【スーパーニュースアンカー】有本香さんのコメント 2014/06/03 #アンカー #anchor

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【厚木・男児放置死事件】（１）有本：自分がコミュニティの中で近所やまわりの人とコミュニケーションしているだろうか、というのを私たちも反省しないといけないと思う。こうすべきという話ではなく、隣人とそれだけ話をしているかということを考え直す。 #アンカー

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【厚木・男児放置死事件】（２）有本：児童相談所は虐待のケースに入っていなかったと言っている。では、虐待に入れる入れないの判断はどうしているのか。虐待とは何なのか。たとえば、アザを見なければ虐待じゃないのか、というようなことはあるだろう。 #アンカー

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【厚木・男児放置死事件】（３）有本：諸外国では、ソーシャルワーカーも含めて強い権限を持って立ち入ることができる。イギリスでは、虐待を受けほかの大人が面倒を見る必要があると認定された子供のうち、７０％以上はだれかが里親として引き取って個別の家庭で育てられる。 #アンカー

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【厚木・男児放置死事件】（４）有本：日本の場合、里親に引き取られるのは要保護児童のうちの９．１％。施設に入る子供もいて、それはそれでいい。ただ昔なら、子供の面倒を見られない親がいたら制度云々じゃなくてだれかが面倒を見たものだった。つまり日本人の意識も問われている。 #アンカー

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【厚木・男児放置死事件】（５・了）有本：人間関係が希薄になっていることの現れとも言えるかもしれないが、とりあえず制度で補強するしかない。親が子の面倒を見られないと判断される場合は親から子を引き離すことも含め、もっと人間的に考えつつ制度設計を早急にやるべきだと思う。 #アンカー

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【北朝鮮拉致再調査】（１）有本：この問題はずっと膠着していたが、今回日本政府はいろいろな危険性をはらみながらも賭けに出た。だから簡単に幕引きさせてはならない。それから万景峰号や朝鮮総連本部の問題は、平壌がそれほど重要視しているとは思えない。 #アンカー

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【北朝鮮拉致再調査】（２）有本：これは日本にいる関係者に対するひとつのアピールでもあるのだろう。だから、これに私たちもあまり一喜一憂してはいけないと思う。プロセスでいろいろなことはあるが、とにかく１人ずつでも「返せ」ということを実現していくのが第一。 #アンカー

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【北朝鮮拉致再調査】（３）有本：表に出てきている情報は、あくまであまり危険性がないから出しているもの。実際の交渉の本体は全然別のところで進んでいる。関係者の中には気をもんでいる人もいるかもしれないが、この問題は逆にいうとあまり重要度が高くない。 #アンカー

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【北朝鮮拉致再調査】（４・了）有本：（岡安：万景峰号による人的往来の復活が狙いでは、と言う人もいるが？）交渉のメニューに入れているということが彼らにとって大事なのではないか。交渉の本体を左右するような話ではないと私は思う。とにかく北朝鮮を逃がさないことが大事。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（１）有本：中国・韓国にどう対抗するかというのも大事だがそれだけではなくて、「平時」でも私たちはこういった宣伝活動に晒されていることをまず認識しないといけない。この「武器のない戦い」の意図は、私たちの心理を一定の方向に誘導しようということ。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（２）有本：そういう「武器のない戦い」の中に私たちはいる。中韓だけではなく、それにどう対抗していけばいいのかを皆さんで考えてみようというのが今回の目的。（パネル：中国中央テレビ(CCTV)は北米・アフリカでの活動に力を入れている。） #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（３）VTR・坂元：一昨年ワシントンに開局したCCTVアメリカ。ブルームバーグやCBSなどで経験のある人をキャスターにして、中国色を薄めていると見られる。また衛星放送のCCTVニュースは、例えば安倍総理の「集団的自衛権行使容認の会見」を報じた。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（４）VTR・坂元：スタジオで原稿を読んでいるのは白人女性。内容は一見中立的だが、インタビューをしている日本人有識者は反対派のみ。また反対派のデモの映像を強調するなどして、日本の指導者が右傾化していると印象づけるニュースになっている。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（５）（坂元：構図から言うと中国の国営放送がアメリカ人に向けて日本のニュースを流している。　村西：見た目では中国のテレビに見えない。）有本：一見CNNかなという感じ。これは要するにアメリカ人に抵抗感や警戒感を抱かせずに情報を伝えるというやり方。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（６）有本：日本にこういうのができたらアンカーのスタッフの皆さんもスカウトされるかもしれない（スタッフ、一同笑う）。いかにも中立的な報道をしていると見せかけながら、というのは中国のやり方の中では非常に上品なやり方の１つという感じ。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（７）有本：中国は対外広報に年間１兆円ほどの予算を使っていると言われている。広報活動は非常に幅が広いので、全部あわせた額。例えばアメリカではニューヨーク・タイムズなどの主要紙３紙に「尖閣諸島は我々の領土」と主張する全面広告を打ったりもした。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（８）（坂元：中国はアフリカでの活動にも力を入れている。あまり聞いたことがない。）有本：これはアメリカとは対照的。アメリカは情報がすごくたくさんあるが、アフリカは割合真っ白、無垢なところ。またアフリカには１０億近い人口がいて、将来性がある。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（９）有本：アフリカではアメリカのような巧妙なやり方をしなくても、普通に中国式の情報の流し方でも中国目線の情報を浸透させることが可能。（岡安：これは大問題。日本としてはもっと危機感を持たないといけない。） #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（１０）有本：CCTVはケニアのナイロビに放送局を開設した。中国発の情報ではなくアフリカ各地の情報をCCTVが流している。その一方で中国お得意の日中戦争時代のドラマも流している。中国的な価値観をアフリカの人たちに共有してもらうのが目的。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（１１）有本：中国がなぜここまで宣伝戦に力を入れるのか。中国という国は今の共産党以前の時代も含め、元々武力による戦争が強くない。だから武器のない戦争である宣伝戦に非常に力を入れる伝統がある。これは日中戦争の時もそうだった。 #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（１２）有本：要するに日本軍とまともに戦っていては勝ち目がないから、アメリカの世論をかき立ててアメリカを戦争に引きずり込んで日本と戦わせるというようなこともやった。（岡安：昔の日本は武力の強い国だったが、今も宣伝戦に弱いところがある。） #アンカー

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【熱点～プロパガンダ】（１３）有本：今の日本は武力を使わない国ということになっているわけだから、武力で戦わずして勝つなら宣伝戦にもっと力を入れないといけない。私たちは中国の活動から見て取らないといけない。日本人はまともに物事を考えすぎる。考え方を少し変えなければ。 #アンカー