井伊様バースデー2014

キャバ嬢ソウちんbot @kyabasouchin

「井伊様、29日って何してます？」 『仕事だ』 「じゃあ30日は？」 『夜は空いている』 「じゃあお店来てください！月末にハロウィンイベントなんです」

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『興味がないな』 「えー…コスプレするんですよ？」 『何を着るつもりだ』 「ナイショ！でも絶対可愛いですよ。井伊様のアクセサリーがより可愛くなるんですよ？」

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『アクセサリーの自覚はあるようだな。いいだろう、見に行ってやる』 「やったぁ！じゃあとびっきり可愛くして待ってますね」 『くだらん格好をしていたらすぐ帰るぞ』 「分かってますー」

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良かったぁ、ハロウィンイベントに井伊様が捕まって。井伊様29日が誕生日だから一緒にお祝いしちゃおうっと。

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今日は井伊様が20時くらいに来るみたい。早く来ないかなぁ…。今日の指名は井伊様だけだから来るまで暇なんだよね。他の子のヘルプとかダルいしー。

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『総司さん、井伊様が参られました』 「はぁーい。VIP？」 『はい』 「げぇー。…でも今日賑やかだから仕方ないかぁ」 井伊様、騒がしいの嫌いだもんね。

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「井伊様こんばんは♪どうです？似合います？」 『…婦人警官か』 「ミニスカポリスって言ってくださいよー。で、どうです？」 『まずまず、だな』 「ちぇー、辛口なんですから」

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「じゃあこれでどうです？…逮捕しちゃうぞ♪」 『…貴様いくつだ？』 「21ですけど？」 『…まぁいい』 pic.twitter.com/hvspUXEAXP

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「今日は一人なんですね」 『こんな格好をしている日に接待など出来るわけがないだろう』 「そうです？結構サラリーマンとか喜んでますけど」 『我をサラリーマンと一緒にするな』 「はぁーい、すみません先生」 『先生はやめろ。寒気がする』

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「なんでです？議員さんって先生呼びしてるイメージなんだけど」 『老害共しか使わぬ』 「…じゃあやめます」 『賢明な判断だな』

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「そういえば少し前に勝先せ…さんを見ましたよ。まぁまぁ美人な子連れてました」 『フン、まぁまぁなのだろう？』 「ええ、まぁまぁでした。僕のほうが断然美人ですよ」 『そうでなければ貴様を指名する意味がないからな』

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井伊様みたいなお偉いさん達は美人な子を侍らせておくのがステータスなんだって。なんか戦国時代の小姓みたい。でもセクハラとかしてこないし、良い物も買ってくれるし、こっちとしてはいいことだらけだから問題ないよね。ニヤリ顔が怖いこと以外はね。

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「他の人のアクセサリーは女が多いんです？」 『そうだな…男は少ない』 「ふぅん…でも僕はトップクラス？」 『当然だろう？我のアクセサリーなのだからな』 「フフフ、ですよね」

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井伊様といると自信が湧く。側に置いておいて恥ずかしくない、むしろ自慢になるからアクセサリーにしてくれたんだからね。…なのになんで土方さんは振り向いてくれないのかな。

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『…沖田』 「はい？」 『少し太ったな』 「えっ…そ、そんなこと…」 『顔がむくんでいる。たるんだ生活をしているんじゃないだろうな』 「う…」

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『醜い奴に用はない。きちんと節制しろ』 「すいません…最近お酒の量が増えちゃって…」 『客が増えて忙しいですアピールか』 「そんなアピールしないですー。…家でちょっと飲んでるだけです」 『一人で家で飲むのか…寂しい奴だな』

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「どうせ寂しい奴ですよーだ」 『…しかし珍しいな。一人ではあまり飲むほうではなかっただろう？』 「ちょっとした心境の変化くらいあってもいいでしょう？」 『貴様でも悩みくらいあるのだな』 「ありますよ！僕だっていろいろ考えたりしますよ！」

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『難しく考えるようなキャラでもあるまいに』 「そうですけど…」 『思うままにしたらいい。暗い顔をした不細工に用はないぞ』 「…もしかして、励ましてくれてます？」 『フン…』

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井伊様ってば意外と優しいんだから。まぁアクセサリーがくすんでたら嫌だもんね。潔癖なんだから。

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「井伊様は僕に恋人でも出来たら眉間にふっかーい皺寄せそうですよね」 『他人のものに興味はない』 「やっぱり。井伊様と一緒にいる間は恋人作れそうにないなぁ」 『好きにするがいい。出来たら次のアクセサリーを探すだけだ』

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「淡白ー」 『そういう関係であろう』 「そうですけど」 『貴様のような手のかかる猫のような小童、愛人になどせんわ』 「分かってますよ！僕だって潔癖症の気難しい人は無理ですー」 『一言多い』

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「井伊様、一日遅れましたけど誕生日おめでとうございます」 『覚えていたか。もうめでたい歳でもないがな』 「僕の誕生日はお祝いしてくれたのに」 『貴様がうるさいからだ』

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「はい、これプレゼントです」 『キチンと用意したのか、褒めてつかわす』 「有り難うございます。開けてみてください」

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『…ほう、草履か』 「井伊様普段は着物でしょう？だから草履とかいいかなぁって」 『悪くない』 「綺麗な漆黒でしょう？一目見てこれだ！って思ったんです」 『貴様の目も肥えたようだな』 「井伊様のお陰です」

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『そろそろ帰る』 「もうですか？」 『2時間もいたら充分だろう』 「はぁい」