NASA「宇宙生物学上の発見」 2011/2/28 updated

@horikawad @gaou_ak 両氏のツイート(RT含む)に限定したまとめ。「メタボロミクスやるべきでしょう!」「ヒ素をDNAに取り込む細菌の発表に対する反論のまとめ」まで。 -関連まとめ   NASA「宇宙生物学上の発見」についてのサイエンスクラスタの会話   http://togetter.com/li/74927 ←が膨大になってしまったので… ***new!*** ☆NASAのヒ素生物発見についての解説と追記 E.T.に恋して | リルログ | http://bit.ly/fORm9A 続きを読む
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クマムシ博士 @horikawad

12/3のNASAの会見内容を、元NASA研究員が予想してみました。http://ameblo.jp/horikawad/

2010-11-30 22:30:05
クマムシ博士 @horikawad

でも本当に予想、なので、外れていたらごめんなさい。RT@horikawad 2/3のNASAの会見内容を、元NASA研究員が予想してみました。http://ameblo.jp/horikawad/ #NASA

2010-11-30 22:49:27
クマムシ博士 @horikawad

I think that NASA researchers found or synthesized organisms having arsenic in DNA, instead of phosphorus. #NASA

2010-11-30 22:53:16
クマムシ博士 @horikawad

ヒ素を使って光合成をする地球外生命体が発見されたんじゃ?という説もあるみたいですが、それはないと思う。地球外生物の光合成様式について、そんな詳しいことがいきなり分かるとは思えない。#NASA

2010-11-30 23:00:45
クマムシ博士 @horikawad

ヒ素に着目した研究者が、地球上でインパクトのある発見をしたとすると、「DNAにヒ素をもつ生物」が妥当なのでは。ということです。 #NASA

2010-11-30 23:03:24
クマムシ博士 @horikawad

私の今回の予想は「だったらいいな」という期待が大半を占めるので、当たる確率は低いですね。

2010-12-02 10:09:50
クマムシ博士 @horikawad

NASAは今後、宇宙生物学の分野に合成生物学を積極に取り入れようとしています。他の惑星の環境を利用して生きられるような生物を作り出そう、とか。会見の出席者に合成生物学の専門家がいるのも、その表れでしょう。

2010-12-02 10:12:34
クマムシ博士 @horikawad

ちなみにNASA Ames Research Centerでは、合成生物学の分野で研究員を募集しています。興味がある方は応募してみてはいかがでしょうか。http://p.tl/FrCa

2010-12-02 10:22:35
クマムシ博士 @horikawad

UKの雑誌がNASA会見内容をリークとの情報。内容は「リンではなくヒ素を利用して増殖する微生物を湖から発見」とのこと。これが本当なら「リンではなくヒ素を利用する微生物」という点で私の予想→http://amba.to/hW4fFsと同じ。だが残念ながらDNAの話は絡んでいない。

2010-12-02 22:45:13
クマムシ博士 @horikawad

ドイツのウェブの情報。「リンのかわりにヒ素をDNAにもつ微生物の発見」→http://nos.nl/artikel/202302-nieuw-soort-leven-ontdekt.html 私の予想と全く同じだ。本当だろうか?  

2010-12-02 23:07:05
クマムシ博士 @horikawad

NASA会見。リンのかわりにヒ素をDNAにもつ細菌の発見。私の予想は正しかったようだ。RT @horikawad 12/3のNASAの会見内容を、元NASA研究員が予想してみました。http://amba.to/hW4fFs

2010-12-03 04:12:23
クマムシ博士 @horikawad

予想通りとはいえ、これはにびっくり。世紀の発見だ。

2010-12-03 04:14:35
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

毎日新聞が早かった。未知の細菌:DNAにヒ素取り込み成長 NASA発見 http://bit.ly/ecAqR8

2010-12-03 04:19:03
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

Wikipediaもさすがめっちゃ早い。GFAJ-1は昨年には単離・培養されてたのね。ってことはゲノムくらい決まってても良さそうなもんだがどうなんだろう?http://bit.ly/dMtT0k)

2010-12-03 04:24:17
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

すごい発見であることは間違いない。が、あえて問おう。Life as it could beにおいて、遺伝情報のメディアがDNAであることは必然なのだろうか。もちろん今回の発見はそんなに短絡的なことを言っているわけではないが、大きな発見であるからこそ問いたい。

2010-12-03 04:37:05
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

今回の発見、何が面白いかというと、DNAにヒ素が取り込まれるということは、dNTPがdN?Asになるということ。つまり、細胞内エネルギー通過であるATPなんかもATAs(?)で置き換わる可能性があるということ。DNAよりもこっちの方がエネルギー的にどうかということを含め気になる。

2010-12-03 04:43:55
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

そう、そこが何より面白い!あとは膜!リン脂質二重膜はどうか。RT @geo_bellwood: @gaou_ak NASAの記事の動画だとDNAだけでなくNADHやATPやアセチルCoAもリンがヒ素に置換されてるっぽいです http://bit.ly/eCIgtt

2010-12-03 04:47:50
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

6日間で20倍という増殖はバクテリアにしては遅い。だいたい20倍は2^4なので、doubilng timeは大雑把に言って36時間。つまり、ヒ素のエネルギー効率は悪い。であれば、どこから置き換わるのか。dNTP、膜、ATPなどと考えると、ATPはやはり最後では?

2010-12-03 05:01:48
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

ATPが置き換わるということは、代謝物にもヒ素が入り込む。解糖系ではまずグルコースがG6Pにリン酸化されるように、多くの代謝はリン酸化から始まる。では、どの経路からヒ素に置き換わりやすいのか。そういう動的な、エネルギー的な変化の伝播の様子を観察したい!

2010-12-03 05:11:25
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

リン酸からヒ素への部品としての置き換わりは、酵素の基質特異性が緩まれば実現できる。ここまでは個々の遺伝子の突然変異で起きる生命としてのEvolvability。一方で、その中で「どこ」から置き換わっていくか、というのは化学・物理学的エネルギー論と、システムとしてのロバストネス。

2010-12-03 05:16:28
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

化学になると素人でアレなんですが^^;ポリヒ酸でなければ比較的安定なのでは?やはりATPは簡単には置き換わらない?だとするとdNTPどうしてるんだろ?http://bit.ly/fSgCxp @soh_ishiguro: ヒ酸化合物(アシルヒ酸)は不安定ですぐに加水分解されるらし

2010-12-03 05:27:38
Soh Ishiguro @soh__i

メモ:ヒ酸(H4As2O7)あるいはポリヒ酸(Hn+2AsnO3n+1、(HAsO3)n)およびそのイオンは水溶液中では不安定であり、速やかに加水分解されヒ酸あるいはヒ酸イオンとなる。二ヒ酸イオンあるいはポリヒ酸イオンは固体の塩として安定に存在する。wiki.org

2010-12-03 05:32:38
踏ん張りチャイティーヨ @junno00

くだらない疑問なんだけどDNA誤対合修復タンパクとかDNA/RNA結合タンパクとかどうなってんだろ?ヒ素が使われてちゃタンパク質と結合しちゃってマズいことになるんじゃないのか?

2010-12-03 05:42:30
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

うーん、だとするとリン脂質合成経路的にはそのヒ素がATP由来なのかCTP由来なのかが気になりますね。RT @geo_bellwood: @gaou_ak リン脂質も置換されているようですね

2010-12-03 05:45:24
Kazuharu Arakawa @gaou_ak

この論文をもとに見ると、細胞内のC:N:P比は50:10:1っぽいので、P->Asの質量比(約2倍)は細胞総重量にはあまり影響を与えなそうだ。http://bit.ly/gKRhsG

2010-12-03 05:47:10