シンポジウム「デジタル時代の文字・活字文化」津田大介さんによる実況ツイート #mojikatsuji '

【関連】KYOTO CMEX 2010角川歴彦講演「クラウド時代とソーシャル化する社会」津田大介さんによる実況ツイート http://togetter.com/li/75033 http://www.mojikatsuji.or.jp/katsudou.html#digpublish ◆ シンポジウム「デジタル時代の文字・活字文化」(12月6日) 続きを読む
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津田大介 @tsuda

鈴木「自分で知識を所有するのではなく、amazonやグーグルなどネットのプラットフォームでどこでもアクセスできるところに置かれていたら感覚は変わるだろう。映画や画像、文字などコンテンツがある1つの基盤技術の上で自由に扱えることのメリットは非常に大きい」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:29:17
津田大介 @tsuda

鈴木「ネットはインデックス作って膨大なデータをすぐにアクセスして引き出すことができるというのがメリット。もう1つは大量のデータをタダで受発信できるところ。新聞の全紙面の情報は、電子で伝えればめちゃめちゃコストが安くなる」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:31:21
津田大介 @tsuda

鈴木「デジタルがメディアとして成立した今は、従来高いコストをかけなければ得られなかった情報のコストが限りなくタダに近くなっていくということが本質。その中書籍だけをことさら取り上げて守ろうというのは小さな議論じゃないか」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:32:22
津田大介 @tsuda

岡田「新聞の立場から提案させてもらいたい。紙にニュースを印刷して配るという新聞という形態が生まれて350年くらいになる。その間ずっと紙を使って情報を届けてきた。それがデジタルやネットで大きく変わろうとして、文明史的な転換点に来ていると思う」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:33:33
津田大介 @tsuda

岡田「その状況にどう対応するのか議論して生まれたのが3月にオープンした日経新聞の電子版。大学で授業をしたとき、マスコミ志望が多い大学生たちに自宅で毎朝新聞を読んでいるか聞いたら1割に満たなかった。彼らはほとんどがネットで情報を得ていた」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:34:53
津田大介 @tsuda

岡田「彼らはインターネットで新聞の情報はほぼすべて読めると思っている。日経もたくさん無料で記事を出していたが、実際は本紙の3割程度。我々のコアなコンテンツと思う、分析やスクープや解説記事、論文などはネットに流してこなかった」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:35:53
津田大介 @tsuda

岡田「しかし、彼らはネットで全部読めたつもりになっている。そうするとその状況が続くと本当に若い人たちに届けたい我々が重要と思う情報が彼らに伝わらないということになる。若い人たちに届けるには彼らが使っているツールを使う必要があると思った」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:36:51
津田大介 @tsuda

岡田「しかし、すべてを無料のネットに流してしまうとビジネスモデルが成立せず、ジャーナリズムの基盤が成り立たない。インターネットで記事を伝えるという部分を拡張し、一部有料化して本誌の記事をネットに流すようにした」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:37:58
津田大介 @tsuda

岡田「電子新聞というと誤解されている部分もある。紙の新聞を電子化したものと思われているが、日経電子版は紙の代替ではない豊富な独自コンテンツを用意している」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:39:18
津田大介 @tsuda

岡田「デジタルで紙を補完するメディアを目指している。1つは経営者ブログ、2つはコンフィデンシャルな情報。3つはNY特急便といったオリジナルコンテンツを加えている」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:40:57
津田大介 @tsuda

岡田「デジタルならではの強みも活かす。1つは24時間同時配信。映像や音声で立体的報道を行っている。過去記事検索や記事保存機能、おすすめ記事の自動収集機能なども入れている」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:42:08
津田大介 @tsuda

岡田「従来の新聞は毎日記者が議論して、扱いや大きさを決めた。しかし、電子版でのアクセス数を見ると必ずしもそうしたこちらの重み付けとは違うランキングになる。そうしたアクセスなども参考に双方向性を持った紙面作りをしていける」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:43:49
津田大介 @tsuda

岡田「我々は紙との共存を目指し、紙とセットで購読する場合+1000円という価格にした。電子版単独の場合は月4000円。紙を出しつつあわせて電子版も読んで頂くと便利ですよというスタンス」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:45:59
津田大介 @tsuda

岡田「日経電子版の有料読者は現在9万人台。当初の予想を上回るペースで伸びている。一部の記事だけが読める無料登録会員も用意しており、それは60万人を越えて70万人に近づいている。最近iPhone版を出してからは若者の読者が増えている」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:47:32
津田大介 @tsuda

中村「会場の方に質問です。毎朝紙の新聞を読んでいるという人は?」  (300名くらいの会場のほとんどが手を挙げる) #mojikatsuji

2010-12-06 15:48:52
津田大介 @tsuda

中村「今日の会場はホームですね(笑)。 今日の議論では、デジタル化が進むと誰が得をするんですかね」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:49:42
津田大介 @tsuda

島田「無文字社会から文字ができ、写本ができ、印刷が生まれた。デジタル化が進むことで記憶力の減退が起きている。ワープロの普及で漢字の健忘ぶりはすすむ。それは皆さん感じているだろう」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:52:11
津田大介 @tsuda

島田「デジタル化による教育の変化は大きな可能性があるように謳われているが、教育というのは頭の中に刻むということを考えれば、記憶力を著しく減退させるデジタル化は大きなネックになってしまうのではないかと思う」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:56:11
津田大介 @tsuda

島田「過度なデジタル化で記憶力の減退が進んでいったときに紙の本が見直されれて、両者が併存するような状況が望ましいのではないか。紙という話でいえば、今は電子マネーが普及してるがやがて紙のお金はなくなるのだろうかという話もある。両者は併存するのではないか」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:56:19
津田大介 @tsuda

島田「あとは保存性の問題。ハードディスクが便利でもいつまで寿命あるのかという話もある。あとは保存される場所が海外の企業のプラットフォームに握られていいのかという問題も」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:57:09
津田大介 @tsuda

鈴木「インターネットで一番最初に被害を受けたのが音楽産業。6000億あったのが3000億まで3年くらいで減ってしまった。私は聴き放題型のnaxosを利用してるが月1000円くらいで聴き放題」 #mojikatsuji

2010-12-06 15:59:11
津田大介 @tsuda

鈴木「クラシック音楽はわかりやすい。海外の様々なフィルは多くの演奏をネットに流している。生演奏は生演奏。アーカイブはアーカイブでという立場。ベルリンフィルはネット配信の収入が入場料終了を超えている」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:00:37
津田大介 @tsuda

鈴木「ロンドンフィルは全部ネットに流しますという立場。それによって入場者が増えるという効果を見込んでいる。強いコンテンツを持っているフィルは強い」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:01:51
津田大介 @tsuda

鈴木「僕らインターネット業界人からは、固定化された電子書籍というのはそう大きなマーケットにならないと思う。なぜなら、人々がお金を払っているのは文字コンテンツは動的なコミュニケーションサービスだから。ソーシャルゲームの隆盛は象徴的」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:03:39
津田大介 @tsuda

鈴木「従来なかったバーチャルなコミュニケーションがコンテンツ化し、それが莫大なマーケットになっている。それはYouTubeもGoogleもそう。まだ通信の域を出ていないが、そうした存在に書籍がなるかというと大きな疑問を持っている」 #mojikatsuji

2010-12-06 16:05:04
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