150221「ヒストリー・オブ・ジャパン・アーキテクツ」シンポについてのメモ
- makawakami
- 5444
- 1
- 1
- 60
@naohikohino 「事実としての歴史」に対して、歴史学はその事実をどう読み取るか、解釈・切断によってどういう断面を表出させるかという、ある意味でフィクショナルな行為なのだなあ、ということを再認識した感じですね。提示された断面を理解するのがボクには難しかったんですけどねー。
2015-02-23 15:15:12@yonmas 事実としての歴史なんてもの、書くにもキリないし、書けるわけがない。だけどそこに今に繋がる大文脈を作っているモノゴトが混じっていて、それを紡いで行く作業なんでしょう。フィクションというか、我々の暗黙の前提になっているフレームを浮き出させるようなものじゃないかと。
2015-02-23 15:19:14@yonmas 例えば60年代までの建築家は近代国家という枠をどこまで意識出来ていたかはわからん。だけど結果としてそれに枠付けられていた。そして僕らはなにに枠付けられているかは、すこし前の枠を見ていくことでなにかヒントを得られるんじゃないか。たぶんそんなことかなあ。
2015-02-23 15:22:09@naohikohino 出遅れました。まさかあのように良い席を用意して頂けるとは思っておりませんでした。いつものように日本語ロックの歴史に置き換えながら聴き入っていたら、徹夜明けでしたがウトウトもせずに聴講する事が出来ました。本当にありがとうございました。
2015-02-23 15:22:53@eiichiichijo いや、無理を押してきていただいて感謝しております。日本語ロック的に置き換えると、どういうことだったんでしょうか?
2015-02-23 15:24:29@yonmas 結局のところそれぞれの持ち場がある個人が、自分に出来るはずのことがなにで、自分に出来てないことはなにか、と確認するということがあるのでは。可能なことが「枠」によって目隠しされて見えなくなり、逆に出来ると思っていることでも「枠」によって隔てられてるのかもしれない。
2015-02-23 15:34:37@naohikohino で、昨晩オヤジ共で飲みながら話題に出たのは、「さあ、歴史のフレームを鮮やかに浮き出させました。」で、だから?と。まあ、問われているのは結局自分たちなんでしょうけどね。
2015-02-23 15:34:40@yonmas そう、そういうことですよ。いわば将棋の盤面の内側にいる自分が、どういう将棋の盤に自分がいるのか見ようとする、そのときに方法として歴史は使える。
2015-02-23 15:36:06@yonmas @naohikohino その話をしながら、高橋さんに日本語ロックの歴史との置き換えを語っていた俺....。
2015-02-23 15:39:19@eiichiichijo @yonmas 日本語ロックにおける、リズムと音階の受容は、ちょいと似てるところあるはずですよ。
2015-02-23 15:40:49@naohikohino 本来的には皆さんの提示された「見立ての内容」について批評できれば良いのでしょうが、そこに辿り着くには勉強不足で、こうやってメタレベルの話(つまり前提)についてモヤモヤと考えておりました。いずれにせよ、良い機会でした。ありがとうございました。
2015-02-23 15:42:00@yonmas や、根本的には僕個人の今回のイベントへのモティベーションは、冒頭言いましたけど、あの展覧会における歴史の不在にあるわけです。だから建築家が歴史の自分にとってのイメージを確かめることは僕の意図としては本来的です。
2015-02-23 15:43:32@naohikohino ああ、なるほど。展示の選択と構成もひとつの切断面なので、シンポとしてはその提示された切断面・見立てをどう読み解くか、というのが本題だったということか。でも話しているうちに、展覧会のみならずより広い「事実としての歴史」の読み解きが混在していったと。
2015-02-23 15:48:02@yonmas 切断されただけではただの偶然の断面ですよね。だけどそこにどういう関係の網があるかを読むのはそれ以上の読み込みがいる。歴史は自分が置かれている時間軸上の位置を確認し相対化してくれる。その意味でやっぱり役に立つ。だからたまたまの断面切るだけの展覧会ではダメなんですよ。
2015-02-23 15:52:10@yonmas どういう文脈がそこにあるのか抽出しようとしているのに、せいぜいグリッドから透明へ、でしかないならたいした意図とは言えません。ただしその意図を越えて、揃えられた資料の価値が高いから、展覧会としてはたいへん画期的です。それは両立することです。
2015-02-23 15:55:59@s_tomokazu @yonmas シンポジウム面白かったよ。磯崎さんが客席から意見を述べて、浅田彰さんが怒涛の意見を述べてからのドライブ感が良かった。すげー難しい話だったけど。
2015-02-23 16:20:11先週末にあった「ジャパンアーキテクツ」のシンポジウム。終盤、客席にいた磯崎氏からの『本展覧会で戦後日本の建築に何が発見されたか?』という問いに対して、議論が深まらなかったことが残念。とはいえ、これから一定の… instagram.com/p/zceykwjaIj/
2015-02-23 22:52:04@taka_iglu 先日はどうもでした。あのシンポジウムがきっかけになって議論が深まると面白いよね。日埜さんの今後の展開に期待しています。
2015-02-23 23:00:09週末、金沢での議論を思い返しながら原稿ageたりつくりものつくったり。戦後建築史の骨組みを考えるためにどんな場につくり、どんな前提を共有するのか、に関して、これから何度も繰り返し思い返すだろう議論だった。
2015-02-24 10:41:25先日金沢21世紀美術館で行われたシンポジウム「ヒストリー・オブ・ジャパン・アーキテクツ」の感想を書きました。これから時間をかけて咀嚼していかなければならないシンポだったので、やや尚早な感もありますが、まあひとまず、ということで。 itosarotu.blogspot.jp/2015/02/blog-p…
2015-02-24 22:07:11読みました。後半の反論に同意です。 “@strito: 先日金沢21世紀美術館で行われたシンポジウム「ヒストリー・オブ・ジャパン・アーキテクツ」の感想を書きました。これから時間をかけて咀嚼していかなければならないシンポだった… itosarotu.blogspot.jp/2015/02/blog-p…”
2015-02-24 22:14:05