12/6「デジタル時代の文字活字文化」@tsudaさんによるtsudaり

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津田大介 @tsuda

鈴木「僕が日本でインターネットを始めたころ、海外の新聞社がネットで情報発信を始めた。それによって日本では報道されない米国の世論がわかった。そういう意味ではインターネットは素晴らしいが、書籍はインターネットほどのメディアインパクトは持たないだろう#mojikatsuji

2010-12-06 16:07:06
津田大介 @tsuda

鈴木「ただ、子どもにデジタル教科書与えるのは抵抗感がある。世界の潮流とは関係なく日本はゆっくりやればいいと思う#mojikatsuji

2010-12-06 16:08:28
津田大介 @tsuda

岡田米国はここ2年で100を超す新聞社が休刊廃刊した。それはネットと深い関係がある。ネットの世界で無料でニュースが流れるようになって、新聞社の読者が減っていった。無料で配信する新聞社は広告収入を目指したが、グーグルニュースによってそこも巻き取られた」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:10:20
津田大介 @tsuda

岡田「ここ最近の議論は、ニュースは本当に無料で流していいのかということ。市民ジャーナリズムの可能性では無料でもあるだろうが、我々はもうちょっと手間暇かけて情報の裏を取っている。関係者や当局にあって事実認定をしているし、記者が優秀でないと困る」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:11:23
津田大介 @tsuda

岡田「記者が書いた原稿をデスク、キャップ、部長が見て何段階のチェックや議論を経て新聞に載せている。その中からスクープや深い分析記事が生まれてくるし、それを成り立たせるためには一定の基盤が必要。それには基盤から収益をあげなければならない#mojikatsuji

2010-12-06 16:12:24
津田大介 @tsuda

岡田「来年の1月からニューヨークタイムズは有料化すると表現。ルモンドやワシントンポストなども有料化に踏み切る。ネットのニュースは無料という時代は終わりつつある。今後は『お金を払ってでも読むよ』というコンテンツがどれだけあるかが我々に突きつけられている#mojikatsuji

2010-12-06 16:14:10
津田大介 @tsuda

中村「YouTube、ニコ動、Wikileaksが出てきたが、ジャーナリズムはそれらによって揺らぐことはないのか。ネットジャーナリズムをどう捉えている?」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:14:58
津田大介 @tsuda

岡田「我々もソーシャルについては研究している。今年の5月からはツイッターでの情報配信も始めた。電子版とSNSをどう組み合わせるのかという点についても研究検討している段階。SNSかマスコミかという対立軸もあると思うが、我々は両方あり得ると思っている」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:15:55
津田大介 @tsuda

岡田「この間、あるSNSの著名な人と話をしていたら、ブログが出てきたときに『ブログがあれば世界のことは何でもわかるという議論があったが、結局それには限界があるんだろうということが見えてきた』という話をもらった。情報が多すぎても人々は選択できない#mojikatsuji

2010-12-06 16:17:08
津田大介 @tsuda

岡田「今はメディアの過渡期。成熟していけば、どちらがどちらを駆逐するということではなく、両方成り立ってより付加価値が高い世界が生まれてくるのではないかと思っている」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:17:44
津田大介 @tsuda

中村「紙は10年後残るのか? デジタルデバイスはどのようになっているか、期待やイメージは」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:18:27
津田大介 @tsuda

島田「安いDVDは10年後データが消えているんじゃないか。しかし、良い紙の本は500年後も残る。紙は安っぽいと思われたが実は数百年持つ。電子情報の保存の仕方はもう一度考え直さないといけない。音楽はSP→LP→CDになり、MDになると言われたらすぐ消えた#mojikatsuji

2010-12-06 16:19:57
津田大介 @tsuda

島田「紙の本の価格は昔は高かった。写本時代やグーテンベルグ時代は高かった。そっちの方に戻っていけばいいと思う。美術品的な嗜好品のように戻っていく方向性もありかと思う#mojikatsuji

2010-12-06 16:21:02
津田大介 @tsuda

島田「私はツイッターを熱心にやっているが、個人でも一所懸命やれば1万人フォロワーが得られる。文芸誌よりも多いミニコミの読者に対してダイレクトなメッセージを送れる。新刊を出すときに自分で宣伝すれば広告効果が非常に高いことを感じている」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:21:55
津田大介 @tsuda

島田「私も新聞を読んでいるが、最近新聞の情報のデジャブ感を感じるネットで先に話題になったことを記者が取材して記事になってるから。あとはブラック、アングラジャーナリズム的なものがネットでは出てきて、それがガセと言い切れないところに面白さを感じている。」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:23:19
津田大介 @tsuda

島田「電子教科書の話。右から左に抜けていくようなものを教科書にするのは違和感を感じている。今日の話を聞いても、スカスカなものを電子メディアは選択したんだと思う。」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:24:14
津田大介 @tsuda

鈴木「確実に言えるのはネット環境はどんどんよくなっているということ。莫大なデータを保存する媒体も安くなっていく。子どもの頃からネットを見ているデジタルネイティブは、彼らは我々とは違う感覚で違うものを作っていくのだろう」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:25:45
津田大介 @tsuda

鈴木「ネットはそもそも性善説的なところからスタートしている。今後ネットが持っている毒や危険な部分が世界的に現れて、どういう形でそれに対処していくのか」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:26:56
津田大介 @tsuda

鈴木「インターネットはものすごい技術革新である一方、それに付随する問題やどういう可能性を持っているのか考える人がもっと増えなければならないと思っている」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:28:03
津田大介 @tsuda

岡田「紙の新聞の将来はいろいろな形で議論されることが多い。紙の魅力、利便性、特質が一朝一夕にはなくならない。ただ、長い目で見れば紙の部数は減るので、それを電子版で補っていこうと思っている」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:28:50
津田大介 @tsuda

岡田「10年後であればしっかり紙の新聞も残っているだろう。しかし10年後は紙だけでなく、電子デバイスなども含めてそれらの使い分けがかなり整理されて、紙とデジタルを一緒に使うというライフスタイルが生まれているのではないと思っている」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:29:37
津田大介 @tsuda

岡田「紙は独特のメッセージや発信力を持っていると思っている。僕も本棚があるが、大事な本は残しておく。二度と読まないという流行の本は本棚から取り除いてという作業を毎年している。自分にとって貴重なものは紙の本として残るのではないかと思う」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:30:47
津田大介 @tsuda

岡田「ちょっと読みたいもの、読み捨てするようなものはデジタルで読むというスタイルになっていくのではないか。紙で読みたいものは上質なコンテンツという棲み分けにもなっていくのかもしれない」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:31:20
津田大介 @tsuda

中村「メディアや文化もデジタルによって新しい形で進化をしていく。一方で変わらずに残っていくものもあるだろう。こういう進歩は止まらないが、文字活字をめぐる混乱は利用者動向によって決まっていくだろう#mojikatsuji

2010-12-06 16:33:18
津田大介 @tsuda

中村「今日話はできなかったが著作権の問題は重要。フェアユース議論もまだ揺れてる状況。このあたりも含めて今後議論を深めていきたい#mojikatsuji

2010-12-06 16:33:42
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