落合栄一郎氏講演『放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝』 より 林さんのツイートまとめ(2014.9.27)

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林 衛 @SciCom_hayashi

20140927 落合栄一郎さん来日歓迎講演会「放射能は地球上の生命を徐々に蝕んでいる」 youtube.com/watch?v=ImuXpf… 映像アップ,下もおすすめ! 『放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝』(講談社) bluebacks.kodansha.co.jp/infopage/radia…

2014-09-28 23:17:06
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林 衛 @SciCom_hayashi

落合栄一郎氏の講演会に参加中。生物無機化学の創始者おお一人。『科学』時代に教育問題で寄稿してもらったことがある。駒場の松田良一さんが招いたのがきっかけだったかな。 ブルーバックスの近著に,セシウムとカリウムの体内動態のちがいのレビューがある。

2014-09-27 14:35:34
林 衛 @SciCom_hayashi

放射能と人体 (ブルーバックス) 落合 栄一郎 amazon.co.jp/dp/406257859X/…

2014-09-27 14:37:03
林 衛 @SciCom_hayashi

はい。 9.27落合栄一郎さん来日歓迎講演会のお知らせ www57.atwiki.jp/20030810/pages… @YuriHiranuma あら、カナダから帰国されてるんですか?

2014-09-27 14:40:03
林 衛 @SciCom_hayashi

100Sv(100グレイ)の吸収量(エネルギー)は,温度にすると0.25度上昇。それでも,即死する。と落合さん。この放射線の本質を科学者はちゃんと説明していないでしょと。 学習院の田崎さんは「やっかいな放射線」と表現,私は「一発でもリスクありだから」と語った。

2014-09-27 15:07:16
林 衛 @SciCom_hayashi

@SciCom_hayashi ごめんなさい。0.025度のまちがいでした。 「100Sv(100グレイ)の吸収量(エネルギー)は,温度にすると0.025度上昇。それでも,即死する。と落合さん。この放射線の本質を科学者はちゃんと説明していないでしょと。」 に訂正します。

2014-09-27 17:14:11
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 活性酸素に対する生体の防御機能はあると強調する科学者はいるが,活性酸素には種類があり,放射線によってもっともできる活性酸素(ヒドロキシルラジカル,フリーラジカル)への防御機能はない。ただし,フリーラジカルの活性を抑えるビタミンCなどの化学物質は存在する。

2014-09-27 15:11:09
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 影響はがんだけではない。ミトコンドリアが影響を受ければ,エネルギー産生が減って,いわゆるぶらぶら病といった症状がでているのかもしれない。 ただし,病気の原因は多様なので,放射線に特定するのはむずかしい。

2014-09-27 15:12:28
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 生物学的半減期のウソ。独自の速度で減少する一次反応で半減期が定義できる。ざまざまな臓器や循環器を経由する放射性物質について,定義可能か? 生物半減期の仮定は,計算上の便利で,いかにも科学的なSv/Bq変換の計算を示すため。

2014-09-27 15:27:51
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 私が大雑把にとらえていることを,詳細なデータや理論をもとにていねいに解説,問題提起してくれている。 放射能と人体 (ブルーバックス) 落合 栄一郎 amazon.co.jp/dp/406257859X/… 同じブルーバックスのTJさんのとは対照的でしょうね。

2014-09-27 15:31:25
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演会】 筋肉,心臓,肝臓,脳には,セシウムは停滞する。生物的半減期はうそっぱち。このグラフ(ブルーバックスにもある)はシミュレーションだけれど,動物での実証データもある。

2014-09-27 15:34:49
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 セシウムとカリウムとは体内で同じ挙動をするから,セシウムが身体に入っても問題ないという。ほんとうにそうか。 カリウムはスムーズに排出されるので,セシウムもそうだという。カリウムは体内にあって生活してきたのだから,生体は抵抗力をもっている。などと語られる。

2014-09-27 15:37:50
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 人工物だから危険,天然のものだから安全,というのはナンセンス。しかし,カリウムはスムーズに代謝されるというのも,また体内に入ってきた(恒常性で)体内にあり続けるのだからこれもナンセンス。 周期表からみて,カリウムとセシウムが似た挙動をするというのは事実。

2014-09-27 15:39:35
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 しかし,生体はセシウムとカリウムを区別できないことに問題がある。 セシウムイオンはカリウムイオンよりもイオン半径が大きく,カリウムの通り道(カリウムチャンネル)で停滞しがち。カリウムは体中で必要なので,全体に一様に分布。これがちがいの原因。

2014-09-27 15:42:24
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 各細胞が1年間にK-40から受け取る放射性粒子はたったの0.002個。 4000ベクレル/kgで,1kgに細胞が1兆個として計算。 いっぽう,セシウムは局部(カリウムチャンネルでの停滞部)に大量の放射線を浴びせる。それを1kgに薄めても意味がない。無意味。

2014-09-27 15:45:10
林 衛 @SciCom_hayashi

落合氏講演会資料から 先ほどの計算はアメリカの化学の教科書で学生に教えてきた内容とのこと。スリーマイルのとき、風下で被曝した経験が大きいと。 @SciCom_hayashi pic.twitter.com/BbJ502LPkv

2014-09-27 15:50:20
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林 衛 @SciCom_hayashi

ブルーバックス『放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝』 bluebacks.kodansha.co.jp/infopage/radia… どのあたりまでですか。大事な内容が盛り込まれていますね。 私のはKindle版。図表多いと紙版が便利かな。 @JRAY5AR 体にやばそうなのは避けようまで読んだ

2014-09-27 15:55:43
林 衛 @SciCom_hayashi

【落合栄一郎氏講演】 スウェーデンでは1955年ぐらいからがん死が増加している(ウラン採掘が活発になった1950年の5年後)。男性の精子が減り続けているというデータがある。男性の精子(精子をつくる細胞?)は,放射線の影響を受けやすい。 原因は多様,ほかの影響をつぶすのは大変。

2014-09-27 16:11:13