『常刊 ツイッターマガジン vol.3』 - 「財源不要のセーフティネット論」
【告知】次の週末まで、(Web雑誌として利用中の)ハッシュタグ「#trmagazine」では、「twitterに関連した新しいコミュニティ」をテーマに語り合う予定です。どうぞご参加ください。 #trmagazine
2010-03-01 01:10:31【告知】次の週末まで、(Web雑誌として利用中の)ハッシュタグ「#trmagazine」では、「twitterに関連した新しいコミュニティ」をテーマに語り合う予定です。どうぞご参加ください。 #trmagazine
2010-03-01 01:10:32この雑誌の形式は、ネットでtwitterを見られる環境に加えて、ハッシュタグという論理的媒体で構成されています。内容は、参加者がこの発言にはタグをつけよう(このタグではこの発言をしよう)という意味的区分で構成されています。 #trmagazine
2010-03-01 21:18:32この雑誌づくりという方法論を、メディア論からコミュニティ論へ応用したものが、昨日提唱した、ネットによるセーフティネットの構築です。ネットワークの剰余を集めてくる点で、共通した構造を持っています。どういうことでしょうか。 #trmagazine
2010-03-01 21:37:501日3食、1ヶ月で90食として、交代でおごれば、90人で1人を養えます。衣や住も同様にして、100人で1人を養います。1人あたり1%くらいは、余剰があるでしょう。そうして、余剰リソースだけで、セーフティネットを立ち上げられます。 #trmagazine
2010-03-01 21:53:28保険や共済の積み立てと違うところは、リサイクルを活用すれば出費がゼロに近づくことです。生活の中で不要になったものを物々交換すれば、もともと不要なのだから、誰も損をしません。 #trmagazine
2010-03-01 21:58:23物々交換が成立しないから、貨幣があるはずです。が、ネットによってコミュニケーションコストが下がっているから、成立の可能性を見ているわけです。 #trmagazine
2010-03-01 22:00:15しかしもちろん、財源ゼロのセーフティネットは、理論上の話です。もし実際に稼働しようとすれば、様々な障壁があることでしょう。 #trmagazine
2010-03-01 22:06:21まずひとつには、犯罪リスクがあります。p2pのファイル共有システムに、ウィルス感染のリスクがあるのと、似たようなものです。 #trmagazine
2010-03-01 22:08:09犯罪リスクは、ソーシャルな評価システムがあれば、ある程度排除できます。ここでもし、犯罪履歴のデータベースが利用できれば、信頼性が高まります。犯罪履歴の完全公開は難しくても、前科がないことの証明なら、将来的な実現もありえそうです。 #trmagazine
2010-03-01 22:12:09もうひとつには、代替サービスがあります。ヤフーオークションやアマゾン・マーケットプレイスで売れば、現金に換えられます。運用実績もあります。リサイクルの相互扶助より、ずっと魅力的でしょう。 #trmagazine
2010-03-01 22:15:57またひとつには、リソースをマッチングするシステムをどうするのか。P2P掲示板のように、個々人のPCリソースを使う形が、コストが掛からず良いと考えます。 #trmagazine
2010-03-01 22:29:57さらにひとつ、法的問題があります。単純にトラブル発生時に、誰が責任主体になるか、という問題があるので、完全にフラットな組織は、成立しないでしょう。また、データ交換のみのP2Pは匿名でも成立しますが、モノをやり取りする場合は氏名・住所が必要です。 #trmagazine
2010-03-01 22:36:10いや、モノを送るだけなら、郵便局の私書箱の利用もできます。しかし、ルームシェアでは、当人には住所を明かす必要があるでしょう。すると、情報のプライバシーと便益のトレードオフになります。他の人に住所を知られるかわりに、安く住める。 #trmagazine
2010-03-01 22:43:01細々とした問題点はいくらでもありますが、大きなものをひとつ取りあげると、コミュニケーションコストの問題があります。ネットができて物理的コストは下がったので、後は人間の心理的コストです。 #trmagazine
2010-03-01 23:05:44つまり、ヒッチハイクやルームシェアは、コミュニケーションによって、余剰リソースを活用する行為です。もし、双方のどちらかが、コミュニケーション自体が苦痛だったり、プライバシーがないのが嫌だったりすると、成立しません。 #trmagazine
2010-03-01 23:12:08このように、もし実現を目指すなら、問題点が山積みではあります。しかし、「モバイル環境による地域共同体の再構築」は、これからの時代に必要だと思います。 #trmagazine
2010-03-01 22:55:15コミュニティの目的は、センが言う「潜在能力」を引き出すことです。ここでの「潜在能力」は、神秘的なことではなく、可能性があるかどうかです。 #trmagazine
2010-03-01 23:24:44潜在している機能、可能性を引き出すには、必ずしも財が必要ではないという点が、この雑誌や、コミュニティの発想につながります。 #trmagazine
2010-03-01 23:29:24@tsuku_nen 「潜在能力」を単純化すると「溜め」になります。たとえば、ネットカフェ難民は溜めがない。難民にならず、知人の家に泊まっている人には、「知人」という溜めがあります。 #trmagazine
2010-03-01 23:37:20即物的な「財産」に限らず「知識」であったり「人脈」であったり、「人柄」みたいな曖昧なものだったり、その人の持っているポテンシャルを活かせる、持ち寄る場ってことかな? #trmagazine
2010-03-01 23:44:15@tsuku_nen そうですね。ポテンシャルが高い人は、たとえばtwitterで「メシをおごって」と言えば、おごってもらえたりします。直接お金がなくても、メシを喰う目的を達成しています。 #trmagazine
2010-03-01 23:48:22