アサイラムVSマイアミ鎮守府 わくわく！合同演習！ Part6

orphe @orphechin

瞬間、矢矧の体が消える。 生者の存在を許さぬ弾幕が覆うのは虚無の空間のみ。驚くレたちの臀部に痛烈な刺激が走り、怪物たちが尻を抑えて一斉に踞る。 その後ろを矢矧が走り去っていく。 「しばらくそうしているといい。そしてどちらかなりとに殺されろ」 矢矧は駆ける。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

天龍は己と敵の血で赤く染まっている。先刻で二体は殺した。そして今この三体を殺せば合計五。三人同時の相手は少々骨だが、この状況はかえって闘志が湧く。不利な状況に命を賭け、そこから勝利をもぎ取る-こういうのがやりたかったのさ。刀を構える天龍。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

レたちは一斉に天龍へと突撃。上等。天龍も応じる。だが天龍の刀がレたちに届く前に、レたちは彼女から身を引いた。 -何だ？ 天龍の疑念は衝撃と共に氷解する。 レたちが身を引いた空間のその先には、こちらを狙う新手の砲口。 天龍は腹部を撃ち抜かれる。 #艦これ航海日誌

CF型マシニーカhir @hir_CF

ひどっ！まさに非道！？ #マイ鎮 #加賀観

orphe @orphechin

-クソ、連中もちったあ考えてたか。 天龍は己の悪癖を恥じた。慢心を悔いる天龍の五体に次々と砲が叩き込まれる。赤い光が懸命に天龍を癒すが、支えきれない。 まさかここまで？冗談じゃねえ。なんとか凌がねえと、だが- 銃声が止み、レたちが牙を向く。喰うつもりか。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

赤い視界の中で自分に迫る、白く光るレ級の牙を見据え、毒づく。 -龍田、悪い。もしかしてダメかも。 その時、レたちの目に漆黒の魚雷が突き刺さり、一斉に怪物たちが悶える。 天龍の視界が一瞬空へと向き、怪物たちの放つマズルフラッシュが見え、そして-金色の髪が映る。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

「天龍さん、無謀っぽい」 小動物のような愛らしい顔立ちの娘の顔が、視界に広がる。 「なんだお前か」 アサイラムの夕立。自分を助け出したのは、かつて戦った強敵だった。 「抜け駆けのスコア稼ぎしたいのはわかるけどね」 「先駆けは兵士の華さ」 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

夕立は自分のダメコンを砕いて天龍の口に入れる。天龍の視界が赤から通常のそれに戻る。そして夕立は天龍の頬を張る。「死ぬのはダメ、絶対。夕立との約束」夕立は赤い目をまっすぐに天龍に向ける。 「天龍さん死んだら、天龍さんもあの提督も許さないっぽい」 「…悪いな」 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

天龍は立ち上がり、こちらに迫るレたちに刀を向ける。 「生きるために勝つ。命の恩人のためにもな」 「それがいーよ」 夕立も魚雷を両手に満載し、怪物の群れに向ける。 「さあ殺しの再開だ、生き延びるためのな」 「うんっ」 二人の強者が走る。 #艦これ航海日誌

天波浅葱👍 @Lightning_Edge

Q.共闘、好きかい？ A.うん、大好きさ！ #加賀観 #マイ鎮

CF型マシニーカhir @hir_CF

うちの鎮守府だとひとたまりもなく壊滅する案件 #マイ鎮 #加賀観

キタユキ @k_t_y_k

E:伊勢 E:瑞雲 E:瑞雲 E:瑞雲 #マイ鎮

つぼこ @botthi

夕立が助太刀に入ってきた時は不覚にも震えた。 #マイ鎮

Qewestion not allowed @QewWyuki

比較的まともなアサイラム夕立だ #マイ鎮

orphe @orphechin

USJ近郊地下道。 この暗黒空間を黒色の一団が進んでいく。あいりん代表のリ級を始めとする重巡と、バックパックを背負う潜水艦たち。バックパックの中にはマイアミ提督からの注文品である銃器や弾薬、修復材が満載されている。「クソッタレのモグラ輸送や」リ級は毒づく。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

救援を受けて装甲車やオートバイで現地に急行しようとしたリ級たちを待っていたのは、レ級主砲の猛火。 超遠距離からの攻撃にはなすすべがなく、砲が届くル級と制空支援のためのヲ級を地上に残し、自分達は地下から園内に侵入するプランに切り替えた。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

物資は輸送艦に積ませていたが、彼女たちのサイズでは地下道に入れない。なので、非効率を承知の上で、荷物を潜水艦や巡洋艦に積ませて輸送するのだ。「なんで艦娘と同じことせなならんねん…手数料上乗せしたろか」 後ろから潜水艦たちの不満の声が続く。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

「しゃあないがな」リ級は汗を拭いながら進む。猛暑の熱気は地下の中にも容赦なく入り込む。「後でビールおごったるさかい、キリキリ運びや」彼女たちの歩みは遅い。潜水艦は魚雷以上に重いものを持ったことがない。慣れない輸送仕事で隊列の動きは極度に鈍化している。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

リ級たちはレーダーを見ながら進む。ふと、そこの端に赤い点。リ級は舌打ちする。「やっぱここにもいよったか」赤い点は徐々に増えていき、こちらを囲むように徐々に中心へと接近していく。「リッチャン、ヤバイッス」潜水艦の言葉に「わぁっとる」と返す。「想定内や」 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

「巡洋艦連中、荷物と潜水艦担げや」リ級はそうして自分も同じことをする。この方が消耗は激しいが動きは早くなる。「ダッシュで一点突破する。潜水は前後に撃ちまくれ。しんどいが、園内まであと少しや」 そして手を振る。「五秒後にスプリントや」 5、４、3、2、1。 #艦これ航海日誌

orphe @orphechin

ゼロを数える前に後方で爆風、潜水隊が打ち返す。「走れ！」重巡たちが一斉に金色の光を靡かせ、駆ける。 前方には暗く光る無数の目と牙。 リ級はそこに向かって怒鳴る。 「夜戦で勝てる思うな、クソッタレの戦艦野郎！」 #艦これ航海日誌

つぼこ @botthi

やっぱ血みどろになりながら戦ってこその艦娘じゃん？ (洗脳済み) #マイ鎮 #加賀観

キタユキ @k_t_y_k

アームの先にはそれぞれ10cm高角砲が取り付けられ、第二の腕然として天を睨んでいた。 「貴女はこう言うつもりだった、『お前は一体何者？』」 「いや、お前スカート履いてたっけと思って」 「……そう……」 アームが下を向き、落胆を表現する。 #加賀さん観察日記

キタユキ @k_t_y_k

「聞いて欲しかったのか」 「いえ。これまでの経験上、この姿で艤装展開を行うと、80%はそう聞かれ、12%は驚いて尻餅、残り8%は警戒して武器を向けて来られたので」 一角獣マスクは再び上空、路地の隅々、そして大通りと首を巡らせる。 「前にもやったことがあるのか」 #加賀さん観察日記

キタユキ @k_t_y_k

「いつも決まって私が救助・避難に出されるので」 一通り見回ってから、一角獣はフードを脱ぎ、自身の首に手をかけた。マスクが外されると、銀糸が零れ落ち、首を振る動作に合わせて揺れる。提督はその姿に目を少し見開いた。 「お前」 手袋がポケットに入れられる。 #加賀さん観察日記