特殊教育学会で考えた

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kingstone @king1234stone

特殊教育学会の番外編。いろいろ考えたり、わかったり、小耳にはさんだりしたこと。

2014-09-23 10:51:15
kingstone @king1234stone

「特殊教育学会のあるべき方向性」 私が一番最初に特殊教育学会に参加したのは1997年。もうどうしていいかわからなかったのね。で、自閉症に関する本を読みまくってたけど、それでもわからない・・・その中にはTEACCHの本もあったし、TEACCHの講演も聞いてたけどね。

2014-09-23 10:53:42
kingstone @king1234stone

で、口頭発表を聞き続け、「これは!」と思った発表をした斉藤宇開さん(当時学生。私より20歳以上若いと思う)に質問したら、発表の会終了後、私に1時間もつきあっていろいろ教えて下さった。「特殊教育学会にて」 kingstone3.seesaa.net/article/182528…

2014-09-23 10:57:04
kingstone @king1234stone

で、学校に帰ってから即応用しようとしたら、あっさり否決されたわけですが・・・「撃沈」 kingstone3.seesaa.net/article/182528…

2014-09-23 10:59:04
kingstone @king1234stone

まあでも、「私の学校」「私が目の前にしている現実」だけが、唯一のものではなく、全国で見ればいろんな「いい取り組み」がなされているんだな、むしろ(当たり前だけど)「威嚇と暴力でうまくいきました」というような発表なんて無い、というのがわかっただけでもすごく良かったです。

2014-09-23 11:01:17
kingstone @king1234stone

で、当時から、出てくる発表は玉石混交で、ほんまの「トンデモ」もあったりする。雑誌で言う「査読」にあたるものがありませんから。でも、私自身はそれでいいんじゃね、と思い続けてます。

2014-09-23 11:03:01
kingstone @king1234stone

しかし現在でも発表の全体として「レベルが低い」(なんせ私の発表までできてしまうんだから。私のなんか「研究」でもなんでもない。単なる「報告」でしか無い)のが、そんなこと(現場教師の大量流入)したらもっとレベルが下がってしまうじゃん、と思われるかもしれません。

2014-09-23 11:07:47
kingstone @king1234stone

でも、それでいいんじゃないかな。で、現場教師がもっと実践を発表して、人の目に触れ、また全国の動向を少しは知ること、それが大事なんじゃなかろうか。もちろん「レベルの高い」「本当の研究」の場が「同時に」か「別に」か必要なことも確かでしょうけど。

2014-09-23 11:09:55
kingstone @king1234stone

で、全国の自分と同じような興味関心を持つ人(少なくても、きっと居る)と、知りあって、意見交換できる、ってとても大切なことじゃないか、と思います。今回、私の発表にしたって、現場の研修にあたっておられる方がお二人、「どんな研修をしたらいいのかな」と意見交換できましたし。

2014-09-23 11:12:20
kingstone @king1234stone

また、ある地域では放課後等デイサービスや児童発達支援の職員の研修を「一事業所」ということでなく、各事業所にお知らせして、スタッフさんを集めてやってみよう、という試みがあることも知ることができました。やっぱり、そういう情報を知れる場は欲しいなあ。

2014-09-23 11:14:36
kingstone @king1234stone

私には「質的研究」というものが「科学」に成り得るのかどうか、というのが疑問でした。で、私は「別に科学でなくてもええやん」という立場ね。

2014-09-23 11:20:18
kingstone @king1234stone

特に実践家は「科学的成果」は利用するにしても、現実の実践は「科学」とはとても言えないようなものだし、言えるようなものであってはならない、くらいに思ってる。

2014-09-23 11:21:02
kingstone @king1234stone

まあそれは置いといて、もう1990年代から「質的研究」は「科学」として確立されてる、って話を小耳にはさみました。「ABA実験デザイン」もそうだし「KJ法」も、と。

2014-09-23 11:25:49
kingstone @king1234stone

しかしなあ・・・「ABA実験デザイン」も、「何かの行動が増えた・減った」という量的なもんだし、う〜〜ん、「KJ法」は調査結果をまとめたり、アイデアをまとめたりするいい方法だと思うけど、「科学としての証明」には使えないような気がするんだけどなあ。

2014-09-23 11:27:19
kingstone @king1234stone

ほんとね。「質的研究」って大事だと思ってるんだよ。なんせQOLの向上を目的としてあれこれやるわけだから。だけど、そこを追求しようとすればするほど「個人の幸せ度」みたいなのが大事になって、「科学になりえないもの」になるんじゃないかなあ・・・

2014-09-23 11:32:12
kingstone @king1234stone

あるところで「質的研究はノン・パラメトリックという検定手法を使うと学術論文としてまず通る」ということを教えてもらいました。でWikipediaを読んでみたら・・・むつかしい・・・(^^;)「ノンパラメトリック手法」  bit.ly/1mIenrC

2014-09-23 20:06:41
kingstone @king1234stone

「iPad(iOS)の視覚障害者用の自助具としてのアドバンテージはほんとにあるのか?あるいは障害者用としては?」

2014-09-23 20:12:04
kingstone @king1234stone

これは、詳しそうな人複数にいろいろ聞いてみたものをまとめてます。

2014-09-23 20:15:22
kingstone @king1234stone

まず先日、神戸で行われた「聴覚・視覚・発達障害のための情報福祉機器展in兵庫」で視覚障害の方の支援にあたってる方(ただし機器類やパソコンに特に詳しいわけではなさそう)が、「今ではiPadは視覚障害者に無くてはならない物になってます」と言われたのを聞いたのが発端。

2014-09-23 20:15:32
kingstone @king1234stone

どんなもんだろう、と思ってたら、自主シンポ33ではiPadの使用例がいっぱい出てきました。

2014-09-23 20:16:19
kingstone @king1234stone

しかし、過去の私自身の体験として、例えば肢体不自由児・者用に表現手段として、またいろいろ遊べるように、とフィッティングする時、1992年時点では圧倒的にMacが、最初の機械そのものは高かったとしても、実際に使えるように持っていくコストは圧倒的に低くてすみました。

2014-09-23 20:18:48
kingstone @king1234stone

で、DOSマシンだと、いろんなフリーウェアを組み合わせたりしないといけなかったり、そもそも障害者対応のUIが無かったり(で、自作、って話になるわけですが、そのコスト、実はタダじゃない。教師の時給を考えたらとんでもなく高い物についてる)で、機械は安くてもコストはめちゃかかり。

2014-09-23 20:21:02
kingstone @king1234stone

でも、DOSがWinになり、2000年頃にはWinの方がコストパフォーマンスがよくなってたんじゃないかな。もちろん、それは様々なUIに関わる「物」を販売するにも顧客が多いから商売になる、というのも含めて。

2014-09-23 20:23:03