『常刊 ツイッターマガジン vol.5』 - 「財源不要のセーフティネット論3」

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しろうと @sirouto

私の説明が抽象的で分かりにくいかもしれません。イメージを把握するため、リソースがふんだんにあった場合の、コミュニティのモデルを想定してみます。実現可能性は、棚上げにしておきましょう。 #trmagazine

2010-03-02 22:45:32
しろうと @sirouto

まず、マンションなどの集合住宅を、一棟丸ごと、コミュニティの会員で借り上げます。それを部屋割りして、会員がルームシェアします。 #trmagazine

2010-03-02 22:48:21
しろうと @sirouto

すでにその時点で無理だ、と思うかもしれませんが、分かりやすい例です。安アパートで、なるべく近いところに集まって、借りる形でも構いません。 #trmagazine

2010-03-02 22:51:18
しろうと @sirouto

一棟丸ごと借りることで、空き部屋が生じたときの利用が、容易になります。不動産探しや引っ越しは大変ですが、棟内の移動なら楽です。ついでに、共同倉庫のスペースを作って、普段使わない大荷物は、そこに保存しておくと、もっと楽です。 #trmagazine

2010-03-02 22:53:51
しろうと @sirouto

すると、空き部屋・仲介手数料・引っ越し費用などの、余剰コストが発生しない分、住宅費が安上がりになるはずです。通常のルームシェアよりさらに安い。 #trmagazine

2010-03-02 22:58:23
しろうと @sirouto

丸ごと一棟借りているわけですから、スケジューリングを上手くできれば、ムダがなくなります。たとえば、昼勤と夜勤の人でシェアしたり、半月だけ別の場所に出張するような人同士でシェアできれば、効率的です。 #trmagazine

2010-03-02 23:02:32
しろうと @sirouto

また、ルームシェアの逆で、普段は狭いワンルームの部屋だけど、知人が訪れたり、広いスペースが必要になる時だけ、借りたりすることもできるでしょう。一棟丸ごと半共有することで、利用の自由度が高まります。 #trmagazine

2010-03-02 23:03:35
しろうと @sirouto

「住」以外、「食」や「衣」も、共有可能です。食からいきますと、1棟100人だとして、100人で一括購入すれば安くなります。卸や生産地から直接買うことで、小売のマージンを抜けるからです。 #trmagazine

2010-03-02 23:07:11
しろうと @sirouto

棟の一室を倉庫として利用して、そこに購入した食料品を置きます。他の生活用品も、同様です。しかしここで、食べるとなくなる食品と違い、特に衣料品はレンタルすると安くなります。 #trmagazine

2010-03-02 23:11:32
しろうと @sirouto

とりわけ、冠婚葬祭で着ていく礼服などは、全員が一度に着る確率が非常に低いので、シェア・レンタルした方が、安くなるはずです。 #trmagazine

2010-03-02 23:13:37
しろうと @sirouto

この件をさらに掘り下げましょう。現代人の生活は、少子化・核家族化によって、断片化しています。そこでの「一家に一台」は非効率です。集積・共有することで、使うときだけ使い、コストを抑えられます。つまり、集積化で断片化を解消します。 #trmagazine

2010-03-02 23:18:34
しろうと @sirouto

このようにコストを下げれば、1ヶ月で十万円近く浮かせることも可能でしょう。というのも、日本は家賃が高いので、ルームシェアするだけでも、数万円浮くからです。 #trmagazine

2010-03-02 23:20:53
しろうと @sirouto

ベーシックインカムが導入される確率は、現状ではかなり低いでしょう。しかし、生活コストを月数万円浮かせられれば、同じようなことです。つまり、実質的にセーフティネットとして機能します。 #trmagazine

2010-03-02 23:22:52
しろうと @sirouto

ここまでは、成功事例を想定しました。そろそろ、失敗要因にも触れていきましょう。 #trmagazine

2010-03-02 23:25:44
しろうと @sirouto

まず、集合住宅を丸ごと1棟借りるのが、非現実的でしょう。しかし、そのままひっくり返して、すでに集合住宅を借りているメンバーで、1棟丸ごと揃ってコミュニティを作る、という方向でも成立します。 #trmagazine

2010-03-02 23:27:45
しろうと @sirouto

もし、特定の組織の寮であれば、その組織がコミュニティに参加すれば、ずっと容易に実現します。しかしまあ、地域にひとつ事務所があって、そこに集約する方が、現実的でしょう。 #trmagazine

2010-03-02 23:31:07
しろうと @sirouto

次に、コミュニケーションコストの問題があります。これは、ライフログ(生活記録)を利用できれば、コストを劇的に削減できると考えています。どういうことでしょうか。 #trmagazine

2010-03-02 23:34:10
しろうと @sirouto

自動的に記録されたライフログを、集団で共有できれば、たとえば、「いま27人が牛乳を切らしている」とか、生活品の必要量が分かります。すると、半自動的な一括購入に、つなげやすい。 #trmagazine

2010-03-02 23:38:29
しろうと @sirouto

ここでも、サービスとプライバシーのトレードオフがあります。生理用品や避妊具などは、安くなるといっても、記録を取られたくないでしょう。しかしまあ食料品などは、他人に知られても問題ないと思います。 #trmagazine

2010-03-02 23:40:44
しろうと @sirouto

権利的・法律的な問題は残ります。現状のルームシェアでも、入居時契約で複数人の使用を禁じられていることが、ハードルになっています。ただ、これから少子化・人口減少で借り手市場になるので、規約が緩くなる可能性もあります。 #trmagazine

2010-03-02 23:44:46
しろうと @sirouto

整理しましょう。まず、格差社会が背景にあります。また、少子化や未婚化によって、独居形態が増えていくと予想されます。そこで、ネットワークを利用したコミュニティによって、実質的な生活保障を実現できます。消費を集積化すると、コストが下がるからです。 #trmagazine

2010-03-02 23:49:21
@tsuku_nen

『常刊 ツイッターマガジン vol.4』までのまとめでネットワーク上に仮想的な村社会を構築することを想像しましたが、ネットワーク上のコミュニティから現実のコミュニティに発展させるのですね。 #trmagazine

2010-03-02 23:56:00
しろうと @sirouto

@tsuku_nen はい、現状では分断されている、ネットとリアルの再統合の試みです。発展というか、「ライフログ」「AR」などの技術で、現実を再解釈する形です。つまり、「セカンドライフ」的な仮想世界ではなく、現実世界のオルタナティブを追求します。 #trmagazine

2010-03-03 00:07:22