- kyabasouchin
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「…よし。営業メールも送り終わったし、そろそろ支度して出なきゃ」 荷物をまとめていたら電話がかかってきた。スマホの画面を見たら『土方さん』の文字。
2014-07-07 17:30:25「もしもし、どうしたの土方さん?」 『すまない総司、少し残業になってしまって飯に行けそうに無いんだ』 「そっか…お仕事じゃ仕方ないよね」 あーあ、土方さんとのご飯も同伴も無しかぁ…
2014-07-07 17:35:22『だが総司の出勤時間には間に合いそうだ。店前で待ち合わせしよう』 「え、でも…」 『店前でも同伴は同伴だろう?』 「…ありがとう、土方さん」
2014-07-07 17:40:21普通に指名だけより同伴のほうがポイント制の時給の僕的には有り難いんだよね。そこまで分かってくれてる土方さん、ホント優しいなぁ
2014-07-07 17:45:24あ、トサカくんからメールだ 『はっぴーばーすでーぜよおおおお!!!仕事終わったらお祝いしに行くぜよ!ヽ(゚∀゚)/』 もう可愛いなぁトサカくんは!
2014-07-07 18:00:46『すまない、待たせたか?』 「ホストに声掛けられましたけど土方さんのこと考えながらスルーしてました」 『それは…悪かったな、フフ』 「早く入りましょう?お腹空いたんで何か頼んでもいいですよね?」 『好きなだけ頼めばいい』 「フフフ、嬉しいなぁ」
2014-07-07 18:45:23お店に通じるエレベーターを降りたらフラワースタンドが並んでたの。井伊様、トサカくん、土方さんからも!嬉しいなぁ。 「土方さん、お花有り難う」 『誕生日なんだから華やかにしないとな』
2014-07-07 18:55:23今日は白いスーツにしてみたよ。ドレスの子ばかりだから違うもの着たほうが特別感出るでしょ?紫も似合うけど白も似合うんだよ。
2014-07-07 19:05:21『ドレスの総司は可愛らしいが、スーツの総司は美しいな』 「土方さんに褒められちゃった、フフフ。土方さんはどっちの僕が好き?」 『…どちらも、という答えではダメか?どんな総司も好きだよ』 「…う、嬉しいから許します」 やっぱり土方さん格好良いよぉ!
2014-07-07 19:15:23『総司さん、お願いします』 付回しに呼ばれた。誰か来たのかな? 「ごめんね土方さん。ちょっと行ってくる」 『行っておいで。のんびり待っているよ』
2014-07-07 19:55:23『誕生日おめでとう、総司』 「近藤さん!嬉しい!来てくれたんですね!」 『可愛い総司の誕生日に来ないわけにはいかないだろう?』 「フフフ、嬉しいです」
2014-07-07 20:00:56『明日早いから今日はあまり長居出来ないんだ。早いかもしれないがシャンパンでも開けよう』 「わぁい!近藤さん大好き!」 『モエでもいいかな?』 「充分ですよ」
2014-07-07 20:05:25『プレゼントだよ。気に入ってもらえると嬉しいんだが』 「有り難う近藤さん!開けてもいいですか?」 『ああ』 「…あ!ポーチだ!お店で使えそう」 『是非使ってくれ』 「有り難う!大好き!」
2014-07-07 20:15:25『総司さん、お願いします』 「ごめんね近藤さん。ちょっとお仕事してきます」 『他にも客が来てたのか。少し寂しいな』 「また戻ってきますよ」
2014-07-07 20:25:24「ただいま、土方さん」 『おかえり総司。祝ってもらったか?』 「シャンパンいただいてきました」 『そうか、良かったな。…少し後ろを向いていてくれないか?』 「…?いいですよ」
2014-07-07 20:35:21土方さんに背を向けて座ると、首元に何かが… 『誕生日おめでとう、総司』 「…あ、ネックレス!可愛い!有り難う土方さん!愛してる!」 蝶モチーフのアメジストのネックレス…嬉しい!
2014-07-07 20:40:25「ただいま近藤さん」 『おかえり総司。すまないがそろそろ帰らなければならないんだ』 「えー、もうですか?」 『すまない。また来るよ』 「…分かりました。絶対ですよ?」 『ああ』
2014-07-07 20:55:22『じゃあおやすみ、総司。今日はまだ長そうだから気を付けるんだぞ?』 「はぁい。分かってますよ」 近藤さんは1セットで帰っちゃった。でもお祝いしに来てくれたからね。 有り難う、近藤さん。
2014-07-07 21:05:23『総司さん、井伊様がいらしたので先にそっちにお願いします』 「はーい」 井伊様来たかぁ…VIP ROOMだし、シャンパンタワーもやってくれるんだから頑張れ総司!
2014-07-07 21:10:23『やっと来たか。待ちくたびれたぞ』 「5分も待ってないですよね?来てくれて有り難うございます」 『いくつになった?』 「それはナイショです」 『フ…まだ雛鳥のようだな』 「…イジワル」
2014-07-07 21:15:22『総司さん、お願いします』 『来たばかりだというのに、忙しい奴だな』 『他のお客様が帰られるのでお見送りに。すぐ戻しますよ』 「ちょっとだけ待っててくださいね。ヘルプの子にも優しくしてあげてくださいよ?」 『お主が他人の心配をするとはな』 「僕だって人の子ですー!」
2014-07-07 21:25:24『お帰り総司』 「土方さん、もう帰っちゃうんですか?」 『ああ、明日も朝一から仕事なんだ。本当はもっと総司と一緒にいたかったんだがな』 「僕もです…」 『今度は飯も行こう。今日行けなかったからな』 「わぁい!楽しみです!」
2014-07-07 21:30:25『飲み過ぎて潰れるんじゃないぞ?』 「…頑張ります。あ、土方さん!」 『ん?…なっ!?』 「フフ、じゃあおやすみなさーい!」 エレベータの扉が閉まる前に土方さんの頬にキスしちゃった。 耳まで真っ赤になった土方さん、可愛いなぁ。
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