【捏造未来】成人済メルボルン同棲ルク翔【事実婚】
「…ごめん。ほんとう、ごめん…っ」「いいんだ。君を傷つけたのは私だ。私も悪い」「俺、ここに居てもいいの」「ずっと居てほしい。君が居なくなってしまったらきっと私は生きていけなくなる」「……俺も、ルークのそばにもっと居たい」「…そうか」「…うん」
2014-11-21 00:08:13すれ違いとか、喧嘩とか、多分この先何度もするだろう。その度に俺達は悩んで、苦しむかもしれない。けどそれは俺もルークも一緒だから、一緒に考えればいい。そういう人生を歩んでいきたい。
2014-11-21 00:10:31性別を悔やんでも今更仕方ないし、それは恐らく一生解決しない問題。それでもそれ以上に二人で一緒に生きていくことこそに意味があるって分かったから。ルークと一緒に。この先何年、何十年、きっと死が二人を別つまで。
2014-11-21 00:14:27翌日、ルークは朝一番の飛行機でロスに戻った。あの後仲直りして漸く俺が落ち着いてから何故メルボルンに戻ってこれたのか聞いたら、「君が並々ならない状態だと聞いて居ても立ってもいられなくなったので飛んできた」と言いやがった。誰情報かは教えてくれなかったけど。
2014-11-21 00:21:29「でも今そっちでは新規研究プロジェクト立ち上げですっげえ忙しいんじゃねえの?よくイアンさん許してくれたな」「……」その時のルークが視線を逸らしたのを俺は見過ごさなかった。まさか、と思ってルークを見遣る。
2014-11-21 00:23:44「…まさか俺を引き止める為だけに仕事放り出して帰ってきたのか!?」「……仕方ないだろう。君と別れることの方が私には死活問題なんだから」「だからってお前主任クラスの人間が恋人絡みで帰国するかよ!なんか処罰出たらどうすんだよ!」「いいんだ。そのつもりで許可を貰ったから」
2014-11-21 00:27:00ルークが再びロスへ向かっている間に即座にイアンさんに電話して滅茶苦茶謝った。今回の事の発端は彼女を抜きにしたら全部俺のせいなんだ。なのにルークに何かお咎めがあったら俺は自分が許せない。電話がイアンさんに代わった瞬間に電話口で何回も頭下げた。
2014-11-21 00:32:13「全部俺が悪いんです!ルークは何も責任はありません、だから処罰は全部俺にして下さい!!」『落ち着きたまえ翔悟くん。私は気にしていないからね』「へっ?」
2014-11-21 00:34:58『あのルークが仕事も立場も責務も投げ打って君の為だけに行動したんだ。驚きこそしたが、本当に君達は仲睦まじいな。ルークをそこまで惚れさせて、そしてルークを思ってこうして電話してくれる事が何より嬉しいよ。これからも宜しく頼むよ、翔悟くん』
2014-11-21 00:40:36