【スーパーニュースアンカー】有本香さんのコメント 2014/09/30 #アンカー #anchor

こと💉💉💉💉 @coto_labo

【熱点～香港の民主派デモ】（１）有本：この話題は、本来は来週やる予定だった。というのも、明日（１０月１日）は中国の建国記念日にあたる国慶節。じつは香港のデモをやっている人たちは、１０月１日に大きなデモをやるという予告もしていた。だから、それを受けて来週の予定だった。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（２）有本：ところが前倒しにデモ活動が盛んになり、先週は香港当局との衝突も起きた。これはいまやるしかないということで、きのうアンカーのスタッフの一人から電話があり急遽前倒しになった。アンカーのスタッフに徹夜でがんばってもらった。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（３）有本：明日を注視するためにも、今日香港で起きていることの本当の意味をぜひ理解してもらいたい。 VTR後、パネル：民主派デモの背景は…香港の"中国化" 有本：１９９７年、香港はイギリスから中国に返還されたが、このときに「約束」があった。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（４）有本：いま香港は特別行政区といわれていて、中国の中にありながら中国本土とはまったく一緒でない体制。香港の自由な部分は５０年間保証するよということを中国政府は約束した。さらに段階的に民主化も進めていくという約束までした。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（５）有本：ところが香港人の実感、経験したこととしては、政府は約束を守ってないじゃないかと。徐々にいろいろな方向からむしろ「中国化」。そして自由な部分がなくなっていくんじゃないかと。これは約束違反だということで怒っている。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（６）有本：今回は選挙をきっかけにしているが、必ずしも選挙のことだけというわけではない。あらゆることに対しての不満がある。自由があるとはどういうことか。たとえば香港は、香港ドルという独自の通貨を持っている。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（７）有本：また、中国本土ではチベットのダライ・ラマに関するものは当然買えない。発言することもできない。ところが、香港の書店では自由に買える。中国共産党に対するアンチの活動も香港ではできる。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（８）有本：たとえばウイグルやチベットでは、反中国共産党的な活動はできない。私たちはそれを見ることもなかなかできない。そういう意味で香港は非常に自由があったが、しかしこの香港の「中国化」は２０００年以降とくに進んできた。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（９）有本：中国経済が強くなるにしたがって、中国への経済依存が高まっていった。その中でとくに若い世代の人たちが、自分たちは香港人だと。香港のことは私たち香港人が決めるんだというような不満が非常に高まってきた。これに今回火がついた。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１０）香港からの電話中継、青瀧記者：月曜の未明までは激しい衝突もあり、催涙ガスも使われた。しかしいまは目立った衝突はない。警察官も手出しをせずに見守っているような状態。催涙ガスが怒りに火を注いだ形になったのか、デモ隊の人数はあまりに増えた。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１１）青瀧：学生がほとんどだが、中には家族連れもいる。こうした中、諸外国が見ている前で手荒なことができないという状況はあると思う。また市民たちにすこし好きなようにさせて、ガス抜きをしようとしているという印象も受ける。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１２）青瀧：ただ、中国側は引くつもりはまったくない。中国外交部は今回のデモについて、香港の一部の人がおこなった違法な集会で破壊行為だと切り捨てている。また諸外国に対しても、これは完全な内政問題で口出ししないようクギをさしているような状況。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１３）有本：国慶節にあわせて大きなデモをするというような予告がされていたが、それに向けて警戒態勢が強くなっている？ 青瀧：市民グループの側が地元メディアの取材に、いままでのデモは１日の本番のいわば練習にすぎないとこたえている。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１４）青瀧：さらに大規模なデモで明日は大きな混乱が生じるおそれがある。警察も手出しをせずに見ているような状況とさっき言ったが、いまは１日に備えてすこし力を蓄えているという感じも受ける。明日がひとつの大きな山になると思う。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１５）中継終了後、岡安：学生がほとんどで、若い人が多い。これはなぜ？ 有本：じつは先週の金曜日に、高校生も含む逮捕者が出た。かねてから中国は愛国教育を香港でも進めようとしていた。これに対して教職員や学生、高校生たちも反発をしてきた。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１６）有本：そのリーダーの人たちのひとりにわたしは電話をつなげようとしたが、彼は逮捕されて日曜日に釈放されたばかりで、非常に疲れてもいるだろうと。またきのうも抗議活動に出ていたらしい。残念なことに、本番までに電話がつながらなかった。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１７）有本：青瀧記者の話にあったように、周辺の人に聞けば明日が本番だと言っている。逮捕者が出てしまってどういう状況になるかわからないが、自分たちはあくまで平和的に、しかし明日のためにいままでやってきたと言っていた。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１８）村西：いまでもすごい数だったが、あれ以上になるおそれがある？ 有本：可能性としてはある。そして非常に若い高校生、場合によっては中学生まで含む若い層が今回一生懸命に活動をしている。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（１９）萱野：香港返還のときに民主化を進めるということで、普通選挙はある種の約束。中国政府としては民主化の範囲をできるだけ制限しておきたい。なぜなら香港で普通選挙が完全に実現されてしまうと、本土の中国全体に民主化運動が飛び火する可能性がある。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（２０）萱野：民主化運動の飛び火を最小限に防ぎたいというのが、中国政府の狙い。その中国政府の狙いと香港のとくに若者、市民たちとの対立がものすごく深まっているということだろう。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（２１）有本：私たちがイメージする普通選挙といえば、立候補も自由にできて投票も自由というものだが、これはまず候補者に制限をかける。中国当局は言ってみれば中国流の非常にねじれた形の「普通選挙」を導入しようとして、これが怒りに火をつけた。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（２２）（パネルに香港の新聞４紙の紙面が紹介される。２紙はデモ隊目線。２紙は中国政府寄り。） 有本：香港の市民の中でも意見が割れてはいる。ただ警察との衝突があったために、すこし市民の中からもデモに参加する人が増えてきているということはある。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（２３）有本：じつは年代がひとつのキーワードで、若い世代はデモに対して非常に熱心。しかし中年以上の年代、とくにある種の豊かな人たち。中国の体制下における香港で既得権を持ってしまった人たちにしてみれば現状維持でいいじゃないかと。 #アンカー

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【熱点～香港の民主派デモ】（２４）岡安：いまの方がいいという人もいると。 有本：その通りで年代別にアンケートをとると、かなり数字にばらつきがある。だから、この新聞の見出しは単純にメディアがどちら寄りかというだけではなくて、香港の世論そのものも表している。 #アンカー