「ライフスケープ」発刊&写真展開催プレイベント 今森光彦×中村征夫のネイチャートーク −みんなに伝えたい森と海、つながりの話−
「日本列島 知恵プロジェクト」 福井県 若狭『もんこ籠漁』: youtu.be/3PCEsM5KilM @YouTubeさんから
2014-11-22 21:33:48「日本列島 知恵プロジェクト」 鹿児島県 奄美大島『藻引き漁』: youtu.be/5X64-VEu9Y8 @YouTubeさんから
2014-11-22 21:49:15「日本列島 知恵プロジェクト」 熊本県 水俣市『ガンガゼ漁』: youtu.be/iOgX-6FeNsE @YouTubeさんから
2014-11-23 00:04:29奄美大島の引退したおじいたちの待ち受け漁。湾に網を沈めて、浜で待つ。おじいさんの一人は木に組んだ櫓から魚群を見て「引けー!」って指示する。魚は超早いので、沖に帰らないように石を投げたりもする。でもあんまりとれない。ダツ、イカ、アカモンガラなどをとって番屋で酒盛り。
2014-11-22 15:23:50佐渡ヶ島。舟の端からむしろとくくった海藻を下ろして手を海藻に入れて待ち、産卵にきたサンマを手づかみ。この写真は地元の人から買った。なんでかというと産卵に来るサンマが激減しているからで、やらせ撮影に慣れたおじいさんに「ビニールのサンマ持って来なかったの?」と聞かれてガックリしたと…
2014-11-22 15:29:24第3部。今森さん「なんで人を撮るようになったのかよく聞かれるけど、僕の生まれ育った場所には森でも川でも必ずそこで暮らしてる人がいたので。逆に原生林のことはよくイメージできないんですよね」
2014-11-22 15:39:05今森さん「高校のとき仲間10人と池すくいの会というのをやって、タガメやあらゆるため池の生き物をマーキングしたら、水生昆虫が500〜2キロ圏内のため池を行き来してるのがわかった。それまでは彼らを家に帰って水槽に入れてあげたら幸せだと思ってたけど、ひとつのため池をのこしても足りない」
2014-11-22 15:43:59今森さん「そのときの仲間は絵本作家になったり昆虫館の学芸員になった人もいて、今もマーキング調査をやったりしている」若いときにいい仲間がいるのええな〜
2014-11-22 15:45:40中村さん「むかし開発で切り離された魚を元の海に返したくて3匹の魚を堤防から投げたんだけど、投げた瞬間から後悔して、自分は環境のことが全然わかってない、とにかく目の前のことを撮ろうと思ってそれから東京湾の撮影を続けている」
2014-11-22 15:49:47中村さん「出版社のダイビング雑誌の編集部にいたとき、東京湾の企画とかはぜんぜん通らなくて、ビキニの女性がサンゴ礁の海にいる絵ばかりだった」今とはだいぶ違う感じだったんだな〜
2014-11-22 15:51:20中村さんは沿岸域、今森さんは里山という環境の端境の場所を守ろうとしているが、本当に難しい。奥山は国定公園にすることもできるが、今も人が暮らしている場所の環境を保つのが大変、と話してる。奥山も国定公園にすることで観光客が押し寄せて、ガラパゴスも自然遺産どころか危機遺産な現状
2014-11-22 15:55:22今森さん「わたしが森担当、中村さんが海担当かというとそういうことはなくて、ふたりとも森と海とどちらもやっていると思ってもらえれば」たしかにフィールドの広さどうこうというより、つながりに対する目線がすごい。テーマを限定することが良しとされた時代を開拓してきた人たちは違うな〜
2014-11-22 16:00:13今森さん「ここ綺麗になったから見て、と言われて見に行ったら綺麗に『整備』されてしまっていた。地元の人はこれでトラックがまっすぐ走れると喜んでる。僕は地元では強硬な開発反対論者ではない。この自然と近しく美意識も高い人たちが、何をどのように望むのか興味があり、知りたいと思ってる」
2014-11-22 16:03:30おもしろかった!質疑応答で今森さんも中村さんも「趣味で写真をやったことはない」と話されてたのが印象的。70年代に自然写真家が仕事として成立するようになり、同時に環境破壊も激化して、自然に関する仕事をしたい人が死に物狂いで写真技術を身につけたんだな〜
2014-11-22 16:35:21