『四月は君の嘘』感想まとめ

○二期感想はこちら。 http://togetter.com/li/768618 あの『坂道のアポロン』と同じノイタミナ枠での音楽を題材としたアニメ。1話から、傑作の雰囲気が充満しています。 あと、個人的にED曲、wacci「キラメキ」関連で。橋口君、おめでとう(一時期、同じ会社にいたので)。 続きを読む
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相楽 @sagara1

「お願いします。僕にピアノを教えてください」 原作ではこの直後に「……/バカ/何よ/他人行儀に」と涙ぐむ紘子さんが描かれるけど、アニメ版はこのタイミングでは描かない。(続く #君嘘 pic.twitter.com/4JiIY8hLYr

2014-12-20 10:35:23
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相楽 @sagara1

続き) 後の蛍の場面、11話のラスト、泣くことを、公生に涙を見せることを自らに許さない/許せないかをりとの兼ね合いなのかもしれない。 「「ぼくがいつもそばにいて助けてあげられるとは限らないんだよ」  チャーリー・ブラウン 」 #君嘘 pic.twitter.com/yuM3QBZeQf

2014-12-20 10:38:40
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ぽんず @ponzu_citron

四月は君の嘘11話。1クール目ラストにふさわしい再会、再出発、再認識の回。まずはかつて公生のピアニストとしての人生を決定付けてしまった紘子さん。彼を追い詰めてしまった選択を罪として抱えたまま、今度は「へんなピアニストになりたい」という彼自身の望みを叶えるためのアゲイン。#君嘘

2014-12-20 23:48:41
ぽんず @ponzu_citron

前回の演奏をして、「自分探し」と評されたように公生のピアノはまだ変化の途上。止まっていた時間が動き出し、季節が巡るように移り変わっていく彼の内面。モラトリアムのなかで自分ですら掴めないその在り様は刻々と変化していき、自己認識ですらそうなら他者からみた姿形はどう見えるのか。#君嘘

2014-12-20 23:56:50
ぽんず @ponzu_citron

幼い頃から一緒に過ごしてきたはずの椿ですら、「自分の知らない公生」を幾度も発見している。ヒューマンメトロノームだった頃の公生をヒーローとしてずっと憧れていた武士は、変貌した彼のピアノに失望を隠さない。しかし、同時に屈託のない公生の姿に自分と同じ等身大の人間を見る。#君嘘

2014-12-21 00:01:53
ぽんず @ponzu_citron

それが印象でしかないとしても、ピアノがその人物の全てを奏でるのなら、それこそが紛れもない「今現在」のありったけのその人。もちろん、それもいずれ過去になり実像からかけ離れていく。だったら、その都度相手への認識を更新していくしかない。だから彼らはもう一度を求める。#君嘘

2014-12-21 00:05:08
ぽんず @ponzu_citron

公生が自分の中にいるかをりや母親の姿を糧にピアノを弾いているように、主観による他者認識が否定されているわけではもちろんない。公生は現在進行形で自分の中にいるかをりを積み上げているのだけど、それが永遠に更新されなくなる時が来ることを既に知っている。#君嘘

2014-12-21 00:09:24
ぽんず @ponzu_citron

「ぼくがいつもそばにいて助けてあげられるとは限らないんだよ」 忠告でもあり、自戒でもある引用で締めるラスト。今回も1話単位での構成がキレてる。#君嘘

2014-12-21 00:12:09
ぽんず @ponzu_citron

かつて自分が勝つのが当り前だから結果発表も見ずにさっさと帰っていた公生が、負けたと分かっていても結果発表に目を通す、この変化。勝ち負けに一喜一憂する凡人たちや、公生に響くようにピアノを奏でたライバルたちの感情が遅れて浸透するように、公生をただの人間にしていく。共鳴の物語。#君嘘

2014-12-21 00:17:08
ぽんず @ponzu_citron

ところで本作のデフォルメ表現・ギャグ演出、個人的にもくどいと感じる時も少なくはないのだけど、たとえば今回の屋上のシーン。推薦を受けてコンクール出場の権利を受けたことを報告するかをりの嬉しそうな様子にそういうった表現が使われているのだけど(続く #君嘘

2014-12-21 00:21:31
ぽんず @ponzu_citron

伴奏者である公生に出場の意志を問う場面では一転、輝いていたかをりの色彩はそれこそ回想での早季のように褪せ、その口元だけが描かれる。この一点に彼女の不安や弱さを凝縮させるために、直前のデフォルメ表現によるギャップが効果を発揮していたように思えた。#君嘘

2014-12-21 00:25:09
橡の花 @totinohana

うまい、しみじみうまい。ここは過去のあの回のこの場面、このショットにとっての“展開”だよなあと噛み締めて、目頭を熱くしてく(公生の練習室が二階であることや(そう、5話)、彼が掲示板のまえから武士の脇を抜けていくとき玄関の方へ曲がっている動作を省いてる意味やら…>君嘘11話二周目

2014-12-21 06:11:03
橡の花 @totinohana

客席でもなく舞台上でもなく、傍らの君の挑戦を見つめていたい/いたかったという動線上のことでもない。あの公園でもなければ、あの帰り道(10話)でもない。星空ではない、ひまわり畑でもない、舞い散る花弁でも、水中でも、あの螺旋の下降線の中でもない。音楽室でも屋上でもない…。>蛍の河原

2014-12-21 06:16:21
橡の花 @totinohana

木枯らしは吹かない。演奏を誇示する猛々しさをみつめるカメラだって、もちろんありはしない。夕方ではない。モノトーンでこそないが、カラフルとは評せない。譜面はなく、非難もなく、杖は振り回されず、血も流れない。猫は囁かない。お誂え向きの並んだベンチもない。なによりピアノの前ではない…。

2014-12-21 06:20:32
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