビ報道の姿勢に関して「経年劣化しているのでは」と「元々劣化していてそれが暴露され始めただけでは」との二説が語られてますが、このような話を見る限りでは、どうも後者っぽい感はありますね。 yabusaka.moo.jp/setagaya-gashi…
2014-09-21 09:44:20@rafcocc @6d745 タイトルがこの餓死の件とイコールかはわかりませんが、企画室次長イコール支店長ではないと思うんですが、、どうなんだろう
2014-09-21 10:38:08@Fuwarin 返信元を辿って戴ければおわかりの通り、この事件は後に上前淳一郎氏によって「支店長は何故死んだか」という本にまとめられています。下敷きとなったのは当時朝日新聞編集委員だった疋田桂一郎氏による内部調査レポートで、当初は幹部向けの報告書として作成されたようです。
2014-09-21 19:06:43@Fuwarin が、朝日新聞は後に編集局報「えんぴつ」で同紙記者のための研究資料として社員に公開したようです。同書に詳細な記述があります。 amzn.to/WoDu0l
2014-09-21 19:08:36@rafcocc 「社員に」ですか……さらにそれでかの方の命が戻ってくるわけではなく、またその教訓が生かされてるとは思えないのが残念ですな……
2014-09-21 19:11:08@Fuwarin 私は特に朝日新聞だけを強く擁護する意図はありませんが、この事件に関して「東大卒のエリート銀行員が障害者の娘を虐待死させた」という論調で叩きまくったのは朝日新聞だけではありません。しかし朝日新聞の編集委員にはこの件を疑問視するだけのモラルがあったと認識しています。
2014-09-21 19:16:00「新聞が劣化した」のでも、「ずっと前から腐っていた」のでもなく、人間っていうのは意外とばかなんだって話だと思うよ。株式相場がなーんも学ばないのと同じように、ジャーナリズムだって意外と学ばない。
2014-09-21 19:18:44私がこの一連のツイで言おうとしていることは、そういうことなんです。つまり人間は意外とばかだし、意外と学ばないし、必ず思い込みも間違いもする。新聞や報道だって人間がやっていることなので、とにかく「鵜呑みにしないこと」。 twitter.com/rafcocc/status…
2014-09-21 19:20:53チェックを強化するとか外部監視機関を設けるとか、対策はいろいろあるだろうけど結局どんなに報道が進化しても、それが人間のすることである以上「完璧」はありえない。必ず見落としも見誤りもあるし、全てを報道できるわけではないので取りこぼしもある。それは前提として認識するべきです。
2014-09-21 19:22:46新聞が「こいつが悪い」と書いたから悪いやつなんだ、「可哀想に」と書いたから可哀想なんだ、という反応をしていたら、報道が「完璧」を達成するまで犠牲者が後を絶たないということです。世田谷女児餓死事件は松本サリン事件より10年以上も前なんですよ。
2014-09-21 19:25:00@demmy0902 @6d745 娘さんの死亡時、支店長栄転が決定して歓送迎会まで開いてもらった後だったそうですが、娘さんの死が事件化する中で立ち消えになり、公判中は本店勤務の状態だったようです。仮に無罪になっていても元の出世コースに戻ることはなかったかと思われますが。
2014-09-21 19:37:48@rafcocc であればなおさら、その教訓が社全体として活かされなかったのは、知識・経験として共有されなかったのは残念ですね。報道としてあるべき姿という点で。
2014-09-21 19:40:37つーか面倒臭いからとりあえず本のリンクもう1度貼っときますね。これ1冊に4本収録されているので「支店長は何故死んだか」自体は20分もあれば読み終わります。新聞批判やるなら読んでおいて損はない本だよ。 amzn.to/WoDu0l
2014-09-21 19:40:41@Fuwarin どうしてもそのようにお考えになりたいのでしたら否定はしませんが、警察発表、報道機関のチェック姿勢、読者の嗜好、様々な要素の絡んだものだと思いますので私は決め付けはしません。この事件は一審で有罪判決を受けていることもひとつのご参考になるかとは思います。
2014-09-21 19:44:25「結論ありき」で物事を都合良く当てはめてしまうことは読者にとっても得意技だろう。新聞も報道も警察も裁判所も、人間がやってることだろう。何にでも「最適解」があるだけで、「正解」や「真実」なんてどこにもないんだよ。
2014-09-21 19:50:06すいません先ほどのリンクはお求めやすい価格帯のものが売り切れてしまったようなので再度リンクを貼っておきます。(´・ω・`) 上前淳一郎著「支店長は何故死んだか」文春文庫(絶版)です。 amzn.to/1kaw9xJ
2014-09-21 20:41:37「新聞はもっとマシになれ」っていうのもひとつの意見だと思うけど、新聞を変えるよりも自分が変わる方が手っとり早くて確実なんだから、自分が賢くなった方が話が早いと思うよ私はね。「人を変えようと思うな自分が変われ」って言うじゃない。
2014-09-21 21:00:42