『たまこラブストーリー』と常磐みどりの、あの行動。そして、かんなが見ていたもの

『たまこラブストーリー』の感想をまとめました。そして、常磐みどりというキャラクターのある行動について、話しました。 追記しました。
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@sawaon

話的には「言えないと思ってた。見直した」からのこれなので「自分は言えない。やっぱり」という意味でみどちゃんはモチを飲み込むことになったわけで。でもあの場面ではじめて諦めたんじゃなくてもっと前段階で自分の身の振り方を決めていたから「こそ」、最後のわがままという形になる

2015-02-11 02:40:08
@sawaon

思いつきでたまこを困らせる/試すような真似をみどちゃんはするかも知れないけど、でもやっぱりみどちゃんは頭の中でむちゃくちゃ考えるタイプでやるんなら狙ってやるだろうとわたしは思うし、ああいうイタズラが行われたということがもっと前に腹を決めていた根拠になるのではと思いました

2015-02-11 02:44:03
じぇいじぇい @JJ199X

みんなたまこの話している

2015-02-11 02:27:07
ヒグチ🍳 @yokoline

山田監督"「青春映画をしっかりつくろう」と腹をくくりました。"/「たまこラブストーリー」山田尚子監督インタビュー 第18回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞受賞 animeanime.jp/article/2015/0…

2015-02-11 02:55:20
ヒグチ🍳 @yokoline

『たまこラブストーリー』山田監督"たまこの年代の子たちは、呼吸しているとき、瞬きしているとき、もうすべての瞬間が“青春”なんです。自分が17歳のときはそれが青春とは意識せずに生きてきましたが、それは実に感動的なことで。それを撮りたいという思いでこれまで作品づくりをしてきました。"

2015-02-11 02:56:02
ヒグチ🍳 @yokoline

山田尚子さんは、もうこの言葉に尽きると思う

2015-02-11 02:56:54

2/11 他の人たちと意見交換したあとの追記

ヒグチ🍳 @yokoline

@3zaru 『たまこラブストーリー』終盤でかんなとみどりが木に登るシーンの意味について訊いた。みどりはもち蔵、たまこ、かんなの「背中を押す」役割を持つ、全員に対するサブキャラクターだと話すとなしれいさんは、あそこでみどりは初めてポジティブに、誰かの背中を押すことができた、と。

2015-02-11 21:16:44
ヒグチ🍳 @yokoline

@3zaru 『たまこラブストーリー』、みどりが「ポジティブに背中を押す」について、みどりがもち蔵を焚き付けたあと「自己嫌悪」と言う。たまこを焚き付けたあとのみどりは、晴れ晴れとして、かんなの背中を押せるようになっている。 twitter.com/yokoline/statu…

2015-02-11 21:22:56
ヒグチ🍳 @yokoline

@3zaru 『たまこラブストーリー』における「好きなもの」は両面から描かれる。距離が近過ぎるものが苦手になったり違和感を持ってしまったとき、離れるのではなく、思い切り近付いて「好きになり直す」のだと。キャラクター全員に対してその役割が割り振られていて、これが多層的と感じる部分。

2015-02-11 21:33:08
ヒグチ🍳 @yokoline

@3zaru 『たまこラブストーリー』、観察者としてのかんなについて。まっつねさんは、本編はもち蔵、かんなの順に登場して、かんな、もち蔵のシーンの順番で終わっていく、そういう多層的な作品であると。 twitter.com/yokoline/statu…

2015-02-11 21:24:55
ヒグチ🍳 @yokoline

@3zaru 更にまっつねさんは、観察者としてのかんなという軸で見れば、かんながみどりを「いい顔」と言う部分にも注目すべきと。みどりが餅を詰まらせてみせるシーンでかんなはみどりとたまこを見ているが、「いい顔」とは言わない、それまでは「いい顔」してなかったのだと。

2015-02-11 21:19:00
ヒグチ🍳 @yokoline

@3zaru 更にまっつねさんは、観察者としてのかんなという軸で見れば、かんながみどりを「いい顔」と言う部分にも注目すべきと。みどりが餅を詰まらせてみせるシーンでかんなはみどりとたまこを見ているが、「いい顔」とは言わない、それまでは「いい顔」してなかったのだと。

2015-02-11 21:19:00
ヒグチ🍳 @yokoline

@3zaru 『たまこラブストーリー』、かんなの観察について。かんなはステージ前の好きなものコールで「直角」か「垂直」と答えている。これはみどりが餅を詰まらせたシーンで指で長方形を作ってみせることに対応してて、つまりあのときのみどりは「真っ直ぐに立っていない」のだと気づいた。

2015-02-11 21:27:45
SATO, Ryo @beerlove_ryo

むしろみどりちゃんに対してのかんなちゃんの愛情を語りたくなってしまう、たまこまーけっとでは2話くらいだったけど、たまこラブストーリーではかなりはっきり描かれていた。

2015-02-11 22:17:16
SATO, Ryo @beerlove_ryo

かんなちゃんが夜空を見上げて「宇宙の入り口に立ったような」って言うシーン。夜空の美しさとみんなの表情の美しさ。宇宙に対峙してたと思う。まっこうから。

2015-02-11 22:24:03
SATO, Ryo @beerlove_ryo

「宇宙の入り口に立ったような」って言うのはかんなちゃんだったんだもの、そりゃ鋭いよなあ。かっこいい。

2015-02-11 22:22:45
SATO, Ryo @beerlove_ryo

かんなちゃんの鋭さはすごいなと思う。みどりちゃんの想いに気がついたのもかんなちゃんだし。たまこラブストーリーでミドリちゃんをフォローするために学校に行ったし。みどりちゃんが自分の想いに決着を着けるのをきちんと見届けた。すごい。かわいい。かっこいい。惚れた。

2015-02-11 22:19:53

メディア芸術祭での『たまこラブストーリー』上映・トークイベント・展示観覧後の皆さんの感想

ヒグチ🍳 @yokoline

メディア芸術祭で『たまこラブストーリー』絵コンテを見てきた。冒頭、投げられた糸電話の紙コップの内側にカメラが回り込む場面、「衛星のように」と書かれている。夜空をバックに飛ぶ糸電話の部分には、夜空にスピカが映ることが指定されてる。春に見える星だ。星と重力の隠喩が頻出する映画

2015-02-11 21:55:39
エンドス @los_endos_

メディア芸術祭の記念誌は購入せずに現地でざっと目を通しただけだったが、既にキャリアのある山田尚子監督に新人賞を授与したのは、年齢的にまだ若手に属することと、この機会を逃すと山田尚子という才能をメディア芸術祭は適切に評価できなかったことになってしまうという一文が印象的だった。

2015-02-11 22:28:17
セカイ @sekai9821

山田尚子監督が足の描写について語ってくれたのは貴重でした。 桜高鉄道倶楽部れんらく帳 : 山田 尚子監督と髙橋 良輔監督が「たまこラブストーリー」について語っているのを聴いてきました htt123.blog.jp/archives/10195… pic.twitter.com/Pe4OGKOXiG

2015-02-11 20:01:01
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いけとも @ike_tomo

山田監督はみどりちゃんのたまこへの想いを「思春期の微熱」と称しているけども、これって「みどりちゃんは思春期特有の同性への疑似恋愛をしているだけで、これを脱することでみどりちゃんは大人へと成長した」ということなのかな。作品のテーマが「少女が大人になる」だから。

2015-02-11 22:07:15
いけとも @ike_tomo

思春期特有の同性愛を脱して大人になるのが描きたかったのなら、みどりちゃんが男とくっ付くまで描写するのが筋なのではないか、と思ってしまうな。たまこラブストーリーの描写だけだとみどりちゃんが思春期特有の同性愛を脱したのか、ガチの同性愛者が失恋しただけなのか判断付かないところがある

2015-02-11 22:17:48
@sawaon

みどりちゃんの成長がなんだったのかを恋愛だなんだって具体化しようとするのすげー無粋じゃないっすか、マスターの「誰にも名前のつけられない気持ちがある」でいいじゃないですか………

2015-02-11 22:21:46
akr @akr40416028

ラストで綿毛が3本になり、たまこ/もち蔵で2本はタンポポに。先に決着したみどり/EDで宇宙に還るかの1本の綿毛。たまこが自ら/外の世界を改めて認める過程、カメラに込められた意味と、たまこラブストーリーは星と衛星の関係性。プリンシプル聴きつつ、全てのみどりに祝福を、と今回は思った。

2015-02-11 22:58:48